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東京の夜景をバックに「スペースインベーダー」をプレイ!「PLAY!スペースインベーダー展」が1月12日に開幕!

1月12日~31日 開催

会場:六本木ヒルズ展望台

 タイトーは、2018年に「スペースインベーダー」が誕生40周年を迎えることを記念し、六本木ヒルズ展望台 東京シティビューにおいて「PLAY!スペースインベーダー展」を1月12日より31日まで開催する。入場料は、大人の当日一般が1,800円(税込)、高校・大学生が1,200円(税込)、中学生から4歳までが600円(税込)、65歳以上は1,500円(税込)となる。

 開幕前日となる11日に、マスコミ陣に展示内容が一足先に公開された。

40周年を記念し、Steamで2タイトルを展開するなど、各種企画が進行中

 開催に先駆けて行なわれた発表会では、山田哲代表取締役が「スペースインベーダー」登場から今までを振り返り、「1978年6月16日に初めてお披露目され40年」と思い出話も含めながら感慨深そうに語った。「インベーダー」のデザインは“ゲーム”そのものを象徴するアイコンとして根付いており、その認知度は絶大だ。山田氏によれば日本より欧米でより受け入れられている感触があるという。

この1年は40周年の記念YEARということで、各種企画が予定されているという

 その記念すべき40周年の幕開けを飾るのが、今回開催される「PLAY!スペースインベーダー展」だ。テーマは「『スペースインベーダー』で遊ぼう」で、知っている世代には懐かしく、知らない世代にとっては新しく楽しめるコンテンツ内容として展示される。

 山田氏によれば、40周年に合わせた新企画を今後も発表していくという。

 その全貌は計り知れないが、その一端として「SPACE INVADERS EXTREME」と「GROOVE COASTER」の2タイトルがSteamで配信されることが明らかになった。「SPACE INVADERS EXTREME」はニンテンドーDSなどで発売されていた同名タイトルを「スペースインベーダー」の正統進化形のシューティングゲームとしてSteamで展開する。詳細については未定だが配信は2月を予定。「GROOVE COASTER」は人気のミュージックゲームシリーズで、“カンタン×ノリノリ×テンションMAX!”をコンセプトにシリーズ展開している。こちらはこの春の配信を予定している。

 このほかにも、これまでは海外を中心に展開していた各種グッズ展開について、国内でも新たに展開を始めるという。中には40周年を記念して400gの金で制作されたインベーダーの置物も、なんと400万円で受注販売される。

STEAMで「SPACE INVADERS EXTREME」と「GROOVE COASTER」が配信される
黄金のインベーダー。400グラムだが、これがかなり手にずしりとくる重さ。金は比重が重いため、見た目より重いのだ。受注生産で400万円なり!
こちらは銀製のペンダント。会場のショップでも先行販売される
これまでは欧米中心だったグッズ展開を、日本でも行なうという

「スペースインベーダー」の生みの親、西角友宏氏が当時を振り返る

 イベントには「スペースインベーダー」の生みの親である西角友宏氏が登場。さらには「ゲームセンターあらし」の作者として知られる、すがやみつる氏も登壇。当時を振り返った。

 西角氏は「そのときに生れた人がもう40歳になるのかと思うとすごいこと。長く遊んでもらって嬉しい」と語る。当時は“マイクロコンピューター”も無く、独自に研究し、ほとんど1人で作り上げていったという。西角氏は「独学で研究しながらほとんど1人で作り上げていったことについては、よくできたなと驚いている。若かったから情熱とパワーがあったからできたと思う」と語る。

 また、ニューヨークの近代美術館に展示されていることについては「有名な画家の絵画と同じビルで展示されていることにすごく感動した。ゲームを文化やアートとしてとらえており、そういった意味では日本は遅れている」と自身の考えを述べた。

 「スペースインベーダー」の開発経緯について聞かれた西角氏は「ATARIの『BREAKOUT』を遊んだら、非常に面白い。悔しくて負けないゲームを作りたかった。そこで『BREAKOUT』のゲーム性を取り込みながら、当時まだ無かった敵が攻撃してくる要素を追加して作り上げた」と振り返った。

 あれだけのヒットにもかかわらず、西角氏にとっては「スペースインベーダー」は開発直後から「過去のゲーム」となり、新作の開発に向けて走り出していたという。なんとゲームセンターなどでプレイしたことは1度もなく、ゲームセンターに行ったのも「故障が出て1回だけ行った」だけなのだとか。

 一方ですがやみつる氏は、「ゲームセンターあらし」について、第1回目は「ブロック崩し」をテーマに描いたが、全く受けずに打ち切り。しかし「スペースインベーダー」の登場で1979年にもう1度チャレンジしたら、爆発的ヒットとなり長く連載が続くこととなった。すがやみつる氏も「スペースインベーダー」のテクニックの1つ「名古屋撃ち」を練習したがさっぱり上手くいかず、5,000円~6,000円ほど銀行から下ろしてきてゲームの上手い大学生にプレイしてもらい、それをノートに記録して攻略に役立てたのだとか。

 ただ、すがやみつる氏も「ゲームセンターあらし」がヒットしていた実感は薄かったという。1980年1月25日にコミックスが発売されたとき、部数も2万5千部と少なかったがあっという間に売り切れてしまい、発売のその日に版元の小学館では緊急会議が行なわれ、増刷が決定したのだという。

 有名な話で、「当時は100円玉が日本中から消えた」という逸話があるほどの渦中にあって、お2人とも意外に冷静だったことは、やはりそれだけエンターテイメント作品をクリエイトするということに対して熱心であったと言うことだろう。

当時を振り返った、「スペースインベーダー」の生みの親の西角友宏氏
「ゲームセンターあらし」のすがやみつる氏
意外にもつい最近になって初めて会ったのだとか
一緒に「SPACE INVADERS GIGAMAX」をプレイする姿は貴重だ

都心の夜景をバックに来襲したいベーダーを倒す「SPACE INVADERS GIGAMAX」などレポート

 今回、「PLAY!スペースインベーダー展」では大きく4つの「スペースインベーダー」関連コンテンツが出展されている。

 ひとつが都心の夜景を眼下に襲来するインベーダーたちを最大10人で協力して倒す「SPACE INVADERS GIGAMAX」、ボルダリングをしながらインベーダーたちを倒していく「NOBORINVADERS」、450度の映像空間で光と音にあわせて体を動かして遊ぶ「バハムートディスコ feat. SPACE INVADERS」、そして床に映し出されたインベーダーを倒していく「ARKINVADERS」の4つだ。

 これらコンテンツの制作は、スクウェア・エニックスの「LIVE INTERACTIVE WORKS」という新規部署で行なわれている。「LIVE INTERACTIVE WORKS」ではロケーションベースのエンターテイメントコンテンツを制作していくことを目的としている。最近では郊外型の大型ショッピングセンターも多く、そういった所などを中心に、VRや家では楽しめない大型のエンターテイメントコンテンツが人気を集めている現状がある。

 そういった背景から、新しい体験、新しいフォーマットのエンターテイメントを提供していきたいという。今回出展されている4タイトルについても、希望があれば販売するという。また、カスタマイズにも対応するということで、各商業施設にあったコンテンツ制作を一貫して行なう用意があるという。

 今回のイベントの開催期間は意外と短いが、日本全国のあちこちの商業施設などでプレイすることができるときが来るかもしれない。

【「PLAY!スペースインベーダー展」プロモーションビデオ】

「SPACE INVADERS GIGAMAX」

 東京の夜景をバックに窓に大きくプロジェクターから映像を映し出し、最大10人が参加してインベーダーを倒していく。

 ゲーム開始当初は比較的クラシックな「スペースインベーダー」のゲームに近いが、UFOが飛来し、その戦いは激しさを増していく。UFOがこれまでに無く巨大化して襲いかかってくるので、連射などで協力して敵を攻撃する必要がある。

 ゲームが終わってスタッフロールで表示される名前も攻撃できたりとサービス精神も豊富なコンテンツに仕上がっている。プレイ終了時にどれくらい貢献できたかの結果も表示され、仲間でプレイすれば盛り上がることだろう。

「NOBORINVADERS」

 壁のとっかかりを使って登っていく「ボルダリング」と「スペースインベーダー」が融合したゲーム……と言ったところでちんぷんかんぷんだが、出っ張りのある壁に「スペースインベーダー」の映像を映し出す。プレーヤーはその壁を登るのだが、その壁のあちこちに表示されるインベーダーやUFOに触れると敵を倒すことができる。しかしボルダリングということで、機敏な動作を行なうことができないもどかしさがゲームを面白くしている。

 また、自分からは敵が見えづらいということもあり、周りの人たちが「もっと右!」とかプレーヤーに敵の位置をアドバイスしてあげる必要がある。こういった他の来場者とのコミュニケーションが盛り込まれているのも、このゲームの特徴だ。

「バハムートディスコ feat. SPACE INVADERS」

 地面を含め、天井以外の450度すべて面に映像が映し出され、そこでゲームが展開する。ゲームの基本的なルールは、PlayStation Moveのようなセンサー付きのコントローラーを持ち、壁などに表示される指定のカラーのマークを破壊していく。

 とにかくカラフルな映像と、ポップでダンサブルな音楽が印象的で、踊っているかのように楽しめる。

「ARKINVADERS」

 床に「スペースインベーダー」が投影され、手前に迫ってくる。それを前方から発射される丸いボールのような弾を踏みつけることで跳ね返しインベーダーに当てると倒すことができる。「ブロック崩し」と「スペースインベーダー」が合体したイメージのゲームだ。

 これはかなり広いスペースで行なわれるため、動き回らなければならず、かなり疲れる。自分の持ち分を決め、他のプレーヤーと協力してプレイしないとなかなか勝つことは難しいかもしれない。

このほかにも欧米型の巨大な筐体のアーケードゲーム「SPACE INVADERS FRENZY」と「ハッピーボタン3」も出展されている。ちなみにフリープレイ!

プログラムリストやスケッチブックなど貴重な出展物も

カフェで食べることができる特別メニュー。発表会の時は残念ながらテーブル筐体は置かれていなかった

 会場には基盤やプログラムリスト、スケッチブックなど貴重なものも出展されている。また最後に設置されているカフェにはなんと、あの懐かしのテーブル筐体も4台置かれ、その上で特別メニューを楽しめる。しかも! このテーブル筐体は奇跡の完動品ということで、なんと! プレイすることが可能だという。オールドゲーマーが列をなしてしまうのではなかろうか?……100円を積み上げたりして。

テーブル筐体と、アップライト筐体の2つの基板がそれぞれ展示されている
インストラクションカードや当時のパンフレットという貴重なものも展示されている
プログラムリストの一部
インベーダーのスケッチも見ることができる
西角氏の経歴も書かれている
当時の攻略本! シンプルで時代を感じさせる
これまで発売されてきた「スペースインベーダー」関連のコンシューマータイトルのパッケージ
サントラのレコードが展示されている