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【ホビーショー】PGガンダムエクシアはGNドライヴの発光演出を再現!
フィギュアライズメカニクスには、「ドラえもん」や「アラレちゃん」が登場
2017年9月29日 18:59
本日9月29日より開幕した「全日本模型ホビーショー」には、バンダイの各事業部が、この秋冬にかけて発売する新製品を数多く出展している。ここではホビー事業部が出展する、ガンプラをはじめとするプラモデル関連の新作を紹介していこう。
LEDユニットと導光素材で、発光演出を実現した「PG 1/60 ガンダムエクシア」
今回のガンプラ最大の目玉となったのは、1/600スケールで展開されるパーフェクトグレード(PG)シリーズの最新作となる「PG 1/60 ガンダムエクシア」だ。
ガンダムエクシアは今年放映開始から10周年を迎えた「機動戦士ガンダム00」の主役機と呼べるモビルスーツで、2020年のガンプラ40周年に向けた「ガンプラエボリューションプロジェクト」の第3弾として、12月2日の発売が決定した。
このPGガンダムエクシアでは、海老川兼武氏による独自の機体デザインを象徴する太陽炉「GNドライヴ」に着目。専用の回路を組み込んだLEDユニットを搭載することにより、単に発光するだけでなく、起動後にGNドライヴからGN粒子が全身に行き渡るように色調が変化し、GNドライヴ内部が回転する様子を「発光演出」によって再現している。電源はスタンド台座にセットされた電池から供給され、アームを接続すると発光する仕組みとなるそうだ。
またこの発光演出のために、全身に「導光素材」としてキットの発光部分に軟質シリコンを採用している。これはLEDによる光を全体に拡散するためのもので、さらに素材が柔らかいことにより可動も妨げない仕様でもある。またフロントアーマーの展開ギミックなど、パーツの干渉を極力抑えた設計で、ガンダムエクシアの近接戦闘を主体としたけれん味のあるポージングも自在に行える。
このLEDユニットを同梱した「LIGHTING MODEL」とともに、LEDユニットが付属しない廉価モデルも同時発売となり、後者は発光をイメージしたメタリックシールが付属する。価格は前者が34,560円(税込)、後者19,440円(税込)。発売は前述の通り12月2日で、本日より9月29日より店頭での予約もスタートしている。
ドラえもんがドラミちゃんとともに、フィギュアライズメカニクスでキット化!
バンダイのプラモデルのラインナップでもう1つ注目を集めていたのが、「フィギュアライズメカニクス」で展開される「ドラえもん」だ。フィギュアライズメカニクスシリーズはこれまで、「ドラゴンボール」に登場するメカをラインナップしているが、同じメカというカテゴリで、ドラえもんと妹の「ドラミ」、そして「ドラえもんのひみつ道具 タイムマシン」を発売する。
このキットの最大のポイントは、ドラえもんの内部メカを立体化しているということ。作っていく過程で内部のメカも楽しめるという、プラモデルならではの仕様で、完成後に内部メカを楽しむために、クリアの外装も付属するこだわりだ。
長期にわたる連載により、時代に寄ってデザイン考証などが微妙に異なるドラえもんだが、このキットでは2001年に小学館より発売された書籍「決定版ドラえもん大事典」の内部メカを再現している。また現在の20~30代の世代が「コロコロコミック」などで楽しんだ頃のドラえもんのデザインや色を踏襲している。なおドラミの内部メカは設定がないため、ドラえもんのメカをベースに藤子・F・不二雄プロの監修のもと、オリジナルデザインで設計したそうだ。
ドラえもんとドラミちゃんのほか、ドラえもんを乗せられる「ドラえもんのひみつ道具 タイムマシン」も同時発売となる。こちらも「決定版ドラえもん大事典」をもとに内部メカを再現していて、別売りのドラえもんを乗せるための専用パーツが付属している。また固定ポーズ(右手のみ可動)ながらのび太もキットとして同梱され、ドラえもんを乗せることで原作のシーンを再現できるようになっている。
キットはフィギュアライズシリーズの技術を採用し、塗装をしなくても原作に近い形で完成する設計だ。ドラえもんに関してはシールは舌のみ、ドラミはポケットと尻尾だけで、それ以外は全てパーツで表現しているとのこと。もちろん内部メカなどはかなり緻密なので、スミ入れをすればよりメカとして引き立つだろう。
発売は「THE ドラえもん展 TOKYO 2017」の開催に合わせた11月発売で、価格は「ドラえもん」と「ドラミ」が2,700円(税込)、「ドラえもんのひみつ道具 タイムマシン」が4,104円(税込)となっている。
そしてこのシリーズの次のラインナップは「Dr.スランプ アラレちゃん」より、則巻アラレが予定されているとのこと。こちらは全身と内部メカの試作品が出展されただけとなるが、担当者の話によれば内部メカに必殺技の「んちゃ砲」や、修理時に開く胸のメカなどのギミックが搭載されるそうだ。「Dr.スランプ」のシリーズは30年以上前にもバンダイはプラモ化しているが、久しぶりに発売される現在の設計技術で表現される「Dr.スランプ」の世界にも期待がかかる。