埼玉県川口市で「マジカリアル～VR・ARが作り出す不思議体験～」を開催決定

　埼玉県川口市のSKIPシティ彩の国ビジュアルプラザ映像ミュージアムにて、9月16日から2018年3月11日まで、“不思議体験”をキーワードにした映像ミュージアム企画展「マジカリアル～VR・ARが作り出す不思議体験～」が開催される。主催は埼玉県。

　本企画展は、VR（仮想現実）やAR（拡張現実）といった最先端映像技術で、不可能を可能にする不思議な映像コンテンツの数々を体験できる展覧会。会場には「HADO SHOOT!」や「恐竜戯画」などの体験コンテンツや「VRクリエイティブアワード」入選作品など、“魔法みたいな（マジカル）”体験を“現実（リアル）”にできる10コンテンツが展示される。

　すべてのコンテンツは、ミュージアム入館料だけで楽しむことができる。料金は、大人が510円、小中学生は250円。会期中はトークイベントや、ワークショップなど様々なイベントも予定されている。なお、一部コンテンツには年齢制限が設けられている。

　本展を主催する埼玉県は、拡大するVR・AR市場に向けて、今年度より県の映像産業拠点であるSKIPシティ彩の国ビジュアルプラザにて、VR・AR映像制作者の育成事業を開始している。本展ではその第1弾となるVR作品なども展示される。

映像ミュージアム企画展「マジカリアル～VR・ARが作り出す不思議体験～」概要

・会期：9月16日～2018年3月11日
・会場：SKIPシティ 彩の国ビジュアルプラザ映像ミュージアム
・開館時間：9時30分～17時（入場は16時30分まで）
・休館日：月曜日※祝日の場合は翌平日、年末年始
・料金：大人510円/小中学生250円（常設展示も入場可）
・主催：埼玉県
・後援：埼玉県教育委員会／川口市／川口市教育委員会
・制作協力：マウスコンピューター
・企画：デジタルSKIPステーション

展示コンテンツ（敬称略）

「HADO SHOOT!」

・開発：meleap
・対象年齢：7歳以上
・体験時間帯に制限あり

　ヘッドマウントディスプレイとアームセンサーを装着し、バーチャル空間から飛び出してくるモンスターを迎え撃つアトラクション。会場では2人まで同時にプレイ可能。

【HADO SHOOT!】

「恐竜戯画」

・開発：積木製作

　ティラノサウルスやブラキオサウルスなど3DCGで太古の恐竜を再現、360°空間で迫力ある恐竜時代を体験できるエンターテイメントコンテンツ。

「光学迷彩」

・開発：東京大学先端科学技術研究センター 稲見・檜山研究室

　SF作品に登場する「光学迷彩」を現代の映像技術で実現した作品。カメレオンの様に背景に体が溶け込んでいるように見える体験ができる。

「不可視美術館」

・開発：坪倉輝明

　体験者が作品の置かれていない展示台に向かって懐中電灯の光を向けると、在るはずのない彫刻の“影”や見えないはずの“絵画”が現われる。本作は、「VRクリエイティブアワード2017」にて審査員特別賞を受賞している。

「THE LITTLE MERMAID」

・開発：BOOKS&MAGIC

　モバイル端末を「リトルマーメイド」の本にかざすと、絵本の世界が立体的に浮かび上がりキャラクターが動き出す。ページごとにゲームも楽しめる。

360°VR絵本「博士と万有引力のりんご」

・開発：KAORU

　上から下まで360°立体で作られた絵本の世界で登場人物と一緒に物語を体験できる3DVR。手描きで描き起こされた模様やテクチャが独特の世界観を作り出す。本作は、「VRクリエイティブアワード2017」にてVR THEATRE賞、「MEC AWARD 2017」にて佳作を受賞している。