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Gamescom出展版「METAL GEAR SURVIVE」のデモプレイを体験してきた

「CO-OPモード」により4人で協力して敵を倒せ

8月22日~26日開催

会場:ケルンメッセ

異世界のクリーチャーと戦って拠点を広げていく

 KONAMIから2018年に発売される予定のプレイステーション 4/Xbox One/Windows用サバイバルアクション「METAL GEAR SURVIVE」。E3 2007でもプレイアブルのデモを披露していたが、今回新たに8月22日~26日の期間、ドイツ・ケルンにて開催された「gamescom」で公開されたバージョンを体験することができたのでご紹介する。今回体験したのは、4人で協力しながら敵を倒す「CO-OPモード」だ。プレイしたのは筆者のほか、KONAMIの開発陣の方にお願いした。

 本作についてちょっとおさらいしておくと、過酷な異世界で生き残るのが目的。「メタルギア」シリーズの中ではスピンオフの作品となっている。ゲーム内には「シングルプレイ」と「CO-OPプレイ」の2つのモードが用意されている。シングルプレイでいろいろなところに探索に行き、「クラフト」で武器を作ったりしてストーリーを進めていくと、途中からCO-OPモードが使えるようになり、そこで得た報酬や武器などをベースキャンプを通じて共用できるようになる。このため別のモードではあるものの、相互関係があり、両方をうまく使ってゲームを進めていくことができるのだ。

 なお、ベースキャンプのクラフトではエアタンクが実は重要。異世界なので有毒なガスがあふれており、酸素マスクを作ることでより遠くの場所に行けるようになり、よい素材がもらえるようになっていくのだ。またベースキャンプにはクリーチャーが襲ってくることもあるので、通常の設備だけでなく、防衛用の設備も作っていくことが大事となる。

自分の拠点となるベースキャンプ
ベースキャンプはどんどんと広げていくことができる
ベースキャンプをふかんして見た状態
施設をどんどんと追加していくことが可能だが、エアタンクは重要な施設
武器や防具をクラフトで作成していく

 体験できた4人で遊ぶCO-OPプレイだが、ここでの1番大きな目的は、真ん中に設置されている「ワームホール採掘機」を防衛すること。敵となる異世界のクリーチャーが3回(3WAVE)襲撃してくるので、戦って守り切ることになる。実際のゲームでは、ロビーでキャラクターを選んだあと、武器の操作や防衛のためのフェンスなどを作ってみたりと、試すことができるようになっている。なお本編ではキャラクターはフルカスタマイズ可能だが、今回の体験バージョンではファイタータイプが2種類、シュータータイプが2種類の、計4種類のキャラクターから選ぶようになっていた。

 ミッションエリアにあるとまず、採掘機を設置して守るエリアを目指す。多少敵がいて、それを倒しながらクラフトに使う素材を広いながら進んでいく。拠点に着くと敵の侵入経路がわかるようになっているので、そのルートに合わせて妨害のためのフェンスやバリケード、土のうなどをまず置いていく。もし足りない場合は、WAVEが始まる前に拾った素材で作っていくことも可能だ。

 WAVEには時間制限が設けられており、その時間内で守り切ればミッション成功。また途中でサブミッションが発生することもあり、そこではいろいろなアイテムや武器など、戦闘に有利なアイテムが手に入ったりする。なお、仲間が死んだ場合はそれを蘇生することも重要。ガイコツマークが表示された仲間を助けて戦いに復帰させる必要がある。

 なお戦闘だが、「メタルギア」シリーズの特徴であるステルスアクションがポイントとなる場所も。また、むやみに向かっていくよりも、隠れながら敵を倒していくほうがよい場合もある。

中央に光っているのがワームホール採掘機
アイテムを拾いつつワームホール採掘機のある場所へ進む
いろいろな場所にアイテムがある
「メタルギアシリーズ」ならではのステルスアクションで敵を倒していく

て、敵がわらわらと!対応に追われるうちに……

 ではここからはインプレッションに進んでいこう。プレイできたのはE3 2007のバージョンと、それよりも難しくなったgamescomでのプレイアブルバージョンの2種類だ。最初のミッションでは、いかつい感じのファイターを選んで戦うことに。ただファイターは接近戦でプレイするキャラクターのため、これが吉と出るか凶と出るか……。

キャラクターを選んだらロビーで腕ならし
バリケードなどを作ってみることももちろん可能

 さて戦闘開始である。先ほども紹介したようにまずは素材を拾いつつ、ワームホール採掘機を設置できる場所を目指す。ほかの皆さんは開発の方なのでさすがに手慣れており、素材を着々と集めてひた走っていく。筆者といえば、その後について行くのがやっとである。クリーチャーが攻めてくる方向はマップに示されているほか、地面に矢印マークが現れているのでわかるようになっている。ここにフェンスやバリケードを設置しておき、敵の侵入をまずは防ぐ。

赤い線が防衛ライン。下に矢印が書かれており、ここからクリーチャーが攻めてくるので、このあたりにバリケードなどを設置していく
ワームホールからクリーチャーが攻めてきた!これは「ワンダラー」と呼ばれる敵

 そして気づいたらWAVEが始まっている。出現したクリーチャーはマップに表示されるので、そこに向かってとりあえず突進する。大きな武器でバッサバッサとクリーチャーを倒していくのはなかなか爽快感がある。ただしアクションは大きくなるので、その途中で敵のアタックを受けてしまうことも。ファイターの場合はうまいことヒットアンドアウェイで戦うのが重要だと感じた。

 なおクリーチャーは「ワンダラー」と呼ばれる普通の敵と、攻撃を受けると爆発する「ボマー」の2種類が登場した。ボマーの場合は近接戦闘をしているとやられてしまうので、遠くから足元を狙いながら倒し、周りにいる敵を合わせて爆発して倒すという戦略が重要だ。

 途中に登場するサブミッションでは、重火器を扱える乗り物をゲットすることができた。これでマシンガンをぶっ放して敵を倒すのは最高。あまり打ち続けるとオーバーヒートして使えなくなるほか、弾の制限があるのでそのあたりは気をつける必要がある。ただし格闘戦もできるので、足で蹴っ飛ばしてクリーチャーを倒すこともできる。

ケガをしたらその部位を直して戦わないと戦闘力が減ってしまう
はい。無謀な戦いをして死にましたよ
このようなかなり強力な乗り物をもらえるサブミッションもある
気持ちよく銃をぶっ放しているあいだに気づいたらWAVE終了

 E3 2007バージョンは無事クリアしたところで、次はちょっと難しいと言われるgamescomバージョンに移る。フィールドが変わっており、前のやつはほぼ平坦なところで敵を迎え撃ったのに対し、今度はすり鉢状になっており、くぼ地にワームホール採掘機を設置する感じ。敵が見えにくいので戦いにくく、難易度が上がっている。前回はファイターを選んだので、今度はシューターで挑むことにする。シューターは重火器のほかに弓を使えるのが特徴だ。

 まずは同じようにロビーで操作をおさらいしておき、戦いに備えることに。そしていざ出陣である。

 今度のマップは確かに見通しが悪い。その上スロープなどもあって若干移動しにくい感じ。また敵もたくさん湧くようになっているとのこと。湧くポイントに移動して、今度は遠隔攻撃をするものの、すぐに弾がなくなってしまった。このあたりはかなり準備不足。落ちているところを教えてもらったりしながら再び参戦する。途中のサブミッションで乗り物を取ってきてもらい、再びぶっ放しにかかるが、あまりにも敵方方面から来るので難しいところ。そのうちにワームホール採掘機が攻撃を受けていく。まずい。残り時間ギリギリで守り切れるかと思ったものの、最後にはワームホール採掘機が壊されてしまい、ゲームオーバー。このバージョンは難しく、クリアしたチームもなかなか出なかったとのことだ。

真ん中が落ち込んでいる感じのマップ
今度も乗り物をゲット

 今回2ステージを体験させてもらったが、クリーチャーが迫ってくる緊張感、それを倒す爽快感だけでなく、仲間の連携がかなり重要であるように思えた。そのあたりは本作が出たときに、友達同士で遊んでみるなどして、腕を磨いていきたいところだ。そして何より特筆すべきナノは、そのグラフィックスの美しさ。さすがFox Engineと言うべきだろう。2018年初頭に発売が予定されている本作だが、待ちきれない感じ。とにかく一日も早くプレイをしてみたいと思った。