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「リネージュII」、2月22日にライブ&クラシックサービスを同時アップデート!
ライブ「クセルス同盟連合基地防衛」、クラシック「悪魔の島」など詳細をレポート
2017年2月23日 12:25
エヌ・シー・ジャパンは、2月22日にWindows用MMORPG「リネージュII」のライブサービスならびにクラシックサービスの双方においてアップデートを実施した。
このアップデートにおいては、ライブサービスは「クセルス同盟連合基地防衛戦」、クラシックサービスは「悪魔の島」を中心とした、さまざまな要素が追加される。今回は、こちらのアップデート内容についてお伝えしていきたい。
ライブサービスアップデート「GRAND CRUSADE」の注目ポイント
今回、ライブサービスにて実施される「GRAND CRUSADE」においては、ワールドイベント「クセルス同盟連合基地防衛戦」をはじめ、いくつかのインスタントダンジョン(以下、ID)と、システム関連のアップデートが実施される。その内容については以下の通り。
ワールドイベント「クセルス同盟連合基地防衛戦」
参加資格:レベル95以上の覚醒職
開催時間:隔週で水、木、金曜日のいずれか1日/21~23時の時間からランダムで選ばれ開催。なお初回は2月25日21時より開始予定
このイベントはクセルス同盟連合基地に侵入したエンブリオ勢力から基地を防衛することが目的で、レベル95以上の覚醒職であれば誰でも参加することが可能だ。現在活動しているメインのプレーヤー層にあたるレベル100前後と比較するとやや低めに設定されているが、これは休眠復帰などで「久々に『リネージュII』ライブサービスを楽しもう」というプレーヤーでも、現役プレーヤーと共に楽しめるような設定になっているとのこと。
「クセルス同盟連合基地防衛戦」に参加するとレベルとクラスによって「攻撃」、「防衛」、「支援」いずれかの役割を与えられる。防衛は5段階に分かれており、2時間という制限時間のなか、役割ごとに設定されたクエストのクリアを目指すことになる。
各役割のクエストは、例えば攻撃担当なら「特定の敵を一定数討伐」、防衛担当なら「負傷兵を復活させる」など、内容がかなり異なっている。なお、それぞれのクエストが達成された時点で1段階ずつ防衛の段階が上がり、クエスト達成の際には役割に応じた報賞も獲得できる。
それぞれが役割を果たしていかなければ当然クリアはおぼつかないのだが、そのなかでも重要なポイントは支援メンバーが担当する“砲台の製作”となっている。これはNPCを守りつつ、クエストアイテムを渡すことで作ることができるのだが、この砲台がなければ最後に登場する敵を倒すことはできないという。
そうして防衛の段階が5段階目まで到達すると、最終目標である「カイン ヴァン ホルター」という敵が登場。こちらは非常に強力な敵ではあるのだが、その攻撃をしのぎつつ、見事撃破できれば防衛が成功する。
防衛成功時は、グレシア大陸への移動が可能になるとともに、後述のID「メッサリア城砦(外郭)」ならびに「メッサリア城砦(内郭)」へと入場できるようになる。また、サーバー内のキャラクターからランダムで2時間に1人、強力なバフである「エティナの祝福」が与えられる。
ちなみに、攻略に失敗するとグレシア大陸への移動ができなくなり、IDに行けなくなるだけでなく、サーバー内のキャラクターからランダムで2時間に1人、デバフである「エティナの呪い」がかけられてしまう。
インスタントダンジョン「メッサリア城砦(外郭)」
参加資格:レベル100以上の連合(21人~35人)/クセルス同盟連合基地の防衛成功時
入場回数:防衛成功以降の1週間以内に1回限り
メッサリア城砦(外郭)は、100レベル以上のクラスに向けて用意されたID。先に紹介したクセルス同盟連合基地防衛に成功したあと、1週間内で1回だけ入場できるという厳しい条件ではあるが、そのぶん価値あるアイテムがドロップする可能性もあるため、ぜひとも挑戦したいところ。
このメッサリア城砦(外郭)においては、4つの独立した区間に登場する敵を殲滅していき、最終的に登場する「エンブリオ指揮官」を撃破すれば別の区画へと移動できる。そうして各区画にいるエンブリオ指揮官を撃破し、トータルで12体のエンブリオ指揮官を倒した時点でインスタンスダンジョンが消滅(=終了)する、という流れになっている。
なお、各区画のエンブリオ指揮官は決まった敵が出るわけではなく、30種類いる指揮官から選ばれて出現するようになっているのが特徴。そのエンブリオ指揮官を撃破すると、ランダムで報賞がドロップするようになっている。その指揮官のなかには、「完全体ハーフ」、「血の大司祭メリッサ」、「復讐の化身ネメルテス」といったものもいて、これらはより高価な報賞をドロップする可能性があるようだ。
また、エンブリオ指揮官の出現時に、一定の確率で「エンブリオ安全金庫」や「エンブリオ秘密金庫」も同時に出現する場合がある。これらは攻撃によって破壊することで何らかの報賞を得られるようになっているが、この金庫は攻撃されると援軍を召喚するというやっかいな特性を持つ。ただし、破壊時には価値が高い「アディオス防具」や「ヘリオス武器ボックス」、「3~7段階ソウルストーン」などが獲得できる場合もあるので、見逃す手はないだろう。
インスタントダンジョン「メッサリア城砦(内郭)」
参加資格:レベル102以上の連合(21人~35人)/クセルス同盟連合基地の防衛成功時
入場回数:防衛成功以降の1週間以内に1回限り
メッサリア城砦(内郭)は、102レベル以上のクラスを対象としたIDで、今回紹介したIDのなかでは最高レベルのもの。ここではNPCである「ブラックバード血盟の君主リオナ ブラックバード」、「真実の探求者ドビアンヌ」、「新緑の賢者エリキア」、「ブラックバード血盟スポルチャー」の4名と共に行動する。「内郭の入口」および「内郭ホール」を守る「門番マムート」および「守護隊長イスベルク」などを撃破し、その後、最上階にいる「カミーユ」と戦うことになる。
カミーユ戦では、カミーユおよびカミーユが召喚してくる敵と戦闘する。戦闘は3段階のフェーズに分かれて進行していくが、最終的にフェーズ3に到達し、カミーユのHPをゼロにすれば勝利できる。高レベル帯のクラスに向けたコンテンツのために激戦は必至。万全の準備をして挑みたい。
なお、ここでカミーユを撃破すると、その正体を知ることができる。これは「クセルス同盟連合基地防衛戦」より連なるストーリーとなっているので、ぜひとも楽しんでいただきたい。
インスタントダンジョン「カインの選択」
参加資格:レベル99以上/5~7人のパーティ
入場制限初期化:毎週、月・水・土曜日の午前6時30分に初期化/初期化されるごとに1回のみ入場可
このIDはミスティック酒場に追加されたもので、「クセルス同盟連合基地防衛戦」に登場したボスであるカイン ヴァン ホルターが、吸血鬼になってしまったジーゼルを元に戻そうとしていた過去について知ることができるというもの。
ミスティック酒場での物語、という形であるため、ほかのいくつかのIDとともにランダムで選択され、かならず「カインの選択」をプレイできるわけではないので、場合によっては「カインの選択」が出てくるまで何度も試すことになりそうだ。
IDそのものはストーリーに沿って敵を撃破したり、途中のギミックをクリアしていき、最終的にNPCカインと合流して敵を撃破していくという流れ。ストーリーを楽しみながらIDのクリアを目指していきたい。
その他のアップデート
今回は、新規ID以外にもいくつかバランス面やシステム部分においてのアップデートも実装されているので、そちらについても紹介していく。
オーセル ローグは4つのクラスに分けられているが、今回のアップデートでは各クラスのコンセプトを際立たせるべく新たに特徴づけが行なわれ、追加の新スキルも実装される。
・オーセル アドベンチャラー
ソロプレイとパーティプレイのどちらでも自由に楽しめるクラスとして調整される。
・オーセル ウィンド ライダー
敵の側面と後方を捉える多様な移動スキルによって、絶えず攻撃ができるように改善。これにより、ローグクラスのなかでも、最も攻撃特化型のクラスとなる。
・オーセル ゴースト ハンター
新規スキル「シャドー リバース」によって強力な攻撃を行なったあと、敵の背後に移動できるといった形でハイドあるいは後方攻撃に特化したクラスとして調整される。
・オーセル フォーチュン シーカー
「運によって能力値が変わる」というコンセプトが加えられ、補助魔法に「コイン オブ マーブル」が追加される。
アビリティ改変
ガーディアン、バーサーカー、マジシャンが持つアビリティの役割を明確に区分すべく、以下の形でアビリティが改変される。
・アビリティシステムはレベル85から利用可能となる。
・レベル85から1レベル上がるたびに1ポイントを獲得し、そのポイントを使って今まで同様にアビリティ選択ができる。
・アビリティポイントの初期化費用にはSPが消費されるようになる。
・既存の金、銀、銅のアビリティマークは削除される。
UI改善
UI部分について、いくつかの部分でアップデートが実施される。
・環境設定の主要メニューがリスト化。また、主要設定領域はイメージ化される。
・現在装着しているアイテムと、選択しているアイテムが比較できるようになる。
・マップにレイド、IDが表示されるようになる。
・個人商店レポートに、販売個数と現在の売上確認、さらに購買ヒストリー機能が追加される。
新規アイテムの追加
ケルビム武器、タウティ武器、シャドー武器にそれぞれ上位版として「狂気漂うケルビム武器」、「凶暴なタウティ武器」、「強化されたシャドー武器」が追加される。
エーレクエスト追加
1次~3次クエストを達成すると職位を得ることができたエーレに、新しく4~5次クエストが追加される。
クラシックサービスアップデート「SAVIORS ADVANCE」の注目ポイント
クラシックサービスのアップデートでは、武器精錬をはじめ、新たな狩場として「巨人たちの洞窟」や「悪魔の島」が登場。さらに「悪魔の島」においてはレイドボス「ザケン」と戦えるようにもなる。以下で、それらの内容について解説していく。
巨人たちの洞窟
新たな狩場として「巨人たちの洞窟」が追加される。こちらの適正レベルは76以上となっていて、ソロ、パーティの両方を対象としたもの。アデンの村にいるゲートキーパーに4,300アデナを支払ってテレポートできる。
この狩場は上層入り口、上層、下層の3エリアにて構成され、それぞれ出現するモンスターが異なる。その内容については以下の通り。
●上層入り口
マップは4つの部屋に分かれていて、同族リンクに注意すれば、比較的安全にソロで狩りができる場所となっている。ここでは一定確率でモンスター「ニューク」が登場。レアなアイテムをドロップすることがあるので、ここではニュークを中心に狩っていくことになるだろう。
ただし、ここで5人以上のパーティを組んで狩りを行なっている場合は「ニュークハンター」も同時に出現する。こちらは攻撃力が非常に高いモンスターで、全滅の危険もあるために注意が必要となる。
●上層~下層
ここはモンスター数も多く、危険なパーティ用狩り場となっている。なかでも、上層に登場する「ガムリン」や、下層に登場する「レオグル」は侵入者を認識すると周囲のモンスターを呼び寄せてしまうため、最優先で倒しておく必要がある。また、15分に1回、下巨人の英雄「バトゥール」が出現。これを出現後1分以内に撃破できれば、大量の経験値を獲得できる。
下層においては、3時間に1回、ボスモンスターの「ヘカトンプライム」が出現。倒すと「魔力の書板」や「キルトの欠片」といったレアなアイテムをはじめ、Aグレード武器や防具の素材、Aグレード防具の現物なども獲得できる可能性がある。ちなみに、ヘカトンプライムを撃破すると以後1時間、偵察兵が出現しなくなるという特典もあるので、ここで安全に狩りを進める際の知識として覚えておきたい。
●精錬
「ギラン城の村」、「アデン城の村」の鍛冶屋にあるゼリスの金敷、ゼロスの金敷において、一定の手数料を消費することでDグレード以上の武器を精錬することが可能となる。この精錬をすると、武器に「物理攻撃力増加」、「最大HP増加」、「特殊スキル」などのオプションが付与される。
手数料は各種「生命の石」と各種「ジェムストーン」となっている。「生命の石」には「一般生命の石」、「中級生命の石」、「上級生命の石」があり、位が上がるにつれて、より性能の高い精錬効果を得ることができる。なお、さらに強力な精錬効果が付与されるアイテムも存在するという。
悪魔の島
もう1つの狩場は「悪魔の島」。こちらは適正レベルが70~75、ソロ、パーティの両方を対象とする。「ギランの村」のゲートキーパーに1,900アデナを支払うことで移動が可能だ。ちなみに、悪魔の島は「ギラン港」のすぐ南に存在しているため、ギラン港から直接、泳いで移動することもできる。
悪魔の島は、レイドボス「ザケン」の討伐報酬などレアアイテムを獲得できるチャンスがあるのに対し、先に紹介した巨人たちの洞窟では経験値が稼ぎやすい仕組みになっているので、このあたりは狙いによって変えていきたい。
島内部はソロ用エリア、パーティ用エリア、レイドエリアの3つのエリアからなり、ゲーム内の昼時間と夜時間で出現するモンスターも異なる。なお、夜に出現するモンスターにはアクティブ型が多く、レベルもやや高めで昼より難易度が高いという特徴がある。レイドエリアについては後述するので、ここではソロとパーティの両エリアについて解説していこう。
●ソロ用エリア
ここでは、ゲーム内における夜の時間帯にモンスターを倒しつづけることで「ザケンの宝箱」が登場。このザケンの宝箱はランダムで5カ所に登場するが、そのうちの1つが報賞で、残りの4つはモンスターとなっている。
報賞を受け取る、あるいはモンスター化したザケンの宝箱を倒せるのは現実時間の1日に1回まで。どちらかを達成したあとでも、現実時間の6時30分にリセットされるので再挑戦が可能となる。
●パーティ用エリア
ギラン城の村からゲートキーパーにて移動した先がパーティ用のエリアとなる。そこにはNPC「海賊の怨魂」がいるが、これはギランの村にある「ファイターギルド」にいるNPC「クリストフ ロデマイ卿」から「悪魔の島の討伐要請」を受注しクリア後、悪魔の島にいる「悪魔の島調査員ニキア」から「消滅した男」を受注しクリアしておくと、NPC「海賊の怨魂」を介して悪魔の島の入り口付近と中間地点(ソロ用エリアとパーティ用エリアの間にある非戦闘エリア)とをテレポートで行き来できるようになる。なお悪魔の島内部は非常に入り組んだ造りになっているため、ぜひ冒険の最初にテレポートを解除しておきたい。
●悪魔の島で受注できるクエスト
悪魔の島では、5つの1回性クエストと2つの反復性クエストを受注可能。そのうち1回性クエストにおいては、おもにザケンにまつわるエピソードを見ることができる。
反復性クエスト1「対立の時」は無条件で受注できるもの。また、反復性クエスト2「海賊の宝探し」は、事前に悪魔の島にいるモンスターを倒して集めておいた「海賊の地図の切れ端」25個をNPC「悪魔の島の調査員ガロム」に渡すことで受けられる。
●レイドボス「ザケン」
悪魔の島の最奥部には、レイドボスの「ザケン」が登場する。推奨レベルは70以上で、推奨討伐人数は63人(7パーティ)以上。ゲーム内の深夜12時に、現実時間で10分間だけレイドエリアへの入り口が開かれ、入場が可能となる。
なお、ゲーム内の深夜12時から朝の6時までは、ザケンはほぼ無敵と言ってもいいほどに強力な状態になっている。そのため、挑戦時にはゲーム内の朝6時まで待ち(現実時間で1時間)、その後に戦いを挑むことが推奨される。
戦闘中のザケンは、体力が一定量減少するたびに船室を移動するが、同時にプレーヤーも強制的に別の部屋にテレポートさせられる。また、ザケンはテレポートのたびに強力になるため、注意が必要だ。最終的には甲板へとテレポートし、そこで決戦を行なう。
撃破後は新しいボスアクセサリー「ザケンイヤリング」やAグレード武器、封印されたAグレード防具など貴重なものが入手できる可能性がある。攻略は困難だが、ぜひパーティの力を合わせて撃破していただきたい。
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