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「黒い砂漠」、新クラス「ダークナイト」を先行体験

今度のクラスは近接メインのアタッカー。お姉様風の美女が太刀を振り回す!

2月15日 実装予定

 ゲームオンは、Windows用MMORPG「黒い砂漠」において、2月15日に新クラス「ダークナイト」を実装する。今回はこの実装に先駆けて、キャラクターメイキングを含めて体験してきたので、先行体験レポートをお届けしていきたい。

「ダークナイト」のキャラクターメイキングに挑戦

美女の見本のような「ダークナイト」のビジュアル。好きなようにカスタマイズしてオリジナル美女を完成させよう
瞳の色や虹彩といった細かい部分までもが高い自由度で調整可能になっている
うっすらと色分けされている部分がすべて変更可能なパーツであることを示す。ミスった場合でも、その部位だけ初期化できるのは便利
アップで見ると顔の美しさが際立つ。整いすぎているだけに、どうカスタマイズしていくか非常に迷うところだ

 今回実装される「ダークナイト」は、近接攻撃をメインとする女性クラス。まずそのビジュアル面での印象だが、デフォルト状態の外見は「どこかあどけなさの残るお姉様風」といったところで、間違いなく人気が出そうだ。もちろんキャラクターメイキング時には、それらをアレンジした自分流のキャラクターも作成できるということで、さっそくキャラクターメイキングを体験してみることにした。

 「ダークナイト」が実装されるにあたっては、身体的特徴として髪型が2種類、フェイスタイプが3種類、新しく専用のものが加わっている。なお本作のキャラクターメイキングは、髪の色や目鼻立ち、体型や肌色、さらには筋肉のつき方などに至るまで、細部にわたってカスタマイズが可能なのが特徴。部位によってはパラメータをいじって微調整できるものもあり「この世に1人だけ」のキャラクターを作れることもタイトルの特徴となっている。

 とは言え、そのカスタマイズも、勢いにまかせてパラメータをいじっているだけだと微妙な歪みが気になってくることもある。今回についてはじっくりと調整しながらその美しさを最大限に引き出す……といきたいところではあったが、1度凝り始めてしまうと何時間あっても終わる気がしないため、ここではパラメータよりもパーツの変更を中心に作成。選択できるパーツの数がかなり多いこともあって、それだけでも十分に個性を出していくことは可能だ。

 体型のカスタマイズについては、「ダークナイト」のベースボディはすらっとした感じの長身なので、極端に子供っぽい体型にするようなことまではできないが、小柄な感じの女性からモデルのような長身を持つ女性まで、身長的に幅を持った選択ができた。加えて、腕や脚、身体の太さや、全身の筋肉量といった部分のほか、例えば「二の腕だけの長さ」、「胴回りだけの長さ」など、パーツ単位でもカスタマイズできる。

 キャラクターカスタマイズは調整可能な部分が多いこともあって、この作業だけに数時間どころか1日、あるいはもっと長い時間をかけてじっくりと作り込むプレーヤーは少なくないという。なお2月8日からは、キャラクターメイキングのみを先行して利用できるので、こちらもチェックしていただきたい。

左が「ダークナイト」における最短、右が最長の身長。この間であれば自由に調整できる
ポーズを取らせることで実際のゲーム中の動きも確認できる。これらも参考にしつつ微調整を重ねるといい

「中二心」がうずくスキル名とエフェクトがカッコイイ! 使用感もチェック

両手持ちの大剣を振る「ダークナイト」。攻撃力が高い反面、スピードが犠牲になっている部分があるため、それを踏まえた操作が必要だ
「ダークナイト」のスキルの1つ「フォールンアース」。薔薇のようなエフェクトが映える
離れた場所に罠を設置しておく珍しいスキル「フレグラントトラップ」。その場所に移動した敵はトラップによる攻撃を受けることになる
攻撃力をアップさせるスキル「ベディルの独善」の発動シーン

 「ダークナイト」は、武器として両手持ちの太刀を装備した近接攻撃がメインのクラス。外見からも想像できるように一撃のダメージが大きく、動きは他の近接系クラスよりやや重め。一方で闇の魔法を扱うことも可能で、こちらは離れた敵への攻撃やバフ、デバフの付与、自身の回復など多様な性能を持つものがそろっている。

 戦い方としては中距離から魔法系のスキルで相手を攻撃してスキを作りつつ近接戦へと持ち込むか、最初から近接攻撃で一気にダメージを与えていく……という感じで、いずれにしても最終的には近接攻撃を行なうことになりそうだ。また、PvEでは誰もがそれなりに使いこなせるが、PvPにおいては重めの動きやスキル回しの難しさがネックとなることもあり、そういう点では中~上級者向けのクラスであるとも言える。

 「ダークナイト」の特徴として、まず、そのユニークなスキル名とスキルエフェクトに目が行く。スキルリストをご覧いただいてもわかるように、スキル名においては「湧き上がる闇」、「内なる暗黒の暴走」、「繰り返される抹殺」など、凝った名称のものを確認できる。また、スキルエフェクトには薔薇や茨のシルエット、暗めの色を主体にした効果が用いられており、全体的に、いわゆる「中二心」をくすぐるようなイメージが盛り込まれた形にまとめられているのが面白い。

 スキル性能そのものとしても、独自のものが用意されている。たとえば「フレグラントトラップ」というスキルは、自分からやや離れた前方にトラップを召喚しておき、その場所に入り込んだ敵に対して攻撃が発動するというもの。こうした設置型のスキルというのは「黒い砂漠」でも例を見ない希少なスキルということで、プレイ感としても新鮮なものとなる。

 また、こちらもレアなスキルとして、シフトキー+スペースキーを同時押ししているあいだは、HPとEPが徐々に回復していく「精霊飽食」というものが用意されている。戦闘が途切れた合間に使い、回復アイテムの節約につとめることもできるお得なスキルだ。

 ほかにも「べディルの狂気」という、「ダークナイト」を象徴するようなスキルもある。通常は範囲攻撃のスキルだが、これを「闇の精霊の怒り」が100%になったときに使用すると攻撃力が格段にアップし、さらにエフェクトもハデになる。見た目が格好いいだけでなく、敵のダウンも奪える強力なスキルだ。

 攻撃力の強化バフを獲得できる「べディルの独善」は、自身のEPを消費しつづけて、その間は通常攻撃などの特定の攻撃力を20%アップするスキル。ここぞという場面で発動して一気にダメージを与えていく強力なスキルではあるが、残りEPが犠牲になっていくので無駄なく使っていきたい。

 攻撃面ではアタッカーとして申し分ないダメージを与えられるが、一方で他のクラスと比較して移動・回避系のスキルに乏しいという弱点も存在する。このあたりは装備とテクニックでカバーをしていくことになりそうだ。

 実装日が2月15日と差し迫っているが、キャラクターメイキング部分はすでに利用可能となっている。まずはそちらに触れてみて、実装当日に備えてみてはいかがだろうか。

「闇の精霊の怒り」が100%の状態で放った「べディルの狂気」。大剣を地面に突き刺し、周囲に強烈な範囲攻撃を行なう
「内なる暗黒の暴走」は敵に付けたシンボルを爆発させることでダメージを与えるスキル
【スキル一覧】