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【年末特別企画】GAME Watch編集部員・ライター陣が選ぶ2016年オススメゲーム!
ちょっと残念だったなと感じたタイトルも同時に選出
2016年12月30日 12:00
ふと気付くと2016年もあと2日ほど(記事執筆時)。自分の机の周りだけ照らされた誰もいない薄暗い会社でこの記事を書くという、毎年恒例のこの瞬間がやって参りました! 今年も多数のゲームが発売・リリースされ読者の皆さんも楽しんでこられたことと思います。編集部員はもちろんのこと、弊誌ライター陣のみなさんには数多くのタイトルに触れていただき、今年も多くのタイトルを読者の方にご紹介してきました。
ゲームの中には、より多くの人にお勧めできるタイトルもあれば、もしかしたら万人受けはしないかもしれないけど、強くオススメしたいタイトルもあるでしょう。面白いけど紹介できずにいるタイトルもあるかもしれません。年末のこの企画では、編集部員、ライター陣が今年発売・リリースされたタイトルで、気になったものを3タイトル選んでもらい、同時にコメントをもらいました。読者の方には気になったコメントがあれば、ぜひ年末年始にゲームを手にとって頂き、プレイして頂きたいとおもいます。
2016年オススメタイトルはこれだ!
今回、編集部員・ライター陣に選んで頂いたのは、プラットフォーム、メジャー/インディーによらず全てのゲームが対象となります。楽しかったもの、気になったタイトルを挙げてもらい、ぜひとも多くの方に遊んで欲しいなというものを、オススメコメントと共に挙げてもらいました。こうやって集計するとつくづく思うのですが、すごく個性的なラインナップになっています。ぜひご参考にして頂きたいと思います。
選んで頂いたタイトルを集計し多い順にご紹介していきます。
【オーバーウォッチ(Overwatch)】
・Blizzard Entertainment(スクウェア・エニックス)
・PS4/Xbox One/WIN
・http://www.jp.square-enix.com/overwatch/
「自分がプレイするというよりも、日本eスポーツのメジャー競技として観戦を楽しんでいる。また世界観の設定もよく練られており、ストーリーやヒーローたちの背景を考察するのも一興だ」
「北米の対人戦ゲームといえば、筋肉、オヤジ、銃撃戦といったキーワードが浮かびますが『オーバーウォッチ』はそうではない。渋い弓使い忍者もいれば、ピンクのロボにのったギャルやメガネっ子と、萌えを感じさせるキャラすらいる。おじいちゃんもおばあちゃんも、変形ロボも兄貴も、みんなで戦う。まったくFPSをやったことがない女の子でも、きゃーきゃー言いながら楽しめてしまう、懐の深さがすごいです」
「昨年は『スプラトゥーン』、今年はこの『オーバーウォッチ』が、対戦シューターに新たな波を起こした。よく考えられたロールが魅力的なキャラにマッチし、対戦の戦略性の高さが際立つ」
「FPSの、対戦ゲームとしての面白さを再構築してみせたという点で、非常に優れたタイトル。キャラゲーとしても非常に真剣に作っており、アニメ制作、コミカライズなどキャラクターの掘り下げも惜しみない。パッケージを飾るトレーサーがLGBTであることがコミックで明かされるなど、ゲーム内外の継続的展開が今後も楽しみ」
【ペルソナ5】
・アトラス
・PS4/PS3
・http://persona5.jp/
「遊びやすさ、テンポの良さ、日本ならではの滑らかで艶やかなセンスの魅力。全てにおいて圧倒的な完成度。コミカルさの中に現代を鋭く斬っている深淵なテーマがあるところにも驚かされる。大ボリュームなプレイ時間も意識することもなく夢中なままに過ぎ去っていき、エピローグでは最高の気持ちになれる」
「何がいいって、とにかくいちいちカッコいい! 戦闘シーンはもちろんのこと、オープニングも、音楽も、メニュー画面のUIも全てがカッコいい! ゲーム開始直後の違法ダウンロード禁止のアナウンスですらカッコいい! 思わずPS4のテーマをペルソナ仕様にしてしまったほどだ。制服の購入予定はないが、サントラは是非手に入れたい」
「国産RPGの最高峰! センス抜群の演出や洗練されたシステムなど、どこをとっても非の打ち所なし。最低100時間は遊べるボリュームも◯」
【龍が如く6 命の詩。】
・セガゲームス
・PS4
・http://ryu-ga-gotoku.com/six/
「今まで触ることすらなかったジャンルだったが、何度か記事を担当していくうちに興味がわき、体験版をプレイしてみた。結果、発売日に即購入。自分の食わず嫌いを猛反省させてくれる作品となった。暖かくなったら尾道へ行き、居酒屋“米徳”で肉鍋とシャリシャリチューハイをいただき、お土産におやつとやまねこのプリンを買って帰りたい」
「夢のような豪華キャスト! 特にビートたけしさんの登場シーンはゾクリとした。『龍』ならではの人間ドラマも健在で、思わず胸の奥が熱くなる。広島・尾道の作り込みは一見の価値ありで、歩いているだけで楽しいと感じられる」
「いったいどんな層がプレイするんだろうと思う。Vシネのファン層ってそんなに厚かったっけ? というのが正直な感想。ゲームデザイン的には、刹那的な破壊行動以外大して楽しい部分はないが、ターゲットのハートを鷲掴みにするストーリーと、それを演出するビジュアルのクオリティは、いい意味で無駄に高い。日本独自の伝統的な任侠ファンタジー世界と、アジア人の顔、プロポーションをフォトリアルに描いた作品は他にない。オンリーワンタイトル」
【DARK SOULS III】
・フロム・ソフトウェア
・PS4/Xbox One/WIN/
・http://www.darksouls.jp/
「安心してプレイできる安定のクオリティ。アクション要求、フィールドのストラテジックな要素、ビジュアルのバランスが良い。枯れたゲームデザインであるがゆえに、無駄なく開発コストを投下できており、ユーザーから見てコストパフォーマンスのいい作品に仕上がっている。フレームレートに差異は見られるが、対応プラットフォームも豊富で、どのハードでも、基本的に同一の内容のゲームをプレイできるのも良い」
「もはや説明不要の高難度ダークファンタジー。世界観の作り込みはもちろんのこと、前作、前々作を凌ぐ絶妙な難易度の調整に唸った。個人的には、後半エリアに登場する「無名の王」というボス敵に、おもわず『もうこれ無理じゃね?』と涙してしまったほど……。アクション初心者にとっては、序盤エリアのザコ騎士さえも大きな壁と感じるだろうが、敵を打倒して新たなエリアを探索する楽しさは1度知ったらやめられない。今後の展開やDLCにも期待!」
【エルダー・スクロールズ・オンライン】
・Zenimax Online Studios(DMM.com)
・WIN
・https://mafiagame.com/jp/
「ああ、本当にオンラインゲームは良いなあとしみじみ思えるタイトルだった。やっぱりみんなと馬に乗って戦場を駆け巡るのがたまらない」
「米国でサービスを開始してから2年、ついに待望のMMORPGが日本に上陸だ。完全日本語化によりセリフまで日本語なのでプレイしていて話がわかりやすくてうれしい。今からでも十分楽しめる魅力満載でおススメ」
【セガ 3D復刻アーカイブス3 FINAL STAGE】
・セガゲームス
・3DS
・http://archives.sega.jp/3d/archives3/
「圧倒的な再現度はいわずもがな。本編はもちろんオマケも心憎くく、ゲームおじさん or おばさん(もはやおじいさん or おばあさんか?)でこれをスルーはありえない。作り手が宿す意志、情念という点では、ゲーム開発を志す人たちにもプレイして欲しいシリーズで、インタビュー集『セガ3D復刻アーカイブス MANIAX』もぜひ。“FINAL STAGE”と銘打たれてはいるけど、きっと違う形で継続してくれると信じてます。っていうかそうしてくださいホントお願いします」
「今回も移植再現度の高さに感激。初代『セガ3D復刻アーカイブス』と、同『2』のセーブデータがあるプレーヤーには、鈴木裕氏のデビュー作『チャンピオンボクシング』と、中裕司氏のデビュー作『ガールズガーデン』も遊べるという、直接的なマーケティングではなく、作り手の歴史にフォーカスした特典も新鮮」
【人喰いの大鷲トリコ】
・ソニー・インタラクティブエンタテインメント
・PS4
・http://www.jp.playstation.com/scej/title/trico/
「本物の生き物のようなアバウトな動きや反応を見せる大鷲トリコと協力し、意思を通わせていくという、とても難しい事に挑戦した作品。その試みは道半ばではもどかしさが強いものの、それすらもゲームデザインの一部とすることに成功している。じっくりとプレイした後には『他にない美しいゲームを楽しんだ』という記憶が残るはず」
「今年は、E3の先輩方が多数卒業しました。幾星霜待った『トリコ』もついに卒業! しかし、待った甲斐がありました。まさにこれぞ日本のKAWAII! とにかくトリコがかわいい。いまいち意思が疎通しきらないところがかわいい。タルを食べるしぐさがかわいい。呼んでるのにガン無視するところがかわいい。もがいてる姿もかわいい。敵を足でパキっと倒すところもかわいい。とにかくかわいい。かわいいは正義!」
【マフィアIII】
・2K Games
・PS4/Xbox One/WIN
・https://mafiagame.com/jp/
「発売が本当にうれしかったタイトル。胸をえぐるような殺伐としたしかし情念が燃えるような骨太のストーリーテリングと、世界観が本当に最高でした」
「マフィアを憎み復讐を誓うアフリカ系黒人を主人公としたクライムアクション。重厚なストーリーと、ゲームプレイとテンポよく繋がるカットシーンの演出はプレーヤーの心を鷲掴みにする。映画ファンにおススメ」
まだまだオススメしたいタイトル!
以下、各1票のタイトルを掲載していく。
【Assetto Corsa】
「去年も取り上げた気がするが、今年遊んだレースシムとしてもベストな1本となったのがこれ。2014年に出たタイトルではあるものの、今年はOculus Riftのサポートが進んだことで最高のVRゲームとしても楽しむことができた。ものすごく説得力のあるリアルな挙動、VR的にも見やすい写実的なグラフィックス、そして空間内に自由にUI要素を配置できるカスタマイズ性と、VR対応のレースシムとして理想的な形を見せてくれた。レースゲームやレースシムのファンなら引き続き必携の1本とさせていただきたい」
【Dishonored 2】
「ファーストパーソン・ステルスアクションここに極まる。1人称視点ならではの緊張感とルート開拓の面白さは前作以上。膨大な量のジャーナルで前作から続く世界観を深く楽しめた」
【EA SPORTS UFC2】
「日本ではDL専用ソフトとして発売中の本作。俗に“THQ版”と呼ばれるPS3の最終作や、EA SPORTSの制作体制に移行してから初めて発売された前作と比べ、操作やシステムは無駄を省いてより簡潔でわかりやすくなり、総合格闘技の魅力でもある“打、投、極”の爽快感にも磨きがかかっている。ゲームとしての駆け引き、スポーツや格闘技のリアリティを両方備えた作品で、競技性のあるゲームを求めるユーザーにオススメ(日本語訳されていないので、そこだけはご注意を)」
【F1 2016】
「バーチャルとリアルが一緒になったエキサイティングなゲームで、普段では体験できないドライビングを体験できるのが面白い。ゲームの対戦方法も11チームある中から、いろいろと試せめるので、初心者でも少しずつスキルを上げながら楽しむことができる」
【Fate/Grand Order】
「低レアリティのキャラクターでも十分戦える見事なゲームバランスと、シリーズ通して定評のあるシナリオが楽しめる。この12月にシナリオ第1部の完結を迎えた」
【Gears of War4】
「PCとXbox OneのクロスプラットフォームでHordeが遊べるというだけでも買い。日本国内からだと購入がやや面倒な点はハードルかも」
【THE KING OF FIGHTERS XIV】
「3Dになった演出や、ナンバリングとしては初のポリゴン化したキャラクターなど、随所に進化・変化を見せつつも、2D対戦格闘ゲームをベースした従来の手触り感は往年のファンも納得。全ての世代に安心してオススメできる良作だ。アップデートも楽しみ!」
【Neo ATLAS 1469】
「地図を作っていくというゲームシステムはまさに冒険そのもの。3Dでなくても想像の羽を広げればいくらでも楽しめる。プレーヤーの想像力でどこまでも楽しめるこのゲームは、まさに王道だと思う。いや、マジ時間泥棒」
【NVIDIA VR Funhouse】
「あまたあるVRデモゲームのなかで、5分、10分という限られた時間でVRの楽しさを体感できる佳作。必然的に大きな移動が必要ないシチュエーション設定、入力デバイスを銃や弓矢に見立てた使い方、操作時のフォースフィードバック、遠景の描画が必要ない夜間の設定など、無料ゲームでありながら、VRゲームはこう作るべき、といった示唆に富んでいる」
【Rez Infinite】
「とにかく、ただただ気持ちいい。VRのために設計された新ステージ『Area-X』は言うに及ばず、従来のステージも充分に楽しい。やはりマスターピースな1作。
【Rimworld】
「インディー界における今年の個人的ベストヒット。人類史上最も複雑なゲームとも言われる『Dwarf Fotress』的なシステムを軸に、辺境惑星での開拓・生存をシミュレートする1本だ。暑さ寒さ、飢えや病気、宙賊の襲撃といった脅威をしのぐため、なけなしの資源をやりくりしていくシビアなゲームである。あまりのシビアさに、人間の死体すら貴重な資源に見えてくるから恐ろしい。負傷した住民がどんどん廃人になっていく。さあ、捕虜の内臓や手足をとったりつけたりして医療の練習だ」
【Shadowverse】
「手軽に対戦できるゲームバランスが後を引き、時間があるとついプレイに没頭してしまう。12月29日には新カードパックも出たので要チェック」
【The Tomorrow Children】
「やや単調ではあるものの、ハマる人はきっとハマる、コツコツ続ける“労働”と“貢献”の快感。そろそろ『町の復興』以外の目標の追加と、過疎化した町の復興支援願えませんか、Q-Games様」
【Watch Dogs 2】
「止め時がわからないメリハリの効いたRPGだと思います。リアルなサンフランシスコを感じられて、街を散策しているだけで楽しい!」
【アンチャーテッド 海賊王と最後の秘宝】
「冒険家ネイトの最後の物語は、ほぼほぼ完璧と言っていい高いクオリティ。最高峰のシリーズの、素晴らしく思い出深いフィナーレを描く作品。シリーズ未体験の人には『アンチャーテッドコレクション』からじっくりと……がオススメ」
【ウィッチャー3 ワイルドハント - 血塗られた美酒】
「個人的に、『ウィッチャー3』は現代のアクションRPGとして並ぶもののない大傑作だと思う。その最後の大型DLC「血塗られた美酒」もシリーズ最高傑作と言いたいほど素晴らしい。このDLCは本編に匹敵するボリュームと密度、ちょっとメタいネタも含めてプレーヤーを大いに楽しませてくれる内容になっていて、『ウィッチャー』のゲラルトを描く3部作の締めくくりを飾るにこれ以上無いほどふさわしい出来栄えだった。全てのエンディングを見るために何度もプレイしたが、それでもまだ時折、この世界にひたりたくなる」
【ウルトラストリートファイターIV】
「ストリートファイターV」からの出戻りで未だに楽しめているのがこれ。PS4版だとロードも速く、サクサク対戦できるのがいい」
【グランドエイジ メディーバル】
「貿易、外交、発展を通じて領土を拡張し、中世ヨーロッパ全土の掌握を目指す。SLG好きなら半年はこれだけで過ごせそうなぐらいハマれる」
【グランド・セフト・オートV(Online)】
「3年以上経過してなお、新規要素をガンガン追加してくるクライムアクションの超王道! 近未来っぽいバイクや車など、最近はリアルの追及だけでなく、ちょっとふざけたパロディネタも満載でますます目が離せない!」
【三國志13】
「待ちに待っていた『三國志』シリーズの最新作。『with パワーアップキット』が待ちきれずにノーマル版を買ってしまったが、予想以上に楽しめている。全武将プレイではあるものの、『一武将となって君主を盛り立てるゲーム』というより『すべての武将が君主として天下統一を目指せるゲーム』というほうが正しいかもしれない。一部の武将グラフィックスが『三國志12』と同じなのは少々さみしいが、『パワーアップキット』への期待も込めてオススメタイトルに推挙させていただいた」
【実況パワフルプロ野球 2016】
「2年ぶりに最新作として再登場という、ファンには待望の1作ではなかったでしょうか。アレンジモードは、自分好みにチームやメンバー登録ができ、ユニフォームのデザインまでもカスタマイズ可能なので、自分流のオリジナルチームを作って対戦できるのもこのゲームならではと言えるかもしれません」
【ストリートファイターV】
「『ストリートファイターIV』」から数えると、約8年ぶりとなる『ストリートファイター』の最新作。『ストZERO』シリーズや『ストIII』シリーズからの復活キャラクターあり、本作が初登場となる新キャラクターありと、参戦キャラクターのラインナップもバラエティ豊か。クロスマッチング・システムのおかげで、平日の昼間でも対戦相手に事欠かない。何のかんの言っても、やはりカプコンの対戦格闘を作るセンスは“さすが”の一語。間違いなく今年もっとも遊んだ対戦格闘と言える」
【タッチ・ザ・マッピー 復活のニャームコ団】
「懐かしのアクションゲーム『マッピー』をアクションパズルにした作品。最高得点でクリアするためにはルートの選択やタッチ操作のタイミングなど、ち密なパターンの構築が必要で、計算され尽くしたステージデザインは秀逸。軽快なBGMや、15ステージ単位でパーフェクトクリアを達成すると元祖『マッピー』のグラフィックデザインを担当した、Mr.ドットマン小野氏による昔話が読めるのも、1980年代からゲームに興じていたオジサンにはたまらない」
【ディズニーアートアカデミー】
「絵の苦手な人、もしくはディズニーキャラクターを上手に描いてみたいという人にはおすすめしたいタイトル。筆もいくつか種類があって使い分けて描くことができ、間違っても消してすぐに書き直すことも可能。50種類以上のお手本があるので、デッサンの基本や色などいろいろと頭を使いながら楽しむことができる」
【ドラゴンクエストビルダーズ アレフガルドを復活せよ】
「出るまでは『マインクラフト』風を装い、いざ実際にプレイすると“ドラゴンクエスト”テイストがぞんぶんに活かされた作りにニヤニヤが止まらなくなる。語弊はあるかもしれないけど、ここ最近のナンバリングや関連作で1番“ドラゴンクエスト”らしさにあふれていた作品。短期間でここまで仕上げたことがまず凄いが、逆にいえば『十分な(開発)期間が与えられていたら』というIFでいくと、それこそ押しも押されぬ大傑作になれた可能性があり、次回作に対しては猛烈に高いハードルを設定しつつお待ちしてます」
【ドラゴンボールゼノバース2】
「スピード感のあるバトルにド派手な光線技、『ドラゴンボール』に期待している全てが入った1本! アクション部分がやや大味だった前作に比べ、各技の性能の細部調整が行なわれ、基本攻撃や回避方法にもバリエーションが多数増えたことで、より『ドラゴンボール』らしい戦いが楽しめる。コアなファンにとって、今も比較対象となる傑作『スパーキングメテオ(PS2)』や『レイジングブラスト2(PS3)』と比べても遜色ない完成度。しかも2017年6月まで追加コンテンツが順次配信されるそうで、さらに期待は膨らむばかりだ!」
【バウンド】
「E3で紹介された動画を見た時から、プレイしてみたいと思っていた作品。敵の妨害をバレエのステップやダンスで回避するという、シュールで美しい撃退方法が斬新。現代アートの独特な色彩や、だまし絵のような感覚に、VR未使用でも途中何度か酔いそうになったが、それでもいつかVRでプレイしたいと思っている」
【バカハザ】
「大作でもなければ話題作でもない、まずネタがありきのバカゲーなのだが、これほど異形のタイトルは見たことがない。ありきたりなコラボが横行するスマホアプリにあって、『バカボン』×『バイオハザード」。考案した人間は天才としか思えない。肝心のゲーム部分がしっかり作り込まれているため、意外と遊びごたえがあるのも高ポイント。今年も数々のネタゲー・バカゲーがリリースされたが、そのなかでも最高峰の1本といってよかろうと思う」
【バトルガレッガ Rev.2016 Premium Edition】
「本当に今は2016年なのだろうか。超絶カッコイイ大きなパッケージとカレンダーを交互に見返してもそれは変わらない現実。いやー長生きするとこういうこともあるんですね。正直『ガレッガ』よりはご先祖様の『ガンフロンティア』のほうに圧倒的な思い入れがあるんですが、もうちょっと長生きすれば、そのへん含め色々な歴代シューティングで同じ夢を見られるかもしれないと想像するとワクワクします。めっちゃ大変でしょうけど関係者様の健康と奮闘を心からお祈りしております」
【パラッパラッパー】
「懐かしのゲームがPS4で復活!早速体験版でプレイしてみました。本編が待ち遠しい。個性的なキャラクターとリズムアクションが簡単に楽しめる作品。リズムに合わせて、コントローラーボタンを押すだけですが、年齢のせいかタイミングが微妙になってきているので、再度クリアに挑戦したいです。相変わらずのペラペラキャラクターには、懐かしさがいっぱい」
【ファイナルファンタジーXV】
「舞台となる彼の地に居る感覚が非常に良く表現されていて、そこを“旅”するというRPGの基本を押さえた作品だと思う」
【ファームヒーロー・スーパー】
「とにかく野菜の形をしたクロプシーがかわいい!どんどん繋げていけば行くほど個数のポイントが加算され、偶然発生的に起こる連鎖状態でのポイント加算も魅力です。空き時間だけでなくずっと続けていられます。登場するキャラクターのリスやヤギなどが程よい難易度を足してくれる存在になっていて、ちょうどクリアできそうでできない感じがハマッてしまいます。たまに1時間無料無限状態がもらえる時があり、ひたすらエンドレスでタップして現在レベル140」
【ファンタシースターオンライン2(PS4)】
「アークス・ロビーに降臨した幸子が全部もってっいった感はありますが、今年はPS4版が発売され、グラフィックスも一新、アニメ版が放送されたりと、何かと話題の多い年でした。スタートから4年も経って、最大同接を記録したりと、まだまだ活きのいいゲームです。ちなみにPS4版に合わせて、ベンチマーク用映像が刷新されてるんですが、それが流れ始めた時、『あれ、ゲーム間違えたかな?』と思ったのはヒミツ」
【ポケットモンスター サン・ムーン】
「これまでのシステムをすべて見直した挑戦が良い方向に出た。様々な煩わしい機能をスッキリさせていて、『ポケモンライド』などはもっと早くほしかったくらい。オコリザルの『怒りすぎて死ぬこともあるが、その死に顔はとても安らか』という説明には泣いた」
【ポケモンGO】
「ゲームボーイの時代に夢見た世界がついに現実に! 街中に現われるような演出のPVの世界のようになるまでにはまだ時間がかかるが、夢を見続けられる一生モノのタイトルだ」
【ポケモンピクロス】
「2015年12月配信開始のゲームゆえ、厳密には2016年ではないが、定番パズルのピクロスの面白さと、ポケモンのキャラクターの特徴をうまく融合した良作であり、ピックアップせずにはいられない。自力で解こうとすると難解なステージでも、仲間にしたポケモンのスキルをうまく活用することで、比較的簡単にクリアできるのも嬉しい。これが基本プレイ無料とはにわかに信じられないほど、多数のポケモンやステージが登場するのでボリュームも満点」
【星のカービィ ロボボプラネット】
「『星のカービィ』信者として外せないタイトル。コピー能力がロボ搭乗でパワーアップするシステムは爽快で非常に楽しめた。何より2017年は25周年なので、様々な展開も楽しみ。『星のカービィ』=桜井政博氏のイメージも強いので、桜井氏によるカービィ作品復活にも期待!」
【√Letter ルートレター】
「体験版をプレイして、学生時代の懐かしさを思い出しました。実際に文通をしていたこともあり、親近感がわいたことと、日髙のり子さんの声がマッチしていて、製品版も購入を考えています。体験版はクリアできたので、謎解きに挑みたいです。基本的にコントローラー操作の早いものは苦手なので、ゆっくりじっくりできる『やるドラ』な感じが良いですし、ストーリーもすんなり入っていけました」
【ライフイズストレンジ】
「本当にこの物語、雰囲気が好き。アメリカの田舎町、悩める若者達の生活、そこに忍び寄る不気味な影。とてもよくできた物語だと思う」
残念なタイトル
これ以降は「残念だったなぁ」と感じたタイトルを挙げてもらった。こちらは選出されたからダメなのではなく、期待感の表れと感じていただきたい。「好きな題材だし、もう少し良くなったらなぁ」と感じるタイトルと出逢うこともあるだろう。
人によっては違う意見を持たれる方もいらっしゃると思う。そういった点も含めて、お読み頂ければと思う。
【ファイナルファンタジーXV】
・PS4/Xbox One/WIN
・スクウェア・エニックス
・http://www.jp.square-enix.com/ff15/
「史上、類をみないほどに『もったいない、惜しい。』とプレーヤーに感じさせるゲームなのでは。ゲームプレイの手触りは非常にいいが、良いところと残念なところがジグザグに突き刺さっているかのよう。もう少し時間をかけて世界設定やシナリオを練り込み、それをサブクエストなどを通してプレーヤーに伝えるような作りであれば、稀代の名作にもなりえた可能性すら感じるのだが……それだけに辛い」
「映画も見て、プラチナデモもプレイして全力待機していたので、多数のバグ報告は非常に残念でした。とはいえ、和ゲーは、バグの可能性を恐れるあまり、プレイの多様性を認めない窮屈なゲームデザインに収まりがちな傾向がある中、よくぞここまで冒険したな応援したい気持ちもある。『XV』を作ることで、得たノウハウは必ず今後に生きてくると思う。そういう意味では残念なゲームだが、やはり『FF』らしい価値のあるゲームなのです」
「今年のゲーム業界でもっとも話題にのぼったであろう超大型タイトル。ネットの評価では“残念な部分だけ”がクローズアップされることも多いが、決してそれだけのゲームではない。超名作!とまでは言えないかもしれないが、RPGが好きな人なら楽しく遊べる1本だと思う。ただ『FF』という名は、日本の、いや世界中のゲーマーにとっても特別なものなのだ。個人的には楽しめたが、ストーリーの説明不足、発売日の延期、メインメンバーに女性がいない点などを考え、あえて残念なタイトルにあげさせていただいた」
「映画『KINGSGLAIVE FINAL FANTASY XV』のグラフィックスは素晴らしかった。10年も待ったのだから、映画のさらに上を行くグラフィックスや、ワープを多用したかっこいい戦闘シーンが見られると期待を膨らませていたのだが。実際に自分でプレイすると、ああは上手くいかないという悲しい現実を突きつけられてしまったことで、なんだか気持ちが冷めてしまった。『なんか違う』感というか、いろいろと残念な気持ち」
【Miitomo(ミートモ)】
・任天堂
・Android/iOS
・https://miitomo.com/ja/
「任天堂初のスマホアプリ。丁寧な造りで、Miiを使ったミニゲームや着せ替え、コミュニケーションなどいろんな要素もあり、ここを出発点に広がっていくのかなという印象だったが……。トモコレのように盛り上がらなかった敗因は、スマホユーザーは、スマホの中に自分似のMiiを住まわせることにあまり楽しさを感じなかったからではないかと思う。ほら、MMOなんて美男美女だらけじゃないですか。大人はナイーブですから」
「任天堂のスマホ展開第1弾としては、やや落ち着きすぎたか。配信直後は、質問の解答を考えるのに意外と時間がかかる、友達が少ないとフィードバックがなくてやるせない、ロードが長いなど色々気になる箇所が多かった。『スーパーマリオ ラン』は良くも悪くも物議を醸したので、3月までに出るという新作にも期待です」
【The Tomorrow Children】
・Q-Games/ソニー・インタラクティブエンタテインメント
・PS4
・http://www.jp.playstation.com/op/thetomorrowchildren/playersinfo/
「音楽も気になって、PV等の少しダークで可愛い雰囲気も気に入っていたので、触ってみましたが、思ったものと少し印象が違っていて残念。もう少し、各キャラクターとともに『労働』したいと意欲が湧くかな? と思っていました。ただ、ラインスタンプは可愛くて気に入ってます」
「デザイン、グラフックス、音楽など各種要素は本当に大好きなんだけど、何となく続けるのがツラい部分がある。作業自体はツラくないけど、モチベーションを喚起させる演出が少ない気がするのが残念」
【ストリートファイターV】
・カプコン
・PS4/WIN
・http://www.capcom.co.jp/sfv/
「発売日にウキウキしながらダウンロード購入してビックリ。色々なものが足りない。そしてマッチング関連。なんで!? って普通なりますわな……。徐々に改良と解消が進んできましたが、その間に山積されたユーザーの負の感情ってバカにならないと思うのですよ。わたしもいちユーザーなので当然そういうのありますし。なんだかんだやればアケコンきしむくらい熱中しちゃうんですから、名誉挽回を期待してます」
「私はオススメタイトルにも『ストV』を推したので、決して“残念なだけ”ということではない。しかし、サバイバルモードの『ハード』と『ヘル』はあまりにも鬼畜すぎやしないかい? 何とかリュウでクリアしたものの、あれが全キャラ分あるのかと思うと気が遠くなる。難しいモードを作るのはいいが、個人的には難易度のハードルは『上級者ががんばればクリアできる』程度にすべきだと思うのだ。開発者にプレイしていただき、クリアできるかどうかを見てみたい」
【ディビジョン(TOM CLANCY'S THE DIVISION)】
・ユービーアイソフト
・PS4
・http://www.ubisoft.co.jp/division/
「リリース直後は、度重なるネットワークエラーや、再現性の高いクエスト進行不可能レベルのバグ、PvP偏重のコンテンツに悩まされたが、現在は幾多のバランス調整と、さらなるコンテンツの拡充によって、かなり改善されている」
「ソロプレイで行けるところまでは楽しんだものの、アップデートがマルチプレイ有利な内容ばかり。ヘリが回収中のお宝を他のプレーヤーが奪い取れるという仕様が入ったところでギブアップ」
【バトルボーン】
・2K
・PS4/Xbox One/WIN
・https://battleborn.com/jp/
「アメリカカートゥン調デザインがクールなSF要素満載のFPS。斬新なアイデアが多く盛り込まれているのは最高なのだが、システムやインターフェイスが若干わかりにくいのが残念!」
「根幹のコンセプトには共通するものがあるのに、『オーバーウォッチ』と比較してなぜここまで差がついてしまったのか。開発は『ボーダーランズ』のGearbox Softwareだけに期待していたのだが、肝心のゲーム内容がわかりづらかった……。キャラクターの造形は良かったのだが」
【ポケモンGO】
・NIANTIC/ポケモン
・Android/iOS
・http://www.pokemongo.jp/
「ここは、あえて『ポケモンGO」をワースト1としたい。その理由は、『Ingress』より劣化しているから。ポケモンという世界的人気キャラクターを採用しながらも、いわゆるキャラゲーの重圧を跳ね除けて大ヒットさせたのは素晴らしい。モバイルはポケモンをゲットするだけ、対戦はコンソールといった住み分けや連携があるともっと良かった。『Ingress』にはあった、“背後から迫る見えざる敵対勢力の影”の緊迫感に相当する遊びがないのは残念。とってつけたようなAR機能も不要だ」
「いろいろと社会的に物議をかもしているゲームですが、やっぱ面白い。そして健康になる。でも、私のような地方在住ライターは、ポケストがある場所まで、まずは車で向かい、駐車場に止めたうえで遊ばなければならない。調子にのって何キロも歩いた後にも、電車もバスもないので、根性で車まで帰らなければならない。地方民みんなが感じているであろう、そういう悲しい状況のうらみつらみを込めて残念に1票。でも面白いんですよ!」
このほかのタイトル
以下、各1票のタイトルを掲載していく。
【Civilization VI】
「大好きなシリーズだけに期待も大きかったところ、思ったようには進化していなかった1本。1プレイの操作量がやたらに増え、過剰な選択肢の数とマイクロマネジメントの多さに辟易することになってしまった。それでも『Civ』シリーズとしての面白さはしっかりと備えているのは確かだが、もうちょっとシステムを整理して遊びやすくする工夫があって然るべきだったと思う。新しい事を受け入れられない老害だと言われてもこの思いは揺るがない。恒例のDLCや大型アップデートでは、そういった面での進化を望みたい」
【Dead Star】
「レトロ感あふれる操作感覚で宇宙戦争を体感できる良ゲーム。惜しむらくは8月にPS4で配信されたばかりのくせに、もうサービスが終了していることか。課金機体も買ったのに(涙)」
【Heaven×Inferno】
「神話ベースのストーリーやドラマティックなBGMなど、見どころは多いが、バトルがややもっさりしているのが気になる。キャラクターに関しても、もう少しインパクトが欲しかった。個人的にも応援していたタイトルだけに、サービス終了は残念」
【Her Story】
「気になっていたゲームがついに11月に日本語化された。勢い込んで買ったのだが、10月くらいから嵐のように忙しくプレイできてなくて本作の楽しさに触れられていない。お正月には必ず!」
【Layers of Fear】
「『P.T.』フォロワー作品としての不条理ホラーを期待したが、その実態は不気味アート寄りのホラー風味探検ゲームで、求めていたものとは少し違った。アクション要素はないのでとっつきやすい」
【Mount & Blade II: Bannerlord】
「2008年、ソードアクション&合戦シミュレーションゲームとしてPCゲーム界隈を風靡した『Mount & Blade』。大いにハマって大好きなゲームとなり、2012年に発表された続編には大いに期待を寄せていた。しかし情報はほとんど出てこず、ようやく発売か? と思われた2016年も華麗にスルーされ、年内と予告されていたベータすら始まらず、いよいよベーパーウェア(幽霊ゲーム)の貫禄を醸し出してきた。最近Steamのカタログには載ったようなので、2017年こそ発売されることを期待したい」
【Naval Action】
「なにげに今年最も長時間遊んだのがこのタイトル。大航海時代のカリブ海で帆船を操り交易や海戦を楽しむMMOGだが、特に海戦における操船・操帆や砲術、人員マネジメント等が非常にリアルに作られていて、海戦シミュレーターとして無類の遊びごたえがある。それだけ順調な進化を望んでいたのだが、海戦以外のゲームシステムや勢力バランス等がグダグダになり続け、見るからに仮ごしらえで使いにくいUIも全く改良されず、1年を通じてプレーヤーが減るばかりになってしまった。来年の挽回を期待したいが……」
【No Man's Sky】
「すごく魅力的なコンセプト、壮大な世界観、どんなゲーム性が実現するのだろうとワクワクしていたが、なんだか残念ぽくて、結局プレイしないまま今に至ってしまった」
【PlayStation VR】
「楽しめるコンテンツはそれなりに揃っているのに、入手難易度が高すぎ(=生産数が少なすぎ)て、この2016年の「VR元年」を体感できなかった人も多いのでは」
【Shadowverse】
「かわいいキャラクターが多数出演する、強い物語性を持った、デジタルトレーディングカードゲーム。ゲーム性自体に文句はないのだが、残念なのはチュートリアルのわかりにくさ。ルールを知らないと何をやっているのかわからないカードゲームだからこそ、導入時のチュートリアルは非常に重要だと思うが、メインストーリほどには力が入っていないことが残念」
【THUMPER リズム・バイオレンスゲーム】
「PS VR対応ソフトでもあり、音と光で織りなされたリズムアクションゲームというなかなか興味をそそられるタイトル。だが、独特な映像を音楽と共に見ながらプレイするには、長時間だと、人によっては結構キツイ感じがする。好き嫌いが出やすい作品だろう」
【World of Tanks Console】
「『ガルパン』との連載記事もあったので、読んでからノリノリでプレイしようとしたけれど、戦車の運転が私には難しすぎました。どうしてもまともに前に進んでくれず、はがゆさだけが残ってしまいました。でも、記事は本当に読んでいて楽しかったので、再度挑戦したい作品です。逆に『ガルパン』は、アニメをすべて見たため、キャラクター名や戦車名などある程度把握できたので、今度はその知識を『WoT』で生かそうと思います」
【XCOM2】
「難易度調整がかなりうまくいっていた反面、インターフェイスがちょっとわかりにくいのが気になった。そこが原因で多くの客を置き去りにした印象。正直もったいない」
【ガンダムブレイカー3】
「機体や追加パーツが増え、ガンプラ作りの楽しさは強化されたが、アクション部分が“前作のママ”と感じてしまった惜しい1本。今のままでも十分楽しいが、欲を言うなら、重厚な1発の射撃で敵を破壊する“撃つ爽快感”や、弾幕を華麗に回避するような“避ける爽快感”も加えて、ロボットゲームとしてのアクション面や演出も強化してほしい。また、今はパッチで修正されているとはいえ、発売直後のCPUの異様な防御力や、やたら高額だったパーツ強化額も、少々印象が悪かった。今後のシリーズ展開に期待!」
【クリスタル オブ リユニオン】
「リリース当初はかなりハマり、同盟まで設立。その後数カ月を経て、サーバー統合による同盟強制解体などがあり、そのせいで仲間も激減した。新コンテンツ実装が遅いのも残念。来年こそ期待してます!」
【ソードアート・オンライン ホロウ・リアリゼーション】
「まあ、自分はMMORPG廃人で、仕事柄日々MMORPGばかり遊んでいるマイスタークラスのプレーヤーなので、MMOにはちょっとうるさいです。そんな目で見ると、このゲームのMMO感は非常によくできていると思います。いろんなMMOあるあるも感じます。でもさ、周りのプレーヤーっぽいNPCがキリトさんたちに優しすぎるんですよ。どうせなら、横殴りしたら文句言ってくるくらい再現度上げてほしいな~とわがままをこめて」
【サマーレッスン】
「VRゲームで、この手のものはリリースされるだろうとは思っていたが、正直、これはないなと思う。最大の理由はVRである必然がないこと。女の子を現実世界に寄せていくなら、現実世界の女の子の方がいいに決まっている。代替満足なら、現実と大きくかけ離れた、テレビの枠の中に存在する2Dアニメ調の方がいい。もうひとつ大きいのは、VR世界内の必然で、自分が動けないことを正当化できていないこと。実は遠隔地からARカメラで見ていました、といったメタフィクションでも良いのに」
【三國志12(Android/iOS)】
「個人的には大好きな『三國志』シリーズ……なのだが、2012年に発売されたタイトルを今リリースする意味をあまり感じなかった。スマホアプリだから外出先でも遊べるのは利点だが、それなら現役の携帯機・PS Vita版でもいいわけだし。リリース直後は4,000円だった価格が、タイムセールとはいえ半額にまで下がっているのも、定価で購入した人たちは納得いかないと思う。25年以上『三國志』シリーズを遊び続けている者として言わせてもらうが、ユーザーあってのメーカーだということを心に刻んでほしい」
【シアトリズム ファナルファンタジー オールスターカーニバル】
「ぱっと見、画面や遊び方が家庭用とまったく同じに見えるので、もっとわかりやすい連動企画を実施するなど、わざわざゲーセンに行ってまで遊びたくなるような仕掛けがもっと欲しかった。収録されている楽曲はどれも素晴らしいのに、デモ画面の最中にガンガン鳴らして、客に積極的にアピールしようとするゲーセンも少ない印象を受けるので、本当にもったいない!」
【ジョジョの奇妙な冒険 アイズオブヘブン】
「2015年末販売タイトル。基本的にジョジョのキャラゲーは、スーファミの時代からクソゲーばかりだと思う。だが、それでいい。たとえ中身がどんなものであろうと、たとえハードを所有していなくても、ジョジョのゲームはもれなく買ってしまうから。本作も伝統にのっとり、前作『オールスターバトル』から、めぼしい進化もなく、発売スケジュール厳守でリリースされている」
【進撃の巨人】
「立体機動装置のワイヤーアクション、巨人を駆逐する爽快感、“進撃”キャラによるリアルな演出。ゲーム性は文句なしにオススメ! ただ、(原作が完結していないので当然ではあるが)ストーリーがブツ切りなのが本当に残念でならない。できることなら、ゲームオリジナルの外伝的ストーリーや敵巨人を追加した続編を遊んでみたいものだが……」
【スターオーシャン5 -Integrity and Faithlessness-】
「スタイリッシュなバトルやどこまでも突き詰められるやり込み要素など、シリーズの正統進化を感じられる一方で、シームレスを駆使した演出が見どころ。が、イベントシーンまで淡白に感じてしまうのは、シームレスを多様しすぎた弊害か。色々な部分で惜しいと感じてしまう」
【追憶の青】
「正統派ファンタジーの世界観をベースにした、縦画面のベルトスクロールアクションというありそうでなかったゲームデザインは一見の価値あり。とはいえ、アクションがやや淡白になりがちなので、イベント周回はちと厳しいか。メインストーリーの進みが遅いのも気になる。素材の良さは一級品だし、リリースしたばかりのタイトルなので、これからの展開に期待したい」
【討鬼伝2】
「キャラも立っているし、アクションも楽しいし、『ミタマ』の組み合わせで発動するスキルを考察するやりこみ要素もある。だからこそ、『2』の最大の目玉である『オープンワールド』を、もっと作り込んでほしかった。マップが地続きになったのは嬉しいが、今のところ『目的地で何かすること』以上の魅力に欠ける。マップの四方八方から拠点を襲撃する鬼を次々と打倒する……そんな、『オープンワールドだからこそ』のイベントが今後増えることに期待したい」
【ドラゴンクエストヒーローズII 双子の王と予言の終わり】
「各方面から怒られそうですが“ドラゴンクエスト”シリーズって日本国内が主戦場で、だからこそ世界観やストーリーに重きを置いて欲しいという気持ちがあります。『I』から『II』でアクション要素は大幅に向上したのに、肝心の世界観やストーリーの質が低く、ただただ安い。後追いのスマートフォン向けRPGが先に気づき着手した問題点を、なぜ本家本元が軽視するのか。悪口ではなく、もったいない、そして『I』から遊び続けている“いち『ドラゴンクエスト』ファン”として「悔しい」んです。大きなお世話、うるせえ、ほっとけ! って感じなんでしょうけど、いちユーザーとしてはただただ少しでもよくなってくれればなぁと願うばかりです」
【信長の野望・創造 戦国立志伝】
「今でもちょいちょいプレイしますが、やるたびに“立志伝”から想起される要素がもっと盛り込まれていればなぁ……そんな思いにかられます。逆にいうと、現状の立志伝要素であれば、シミュレーション部分の質と精度向上をもっと熱心かつ積極的にやらなければならなかったのかも。PCテープ版以来のじじいゲーマーとしては、歴史SLGといえば“光栄=コーエーテクモ”なので、もう(残り少ないとはいえ)一生ついていくしかないんですけど。だからこそ次は(も?)がんばってください」
【パックマンパズルツアー】
「連鎖を組んだり特殊なアイテムを出現させて、同時にたくさんのフルーツやゴーストを消せたときは気分爽快な3ラインパズルゲーム。だが、ステージによってはデザインが凝り過ぎていてクリアするための戦略や条件がわかりにくい箇所も散見された。また、手詰まりになってシャッフルされた際に、自分が消し方を一生懸命考えたときよりも、あっさり連鎖消しができて楽になったりするなど、戦略性と運のどちらの要素を楽しむものなのかが、やや曖昧になってしまった気が……」
【ひとりぼっち惑星】
「いわゆる『ボトルメール』の進化系で、サウンドなどの演出面は素晴らしいものの、メッセージのペースが遅くてやめてしまった。それも演出なんだろうけど、もっと読みたかった。(そもそもゲームではない!?)」
【ファークライ プライマル】
「何度も記事を担当し、いつの間にかとても親しみを持ってしまった作品でしたが、実際にプレイしてみると、初心者の私にはハードルが高すぎて断念。ダカールになりきれなかったです。まずはじめの、槍でマンモスを攻撃する前に、自分がやられてしまうという情けなさでした。ただ、ゲームの製作過程など、とても手が込んでいて、実際に登場人物の言語を言語学者が研究している姿勢には、とても感心しました」
【ファンタジーパイレーツ】
「プレーヤーは、海賊となり宝箱の周りをグルグル回りながら、障害物や敵を避け砲撃を加えていくという達成感や攻略性は感じることができる楽しいゲーム。しかし、最初は楽しいのだが、慣れてくると、ちょっと単調さを感じてしまうのは残念な点かもしれない」
【ポケモンGO Plus】
「かなり熱心にプレイしていたが、これが手に入らなくてプレイする意欲が減り、再販された頃にはかなり熱が冷めてしまった。転売屋対策もして欲しかった」
【マフィアIII】
「路面電車やバイク、飛行機など車以外の乗り物がほしかった。また車のカスタム要素もほぼ入ってなくて残念。また細かいバグが多く、それにより没入感がそがれる事も多々あり、完成度を高めたらもっとよくなるはず!」
【モンスターハンター クロス】
「『モンスターハンター4G』までバリバリに楽しんでおり、本作も発売日に購入しておきながら、ケルビ狩りから先に進むのが急につらくなってしまった。せめて上位から遊べていれば……」
【モンスターハンター ストーリーズ】
「歴代シリーズのデザインを一新した、愛らしいキャラクターや世界観は好みなのですが、卵の厳選や素材の収集に気を取られ、肝心のストーリーがなおざりになってしまい、続きをするにも気合を入れなければできなかったので、残念」
【√Letter(ルートレター)】
「物語的な要素が強いゲームなので、確かに映像やストーリーはたいへん美しく仕上がっている。感情移入できる部分もある。だが、ゲーム性という部分に焦点を当ててみると、自分で選択してゲームを展開していける部分が少ないように感じ、もう少し、ルート分岐に多様性があってもいいのではと感じた」
【ワンダーリーグ】
「2015年6月からワンダーリーグが運営を開始した、世界初となるモバイルeスポーツの総称。プレーヤーはスマホでゲームアプリをダウンロードし、アプリ内で『糸通し』や『タッチザナンバーズ』、『パックマン』などのゲームを遊ぶと、上位入賞者には賞金を入手できる仕組みをいち早く導入した。しかし同社は現在、VRコンテンツへの開発や開発者支援サービスに転じており、モバイルeスポーツはいつの間にか終了してしまった。日本発祥の新たなeスポーツのムーブメントを起こせるのでは、と期待していただけに残念」