ニュース
豪華俳優陣がずらり勢揃い! 「龍が如く6 命の詩。」完成披露会を開催
2016年12月7日 21:34
セガゲームスのコンシューマ・オンライン カンパニーは12月7日、プレイステーション 4用ゲーム「龍が如く6 命の詩。」の発売を記念した完成披露会をTOHOシネマズ新宿にて開催した。
完成披露会には黒田崇矢さん、藤原竜也さん、小栗旬さん、ビートたけしさん、真木よう子さん、大森南朋さん、宮迫博之さんという、本作に出演する豪華俳優陣が登壇。「龍が如く」シリーズの総合監督・名越稔洋氏も登場し、トークショウや最新PVの上映会が行なわれた。
いよいよ発売! 「龍が如く6」
まずは司会のガダルカナル・タカさんと中嶋美和子さんの呼び込みで、本作の総合監督・名越稔洋氏が登壇。完成披露会は名越氏の挨拶からスタートした。
最新作の映像を見た司会者からの「このクオリティの作品を年に1本作り続けるのは大変ではないですか?」との質問に、名越氏は「常識的に考えると、とても大変なことです。それをここまで続けて来られたのは、ユーザーの皆さんに愛されて求めてもらえたから」と作品のファンへの感謝の言葉を述べた。
また、今作の音楽を担当する山下達郎さんに関しては「耳に入ってくるだけで山下さんだとわかる、説明不要のアーティスト。今まではロックが多かったが、『龍が如く』にはパンチが利いた見た目とは裏腹な感動的なテーマもある。今回はそちらを前面に押し出せる音楽を作ってもらった」とコメント。「どうして自分なのか、どういうことができるのか」と疑問を抱く山下さんに、作品について丁寧に説明して内容を伝え、納得の上でオファーを受けてもらったとのことだ。
作品を彩る豪華俳優陣が登場!
ここで本作に出演する、俳優陣が登壇。ひとりひとりに「龍が如く」への出演についてや、収録の様子についてなどの質問がなされた。
2005年発売の第1作から10年以上に渡って主人公・桐生一馬を演じてきた黒田崇矢さんは、「桐生一馬伝説、最終章」と銘打たれた本作について「20歳から48歳までの桐生を演じてきた。若い時から変わらない正義感はそのままに、色々な経験値が増えた彼の深みが出せれば思いながら演じました。この10年間、常に桐生のことが頭の中にあります」と感慨深そうに語った。
「龍が如く3」以来の出演となる藤原竜也さんは「前回は声の出演だけだったので、今回は自分自身が参加できて嬉しかった」と、俳優陣のビジュアルがそのままゲームに登場する本作の特徴についてコメント。「宮迫さんが先に声を入れてくれていたので、楽しみながら芝居ができました」と収録の様子も語ってくれた。
シリーズを初代から遊んでいるという小栗旬さんは「もちろん本筋のストーリーも面白いが、ミニゲームが沢山あってついそちらに時間を掛けてしまう。今回はゲームの関係者の方に話を聞いて、達成率100%を目指したいです」と、ファンならではの目線で本作への意気込みを語った。
陽銘連合会系舛添組広瀬一家総長・広瀬徹という重要な役所を演じたビートたけしさんは、収録について「セリフを読んだら、あとは周りがアクションもつくってくれるから楽だった」と笑いを誘う。名越氏は「こう仰っていますが、1週間お酒を抜いて収録に臨んでくれたんですよ」とたけしさんの収録の模様を語った。またオファーについては「名越監督とはカラオケ屋で会って、高いシャンパンを飲ませてもらった。こんなに儲かるならもっとやりたい」と驚きの発言も飛び出した。
スナック「清美」のママ・笠原清美を演じる真木よう子さんは、残念ながらこの日喉の調子が悪く、「このような舞台で声が出なくなってしまい、申し訳ないです」と小声で挨拶。以降は作品についての質問にジェスチャーを交えて回答していた。
大森南朋さんは本作について「歴史が長く、色々な役者が出演している作品。まさか自分が呼んでもらえるとは思っていなかったので光栄です」とオファーについてコメント。「台詞を覚えなくていいのは楽」とたけしさんに同調しつつも、「色々な感情のパターンを録って、良い所を当てはめてもらった」と独自の収録方法について語った。
対して、本作で広島弁に挑戦した宮迫博之さんは「僕は楽じゃなかった」と収録の苦労を語る。普段使う大阪弁と似ているが故の苦労があったとのことで、方言指導の方に付きっきりで指導してもらったそうだ。しかし「僕は長時間かけてがんばったのに、親分(たけしさんが演じる広瀬)は標準語だった」「僕を広島弁で育ててくれた設定のはずなのに、何故標準語なのか」と不満を漏らし笑いを誘った。
さらに藤原さんと同じく「龍が如く3」にも出演している宮迫さんは、今作で自身が演じる役所について「格好良い男ではないけど、熱血漢で正義感のある良い役。たけし軍団でもないのにたけしさんの子分ができるのはうれしかった」とコメントした。
監督・北野武で「龍が如く」実写化は……?
話題はビートたけしさんへの「映画監督・北野武に、もしも龍が如く実写化の依頼が来たら?」という質問に。
たけしさんは「この風景がロケハンで見つけられるのかと思ってしまう。思い通りに作れるゲームの背景には敵わないから、実写化は難しい。この映像は1番気持ち良いものになっている」と、本作で描かれる風景を絶賛。10年以上かけて培われたゲーム内の映像技術に称賛の言葉を送った。
また、たけしさんは「昔、日本一のクソゲーと呼ばれるゲームを作ったことがある」と、過去に自身が作ったゲーム「たけしの挑戦状」に言及。「子供が泣き出して、親からクレームが来た」と発売当時の様子について語る。それに対して宮迫さんが手を挙げ、「僕はその被害者のひとりです」と告白し会場は笑いに包まれた。
出演陣から最後に一言
最後に登壇者から一言ずつ挨拶がなされ、完成披露会は終了した。コメントは以下の通り。
黒田さん「『桐生一馬、最終章』という副題が付いた本作。そんな作品にこんな豪華なキャストが揃って嬉しいです。台本も読み物としても面白いものだったので、是非ゲームで楽しんでください」
藤原さん「いよいよ明日発売です。このキャストで作った壮大なスケールのゲームを楽しんでもらいたいです」
小栗さん「念願の『龍が如く』に出演できて嬉しかったです。早く桐生で自分のことをぶっ飛ばしたい!」
たけしさん「1回も使ったことはないんですが、プレステ4を持っています。今日の夕方からお店の前に布団を敷いて並んで、明日一番乗りで『龍が如く』を買いますね。それでワイドショーのインタビューを受けたいです」
真木さん「是非、ゲームで私の声を聴いてください」
大森さん「このような超大作に参加できて幸せです。僕もお正月休みにプレイしたいと思います」
宮迫さん「映画を見ているような壮大な物語になっています。たけしさんの子分をやっているので、是非見てもらいたいですね」
名越氏「皆さんのご支援なくしては、今日という日は迎えられませんでした。この場を借りて厚く御礼申し上げます。『龍が如く6』はキャストももちろん素晴らしいですが、新しいゲームエンジンでゲームとしても全てにおいて革新的な進化を遂げています。是非プレイしてください」
©(C)SEGA