ニュース
FPS「BLACK SQUAD」、4つの兵種でプレイするスキル対戦モードを先行体験
ストイックにもド派手カジュアルにもプレイできるオンラインFPS
2016年10月7日 00:00
NHN ハンゲームが日本サービスを発表したWindows用オンラインFPS「BLACK SQUAD(ブラック・スクワッド)」。今回10月に予定されているクローズドβテストに先立って、メディア向けの先行体験会が実施された。
「BLACK SQUAD」は、競技性を意識したオーソドックスなオンラインFPSでありながら、兵種によって異なったスキルを使用できるスキル戦も採用したタイトル。今回はスキルを使用できない対戦「爆破」モードと、スキルを使用して対戦する「破壊」モードをプレイできたので、本作の特徴とともにご紹介したい。
競技意識の「爆破」モードとスキル使用可の「破壊」モードを体験!
本作の特徴は、よりストイックな競技モードと、スキルを出し合って派手な戦闘が繰り広げられるスキル戦モードの両面が楽しめるところにある。チュートリアルでは基本的な操作からC4爆弾の設置、スキルとなるセントリーガンの設置や戦闘爆撃機スキルの使用方法がプレイできる。
操作はWASDキーでの移動や左クリックでの射撃など、一般的なオンラインFPSと同様になっている。1点だけ特徴的なのはダッシュの方法で、本作ではナイフ装備時に移動速度が上がるのだが、武器選択のキーを押さずとも、マウスのホイールを押し込み時はナイフ装備に切り替わるようになっている。実質的なダッシュボタンのように活用できるというわけだ。
スキルは、「突撃兵」、「援護兵」、「工兵」、「偵察兵」の4つの兵種によって異なる。スキルにはレベルがあり、例えば「突撃兵」ならレベル1から順にクレイモア爆弾を設置する「クレイモア」、グレネードランチャーM32を装備できる「M32」(レベル2)、目標エリアに空対地ミサイル爆撃を行なう「ヘルファイア」(レベル3)、ミニガンとパワードスーツを装備する「タイラント」(レベル4)となっている。
スキル戦では、開始時はレベル1からのスタートとなるが、ミッションの進行や敵を倒すことで「スキルポイント」を獲得し、自身の「階級」を上げることでレベル2以降のスキルが解放されていく。高レベルのスキルになれば効果も強力になるので、ポイントの稼ぎ方とスキルの使い方がスキル戦では重要となる。
スキルの効果は兵種によって異なり、「援護兵」なら体力の回復やセントリーガンの設置、「工兵」ならロケットランチャーや攻撃ヘリの呼び出し、「偵察兵」なら敵の位置を知らせたり、着弾地点付近に影響を与える対物ライフルの使用などとなる。詳細は下記画像を参考にしていただきたい。
今回プレイできた「爆破」モードは、攻撃側と防御側にわかれ、攻撃側は敵の殲滅か指定場所でのC4爆弾の設置と爆破を目標とし、防御側は敵の殲滅か、設置されたC4爆弾の解除を行なえば勝利となるもの。他のオンラインFPSタイトルでも採用されている定番モードで、公式大会でもよく見かける競技性の高いものとなっている。
「爆破」モードではスキルは使用できないので、はっきり言ってしまえばプレイ感覚は他のオンラインFPSとほぼ同等になる。グラフィックスや銃の性能、そしてもちろんマップの形が異なるのですべてとは言えないが、オンラインFPSプレーヤーならそのノウハウは存分に発揮できるだろう。
一方の「破壊」モードは、スキルを使用して対戦するものとなっている。ルールはマップに複数配置された箱型のオブジェクトを攻撃することでポイントが入り、その合計点数で勝敗が決定するというもの。
この箱型のオブジェクトは射撃よりもナイフでの攻撃が最もポイントを稼げるため、敵の目をかいくぐりつつ、箱にザシュザシュとナイフを当てていくことが勝利へとつながっていく。一方で敵を倒してもポイントは入らないが、箱に張り付く敵を排除するのも戦略上重要になる。
また「破壊」モードではスキルの使用が可能なため、時間が経てば経つほど戦場は激しさを増していく。本モードでは箱への攻撃を続けるほどポイントが稼げ、試合の後半ではほとんどのプレーヤーがスキルレベルを上昇させて、ロケットランチャーや攻撃ヘリの登場、空爆などがしょっちゅう展開され、どんどんカオスさを増していった。
筆者は「突撃兵」となったので、目標の箱のまわりにクレイモアを設置し、近づいてくる敵への罠を張りながらポイントを稼ぐというプレイに徹していたのだが、予想外の場所から近づかれたり、空から爆撃されたり、なかなか思うようなプレイはできない。ひとまずはレベル4の「タイラント」解放を目指したのだが、ポイント獲得が足りずに解放までたどり着けなかった。感覚としては、レベル4への到達はかなり効率的なプレイが求められるようだ。
「破壊」は最大16対16の対戦が可能となっているので、人数が増えれば増えるほどどんどんド派手な戦場になっていくことが予想される。誰がポイントを稼ぎ、それを援護し、敵を排除するのか、という役回りも兵種によってある程度決めると、より対戦を楽しめるのではないかと思う。
現時点では「爆破」や「破壊」を含む8種類のモードが用意されており、それぞれスキル使用の可能/不可能が決められている。現時点では、競技を意識したものか、もう少しカジュアルに派手な対戦を楽しめるものかとはっきりモードがわかれている状態だが、将来的には、例えば「爆破」でスキル使用が可能かどうかなど、各モードでスキルのあり/なしが適応できるかどうかを検証していくとした。
また大会については、最初は「爆破」などの競技性の高いモードの採用を想定しているが、スキル使用ありの大会も、サービス後のユーザーの反応やバランスを見て決めていきたいとしている。
本作のスケジュールとしては、まずはクローズドβテストが10月に控えているので、そこが本作に触れられる最初のチャンスとなる。ストイックにもカジュアルにもプレイできるFPSとなっているので、今後の動向にご注目いただきたい。
(C) NSSTUDIO INC. All Rights Reserved.