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LEVEL∞、「Forza Horizon 3で最速を目指せ!トーナメント大会」を開催

優勝者にはGeForce GTX 1070をプレゼント

開催日:10月1日

会場:秋葉原ラジオ会館 10F

入場料:無料

「Forza Horizon 3」の最速を決める戦い

左から榎本温子さん、コジマ店員さん、ねぎさん

 ユニットコムは10月1日、日本マイクロソフトから発売されたオープンワールドアクションレーシング「Forza Horizon 3」の最速をかけたトーナメント「Forza Horizon 3で最速を目指す究極PC ~Powered by LEVEL∞~」を東京・秋葉原にあるラジオ会館で開催した。

 会場ではまず12時からタイムアタックによる予選が行なわれ、その中の上位8名が決勝戦をトーナメントで戦い、優勝者を決めることに。中にはレースゲームではその腕を知られるプレーヤーもいるなど、実力が伯仲した戦いとなった。使用されたマシンはLEVEL∞が提供した、CPUにCore i7-6700、ビデオカードにELSA GTX 1070、Z170チップセットを使ったマザーボードに加えて、メモリはDDR4 8GBというスペックのマシンだ。

 決勝戦ではMCとして声優の榎本温子さん、ゲーム実況でおなじみのコジマ店員さんが登場。それに加えてレースゲームのトッププレーヤーである、ねぎさんもゲストとして参加した。ねぎサンは5歳の時からレースゲームをプレイしているとか。過去のシリーズはプレイしたことがあるものの、「Forza Horizon 3」についてはまだプレイしていないそうだ。

 まずはコジマ店員さんとねぎさんがテストプレイをすることに。コースは「APOSTLES BEACH CROSS COUNTRY」。そして車は山道ステージということで「JEEP GRAND CHROKEE SRT」を選択する。「レースゲームか! というくらいきれいなコース」と、コジマ店員さん。なおプレイするシートも特別なものが用意されており、ロジクールのステアリングコントローラー「G29 DRIVING FORCE」に加えて、AKRACINGにより特別に作られた、日本には1台しかないというシートを用意。「バケットシートで本物みたい」とコジマ店員さんは興奮気味。しかしレースがスタートすると、序盤でスピンしてしまい、それにより順位を落とすものの、中盤にから抜き去り順位を上げていく。だが健闘もかなわず12車中11位という結果になった。

 そしてねぎさんのデモプレイに移る。ねぎさんも同じくJEEP GRAND CHROKEE SRTを選んだ。初めてのプレイと言いながらも、コーナーを軽やかにクリアしていくなど、さすがにカーレースゲームに慣れている感じ。次々と車を抜き去り、最終的には1位でフィニッシュした。「ハンドルコントローラーも扱いやすかったですね。ダートを走ったことがないのでなんとも言えないんですが、あそこまでうまく走れたのは日々の練習の成果かな」とねぎさん。

コジマ店員さんがまずはデモプレイ
車はJEEP GRAND CHROKEE SRTを選択
ダートや水の中などのコースを疾走
軽快にプレイするねぎさん
次々と車を抜き去っていく

いよいよ8人によるトーナメント対決に

 そしていよいよ、予選を勝ち抜いた8人による決勝戦が開催された。まずはやまどぅーさんとグライドさんによる戦いへ。決勝の舞台となったのは「SURFERS PARADISE THREE BRIDGE CIRCUIT」。車は両方ともランボルギーニの「Aventador LP750-4 SV」だ。ちなみにやまどぅーさんはねぎさんの知り合いだとか。

 コジマ店員さんの「プレイボール!」のかけ声でスタート。やまどぅーさんは序盤でクラッシュしてしまうものの、どんどんと車を抜き去りあっという間に1位に。グライドさんは前にいるNPCの敵車までなかなか順位を上げられない。コーナリングのさばき方がやまどぅーさんの方が上手だったのか、圧倒的な速さで1位となり、やまどぅーさんの勝利となった。

決勝を戦うグライドさん。座るのは「プレイシート エボリューション アルカンタラ」
圧倒的な速さを見せた予選1位のやまどぅーさん
左がグライドさん、右がやまどぅーさんのプレイ画面
やまどぅーさんが強さを見せて勝利

 そして次の戦いはkazeさんと黒ぽんさん。コース、車種ともに同じの戦いとなる。レースがスタートすると、お互いがあっという間にNPCの敵車を抜き去り1位と2位に。優勢はkazeさん、それを追う黒ぽんさん。コーナーで近づくものの、なかなか追い切れない。黒ぽんさんはインをつきすぎてチェックポイントを通過せず、リスタートに。それが致命的となって、kazeさんの勝利となった。

レースを繰り広げる黒ぽんさん
大阪から来たというkazeさんも安定した走りを見せる
左が黒ぽんさん、右がkazeさん
かなりの接戦となったが、わずかな差でkazeさんの勝利に

 第3試合は神田和明さんとあおやぎさんの戦いへ。NPCの敵車に阻まれるもののお互いが抜き去り、1位と2位の戦いに。後ろから猛追する神田さんがあおやぎさんを抜き去る。そして追い上げるあおやぎさん。コーナーで神田さんを抜き去る。追いかける神田さんだが、コーナーで膨らんでしまう。そしてそのままあおやぎさんがゴールし、勝利となった。「トップストレートからのブレーキング勝負って熱いですね」とコジマ店員さん。

バトルをする神田和明さん
コーナーを攻めつつ独走するあおやぎさん
こちらも実力伯仲の戦いに
2位に付けていたものの神田和明さんは及ばず、あおやぎさんが勝利

 最後の戦いはイクラさんとつじもとさん。しかしイクラさんは第1コーナーでまさかのクラッシュ。つじもとさんもチェックポイントを逃してしまいリスタート。「再開からの戦いですか?」とコジマ店員さん。そしてコーナーにぶつかったり、障害物を壊したりしながらとアグレッシブなドライビング展開になる。途中再びチェックポイント逃しでのリスタートになってしまい、出遅れるつじもとさん。そうこうしているうちにイクラさんは1位に。そのままゴールしてイクラさんの勝利となった。

荒い運転ながら次々とNPCの敵車を抜き去るイクラさん
つじもとさん
初めはデッドヒートの戦いだったが……
イクラさんの勝利に

NVIDIAによるGeForce GTX 1080の紹介コーナーも

 上位4名が決定したところで、協賛のエヌビディア ジャパンによるGeForce GTX 1080の紹介コーナーへと移る。ここではエヌビディア ジャパンの高橋一則氏、谷口純也氏、アンバサダーの森田健介氏が登場した。

 GeForce GTX 1080は2500のCUDAコアを持ち、動作周波数は1.73GHz。ディスプレイポートを3基用意しているほか、HDMIコネクタとDVI端子を持つ。新しいPascalアーキテクチャが採用されており、非常にきれいなテクスチャを描けるようになった。

 Pascalアーキテクチャについて高橋氏は「72億のトランジスタが入っている構造で、2GHzまでオーバークロックできるものも発売されている。1つのブロックの中にCUDAコアが128個入っていて、それが20基入っているので2560個」と説明。CUDAコアとは、1つ1つの演算をするベースのユニットのこと。「汎用で使えるCUDAコアなので、描画だけでなく計算にも使うことができ、世界最速のコンピュータなどに利用されている」(高橋氏)。

左から高橋一則氏、森田健介氏、谷口純也氏
最新のPascalアーキテクチャにより作られているGeForce GTX 1080。画面に写っているのは初期のファウンダーズエディションと呼ばれるもの
Pascalアーキテクチャにより作られたGeForce GTX 1080は72億のトランジスタが使われている
アーキテクチャの更新に伴い、回路設計も最適化し、前モデルより高速な駆動周波数を得ることが可能となった

 また、GeForce GTX 1080には次世代のハイスピードDRAMである「G5X(GDDR5X)」を搭載。「このメモリを搭載するにあたって新たなGPU回路基盤を設計した。その結果10GBPSという値を得ることができた。これによりVRなどの情報量が多いデバイスでも、1度に遅れるデータ量が増えるため、よりきれいなゲームをプレイできるようになった」と高橋氏。

 メモリ圧縮技術についても進歩。「同じ色がかたまってあった場合、同じ色をまとめて圧縮するのをデルタカラー圧縮というが、今までは2:1だったものを、4:1、8:1とすることで、圧縮度を上げることができた。Pascal世代ではほとんどのテクスチャを圧縮できるようになった」(高橋氏)。GeForce GTX 980と比べて、DRAMの帯域幅が増えたことで1.4倍、圧縮の利点で1.4倍、有効なバンド幅が1.7倍になるなど、より多くのデータを扱うことができるようになり、きれいなゲームをプレイできる、というわけだ。

 また普通に3Dのゲームをしているときは、2Dで投影されているものを、頭の中で3Dであると認識してプレイしているわけだが、GeForce GTX 1080には「同時マルチプロジェクション」という機能が実装されており、これによって物理的な遠近感が正しく見ることのできる描画を可能にしている。「VRにおける『レンズマッチドシェーディング』では、レンズを通じた絵を合わせるために、上下左右のいらないところを削って、画面を4分割して描画している。それによって1.5倍のスループットを得られた。また『シングルパス・ステレオ』により、右目と左目の画像を同時に頂点演算することで2倍のジオメトリスループットを得られるようになった。これはVRにとってとても有効」(高橋氏)。

 こうした技術革新により、GeForce GTX 1080では圧倒的なパフォーマンスアップが図られている。「1080は、2枚組のGTX 980 SLIよりも速く、TITAN Xよりも高速。1ワットあたりの性能が非常に高いのが特徴となっている」と高橋氏はアピールした。

新たなGPU回路基盤とボード配線、デザインを採用
第4世代のデルタカラー圧縮を採用したことで、よりリアルな表現が可能に
「PPROJECT CARS」の例。前世代のMaxwellアーキテクチャと比較するとより緻密な描画を可能とした
同時マルチプロジェクションの例
シングルパス・ステレオを使うとVR酔いをしない、カク付かない描画が可能となる
森田さんが作ったMOD PC。R35にショートボディのGeForce GTX 1070を搭載。実際にパソコンとして動くそうだ
高橋氏と谷口氏による「Forza Horizon 3」対決も開催
実はFPSではプロゲーマーの谷口氏だが、高橋氏の勝利となった(左が高橋氏)。ただしご覧のように11位と12位

現役レーサーの神子島みかさんも登場

 そしていよいよ最終決戦なわけだが、その前に特別ゲストとしてFJ1600やFCJフォーミュラジャパンなどに参戦していた、レーサーとモデルとして活躍している神子島みかさんが登場した。これにはファンだというコジマ店員さんも「緊張してしゃべれない」とテンションが上がっていた。

 神子島さんは8歳の頃からカートでのレーシングをしていたほか、小悪魔agehaのモデルとしても活躍。出産を機に今は育休的な形で休養しているそうだ。なお神子島さんは、ゲームがあまりうまくないとのこと。レースゲームの経験もないとか。「シミュレーター経験はありますが、車酔いするんです」と神子島さん。タクシーに乗っていても酔うそうで、ゲームも酔いやすいのだそうだ。「タクシーは怖くて、左足踏ん張るときもありますね」(神子島さん)。

 そして神子島さんも「Forza Horizon 3」をプレイすることに。ハイヒールを脱いで本気モードだ。ポジションをしっかりと決めてスタート。最初は左右に振れてしまう神子島さんだが、次第に慣れていく。そして今回はレースではなくドライビングなので、絶景ポイントに行くことに。「ハンドルがちょっと軽いですね」と神子島さんは安全運転で進んでいくが、木に当たって止まってしまったりとちょっと苦労しながらも「難しいですがおもしろいですね。景色もリアルで」(神子島さん)。「Forza Horizon 3」のドライビングを堪能したようだ。

スペシャルゲストとして登場した神子島みかさん
神子島さんと同じ30歳だとわかってテンションが上がるコジマ店員さん
神子島さんも「Forza Horizon 3」を体験。レースモードではなく、見晴らしのいいスポットまでのドライビングとなった
コジマ店員さんが神子島さんの脇についてナビゲート
「ランボルギーニで草原を走るってことないですよね(笑)」と神子島さん

最終決戦の行方は?

 そしていよいよ最終決戦である。当初はやまどぅーさんとkazeさん、あおやぎさんとイクラさんによる戦いと発表されたが、マシントラブルに見舞われてなかなかスタートできない。残念ながらネットワークでの対戦ができなくなってしまったため、タイムアタックによる決着となった。ルールは「SURFERS PARADISE THREE BRIDGE CIRCUIT」を3周してベストラップによる対決。車は「Aventador LP750-4 SV」を使用し、コクピット視点でのプレイだ。

 まずはkazeさんからプレイ。1周目はNPCを抜き去るためにタイムは二の次。2周目からが実際のタイムアタックとなる。1周目で順当に1位になるkazeさん。2周目では1分を切るタイムに。そしてトップスとレートからのブレーキングがしっかりと決まり、きれいにアウトインアウト。その後も順当にドライビングを続けたが、2周目に出した59秒664の結果が最速となった。

コーナーを攻めるkazeさん
一番手と緊張の様子だったが、59秒664のスコアを叩き出す

 続いて登場したのはやまどぅーさん。「レースになってからテンションが上がってます」と語る神子島さん。「あーちょっとアンダー出ちゃったねーとか心の中で言ってます(笑)」。

 やまどぅーさんは1週目を難なく過ごして2周目に。かなりきれいなドライビングだ。「フルブレーキングがすごく上手ですね」(神子島さん)。少しタイヤが流れたりするものの、2周目で58秒758。そこからさらに集中してタイムを削りにいくやまどぅーさん。そして3周目には最速の58秒069を記録した。

さすがレースゲーム慣れしているやまどぅーさん
3周目で最速ラップの58秒069を記録

 3人目に登場したのはあおやぎさん。1周目で一気に4台ごぼう抜きをしていく。「お手本通りのアウトインアウトですね」とねぎさん。2周目で58秒395を記録。コジマ店員さんも「熱いですね! コンマ3の戦いです」と興奮。3周するも2周目のタイムがベストとなり、2位となった。

お手本通りのアウトインアウトを見せるあおやぎさん
コーナーをきれいに決めていく

 そして最後に登場したのがイクラさん。最初の決勝戦の通り、荒っぽいドライビングは変わらない様子だが、58秒の壁を突破できるか。壁に激突する様子に対して「豪快ですね」とねぎさんもコメント。「暴れることでモチベーションを上げているのかもしれませんね」(ねぎさん)。しかし1周目で順当に1位を獲得し2周目に。しかし2周目でも突っ込むイクラさん。「まだ3周目というのも残っていますからね」とコメントするコジマ店員さん。

 しかし2周目のラップも1分越え。「これはまずい」という声も会場から上がるが、美しいコーナリングを見せると拍手も。そして健闘したものの最速ラップは1分064となった。「4周目があったらわからなかったですね」(コジマ店員さん)。

 これで4名の挑戦が終わり、1位がやまどぅーさん、2位があおやぎさん、3位がkazeさんとなった。

自分のレースをするイクラさん
壁に向かっていくアグレッシブな走り

 ここでそれぞれからコメント。「見ていて白熱しました。レースはタイムアタックであっても、数字と見合うのがおもしろいですね」(コジマ店員さん)。「プレイする側が多かったので、見ているだけでもめちゃ熱くなりましたね」(ねぎさん)。「いつもレースをしてきていて、ドライバー目線をライブで見られるのはないので、非常に楽しかったです。個人的にはイクラさんを応援してました(笑)。突っ込んで突っ込んでだったのを調整していました」(神子島さん)。

 3位になったkazeさんには「G29」が、準優勝のあおやぎさんにはAKRACINGのゲーミングチェア「NITRO」が、優勝したやまどぅーさんにはELSAの「GeForce GTX 1070」がプレゼントされた。

 最後に3人からコメントを。「遠方から来ていたのでどうなるかなと思っていたんですが、無事に表彰台に登れて満足しています」(kazeさん)。「まさかやまどぅーさんが参加しているとは思わなくて。もう少しだったんですが力及びませんでした」(あおやぎさん)。やまどぅーさんは「元々くる予定がなくて当日枠で参加して、しかも『Forza Horizon 3』は1度もプレイしたことなかったんですが優勝できました。本当はうちで『Forza Horizon 3』を遊んでいる予定だったんですが、ビデオカードのスペックが足らないよと言われたので、取りに行こうかと。これからも楽しんでいきたいと思います」(やまどぅーさん)。

3位のkazeさん
2位のあおやぎさん
1位のやまどぅーさん