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「MHF-G」、「モンスターハンター フロンティアZ」に大規模アップデートへ!
抜刀ダッシュの「極ノ型」手触りをレポート。PS4版のサービス開始も決定!
2016年8月28日 19:16
カプコンは、プレイステーション 3/PlayStation Vita/Wii U/Xbox 360/Windows用オンラインハンティングアクションゲーム「モンスターハンター フロンティアG」(MHF-G)について、11月9日に大型アップデートを実施し、タイトル名を「モンスターハンター フロンティアZ」(MHF-Z)へと変更すること、また11月22日に対応プラットフォームにプレイステーション 4を追加することを発表した。
現「モンスターハンター フロンティアG」は、今年で9周年を迎えるオンラインハンティングアクションゲーム。今回の大型アップデートの発表に際して開催されたメディア発表会では、本作エグゼクティブプロデューサーの杉浦一徳氏が挨拶し、9周年を「10周年へのカウントダウン」と位置づけ、その話題の1つとなるのが「MHF-Z」の発表であるとした。
発表会では、本作プロデューサーの宮下輝樹氏と、本作運営ディレクターの今村謙介氏より、「MHF-Z」の概要が発表された。
アクションの「極み」を目指す! 「MHF-Z」目玉を発表
「MHF-Z」のコンセプトは、「モンスターハンター フロンティア オンライン」、「モンスターハンター フロンティアG」と重ねてきたタイトルとも違う体験を提供したいという思いのもと、ハンターやモンスターのアクションプレイの「極み」を目指す、というもの。
アップデートの大きな目玉となるのは、ハンターのアクションに新たに加わるアクションスタイル「極ノ型(ごくのかた)」、新たなモンスター種の「辿異種(てんいしゅ)」、そして猟団で挑むコンテンツ「歌姫狩衛戦・真説」の3つ。
「極ノ型」は、これまで登場した「地ノ型」、「天ノ型」、「嵐ノ型」の上位版として導入されるもので、13種あるすべての武器に「抜刀ダッシュ」が加わっている。
「抜刀ダッシュ」は武器を構えた状態でダッシュできるアクションとなっており、いちいち武器を納刀する必要なくフィールドを立ち回れるようになった。またそれぞれの武器独自にアクションが追加されていて、太刀であればガード技で敵の攻撃を受けた後、敵の目の前に瞬間移動して叩き斬るアクションだったり、ランスであればガード回数を重ねることでゲージが溜まり、その溜まったゲージを開放することで体力やスタミナゲージが回復する特殊技が発動するなど、となっている。新アクションも気になるが、抜刀ダッシュによって戦いの立ち回りが大きく変わることになるので、このアップデートは注目だ。
また「辿異種」は、既存モンスターの特徴となる部位が大きく発達してしまったモンスター種。発達した部位からは強力な攻撃が発せられるが、部位破壊することで、貴重なアイテムが手に入ることもあるという。
会場では「辿異種」に関して防具や武器に加えて、スキルも紹介された。「辿異スキル」の特徴となるのは、既存スキルの効果を強化したり、スキル発動数の上限を拡張することができる、というもの。
スキル枠の拡張は防具種類の5つ+武器の1つ、合計6つ以上が実装できるように調整しているという。また既存スキルの強化は「纏雷強化+1」、「纏雷強化+2」といったようなスキルとなっており、「纏雷」スキルに加えて「纏雷強化+1」を発動することで、「纏雷」の効果が高まる、という使い勝手になるとした。
そして「歌姫狩衛戦・真説」は、「歌姫狩衛戦」の「戦歌の章」に「猟団迎撃戦」が加わるというもの。この「猟団迎撃戦」は連続して襲い来るモンスターを猟団全員の力で迎撃していくというもので、4人+「守衛部隊」で戦えるようになる。「猟団迎撃戦」で一定のスコアを獲得すると、「特別猟団部屋」に行けるようになり、特別な武器や防具の獲得、猟団効果の随時発動などが享受できる。またここだけの歌姫の歌効果なども検討中とした。
さらにその他要素として、「外装変更」も実装される。これは外装専用の防具を生産することで、防具の性能をそのまま、見た目だけを変更可能になるもので、これも注目のアップデートになっている。その他アップデート要素はまだまだあるそうだが、今回の発表はここまで。詳細は後日案内があるという。
なお11月22日よりサービス開始予定のPS4版「MHF-Z」は、PS3版、PS Vita版をプレイしていれば、キャラクターデータがPS4版に引き継げる。サーバーはPS4/3/PS Vitaで同一。PS4版サービスについては、事前にクローズドβテストが実施される予定。さらに10月19日に、PS4版を体験できるオフラインイベントも開催される。
「極ノ型」のアクションを会場で体験!
発表後、会場では13武器種の「極ノ型」を体験することができ、発表よりももう少しだけ詳細を知ることができた。
各武器の新アクションには抜刀ダッシュから発動できるもの、ガードアクションを重ねてから発動するもの、ゲージを溜めて大技を発動するものなど様々なパターンがあったが、全体としてはより素早い動きで、より爽快なアクションが可能になっている。
プレイ時間の関係上すべてを細かいところまで見ることはできなかったが、最も興味深かったのは「大剣」。大剣はジャストガードをすることで強力な反撃技が発動できるようになっており、またジャストガードを3回成功させると、さらなる大技「輝烈剣」を繰り出せる。
この「輝烈剣」、アクション自体は溜め斬りのような感じなのだが、敵を縦に斬りつけた後、しばらく剣が地面に突き刺さり、その間継続でダメージを与え続けられる。ガードのメリットが大きく向上しているので、極めれば今まで以上に爽快な立ち回りが可能になることを感じられた。
なお会場のスタッフのオススメは「太刀」だそう。「太刀」は先述の通り、敵の目の前に瞬間移動して叩き斬る攻撃がある。これは「瞬斬」という技で、敵の攻撃を「いなし」で受けることで繋げられるアクション。「大剣」と同様、ガードのタイミングを見極められればかなり気持ち良い戦闘が可能になる。
ほかにも、ハンマーは抜刀ダッシュ中に溜めが可能、双剣はさらなる連続攻撃技の追加、ガンランスやヘビィボウガンはさらに強力な溜め攻撃が加わっているなど、それぞれにプレイ感覚が変わっていた。
いずれにしろ抜刀ダッシュによって戦闘のスピード感が大幅に増すことは間違いない。さらなる詳しい情報は、今後の発表をぜひ注目していただきたい。