ニュース
小林幸子さんが「PSO2」地球親善大使に就任
小林さんが歌う新しい楽曲も“メガ幸子”付きで登場
2016年6月15日 16:44
セガゲームスは6月15日に発表会を開催し、小林幸子さんを「ファンタシースターオンライン2」(以下、PSO2)の「地球親善大使」に任命する就任式を行なった。
発表会の会場で、セガゲームスのPSO2シリーズプロデューサーである酒井智史氏は、今回の試みについて、「『EPISODE 4』で新たな惑星として『地球』が実装されたのにちなみ、ゲーム内の『バーチャルライブ』で実際に活躍している歌手のライブを開き、プレーヤーである『アークス』と地球とをつなぐ『地球親善大使』に就任してもらう」のが目的だと語る。
そして今回親善大使として白羽の矢が立ったのは小林幸子さん。小林さんを地球親善大使として選んだ理由として「有名な歌手である上に、コミケやニコニコ動画で境界を越えて活躍されており、老若男女、世代を超えて愛されるキャラクターだから」と酒井氏は説明した。
小林さんがバーチャルライブで歌う「ヨーコソ・アークス」を作詞作曲したのはミュージシャンのビートまりお氏。2014年と2015年のコミケでは小林幸子さんとコラボして大きな話題になったほか、まりお氏自身もPSO2のプレーヤーで、接続時間は1万時間を越えているとか。
今回まりお氏が楽曲を担当することになったのは、「小林さんに歌っていただくのはどんな曲がいいかとなったときに、ちょうど『アークスフェスティバル』というイベントでまりお氏に出会い、話していると『PSO2』のヘビーユーザーだとわかり、小林さんとも面識があるとのことで、2人が作るといい出会いになるというか、是非コラボしていただくのがいい」(酒井氏)という理由だとか。
まりお氏とのつながりについて小林さんは、まりおさんのお母さんとデュエットしたこともあるのだと語る。「2012年に『林檎可憐歌』がちょっとヒットしたのだが、それを歌ったのは母で。その歌を幸子さんと一緒に歌おうという企画でデュエットした」とまりお氏。ちなみにまりお氏は最近結婚したのだそうだが、「PSO2」を始めたのも奥さんがプレイしていたためだそうだ。
「このオファーを受けたあとはドキドキが止まらなかった」とまりお氏。酒井氏は、「テーマとしてはアークスと地球の皆さんの絆を結ぶ応援歌を作ってほしいということで、楽曲的には小林さんが演歌で培った素晴らしい歌唱力を生かした、歌い上げる部分が必要であること、お祭り要素があること、PSO2らしさ、ダンサブルだったりエレクトリックだったりという所をすべて併せ持った“ネオ演歌”をお願いします」という依頼をしたそうだ。これに対してまりお氏は「『PSO2』の世界観は自分が触れているものなので作りやすかった。ラスボスの『ダークファルス』幸子と呼ばれているような人だったのでスムーズにいった」と語る。
「(まりお氏は)お祭り男とも呼べる人なので、ほんとにいい曲になりました」と小林さん。「これぞまりおの世界だと感じた。歌っていて気持ちいい」と小林さん。ただしまりお氏にちょっと注文があるようで、「私はレコーディングが早く終わる方なんですが、ほんとにしつこい。歌ったときにまず『幸子さん最高! で、こういうパターンで歌ってくれませんか』と来る。悪女っぽく歌ってくれとか。それで何十回と歌ったにもかかわらず、結局1番最初のが使われた(笑)」と小林さん。
酒井氏は「まさに思った通りのネオ演歌になった」と語る。歌詞にも「PSO2」をプレイしている人ならニヤッとくる言葉がちりばめられているそうで、小林さんも言葉の意味を確認しながら歌ったそうだ。「そこにまりお氏のこだわりがあるし、小林さんの歌を加えることで、世代を越えて愛される曲になった」(酒井氏)。
そして出来上がったバーチャルライブがこの映像である。
バーチャルライブの映像については「(キャラクターが)実年齢の半分以下で驚いた(笑)。それが1番うれしい」と小林さん。酒井氏は「メガ幸子をやりたいというのもあったが、もう1つ“フェニックス幸子”もイメージしていた。フェニックスに乗ってステージの回りに飛ぶというのがやりたくて。これはCGの世界じゃないとできないことなので」と語る。小林さんは「日本人のベースにあるものをわかって作ってくれてますね」とも。
最後に小林さんは「映像を見ていただいておわかりのように楽しいゲームです。1人でも多くの人にゲームを楽しんでいただいて、地球親善大使の私に会ってください」と語った。このバーチャルライブは8月中旬に実装予定だ。