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メルカリ、「Ingress(イングレス)」を運営するNianticと業務提携

メルカリ内で「Ingress」の二次創作物を公式売買可能に!

6月13日 運用開始

 メルカリは6月13日、スマートフォン用フリーマーケットアプリ「メルカリ」においてNianticが開発・運営するオンラインゲーム「Ingress(イングレス)」の二次創作物の公式売買を開始した。

 「Ingress(イングレス)」は世界で1,500万ダウンロードされているスマホゲームアプり。GPSなどの位置情報を使いながら、実際の場所を訪れて自分の陣地を広げてゆく。Ingressの特徴としてユーザー同士のコミュニティ活動が活発で、ユーザーによる二次創作物を交換する頒布会等が過去定期的に開催されてきた。

 メルカリではこれまでも権利者保護プログラムを提供し、200以上の権利者と協力体制を築き、知的財産権を侵害する商品の削除等を随時行なってきた経緯があり、今回二次創作物の公式流通プラットフォームへの取り組みの第1弾としてスマートフォン向けの拡張現実技術を利用した位置情報ゲーム「Ingress」を開発・運営するNianticとの業務提携を決定した。

 Nianticではユーザーのガイドラインに従った非営利的な表現活動(二次創作物の制作)を応援してきたが、第三者への頒布で金銭的対価が発生する場合、営利性の判断が難しいことが課題となっていた。

 今回の提携では、メルカリのアプリ内に「Ingress」専用カテゴリが設けられ、出品されるIngressの二次創作物について、二次創作物の作成と販売にかかる限定的なライセンスが付与される。商品の売上にはライセンスの対価としてNianticより10%のロイヤリティ(版権利用料)が発生する。また、Nianticが不適切と判断したものに関してはライセンスの取り消しや削除、注意などを行ない健全なやりとりを促進する。

「今回の取り組みにより、権利者は正しいライセンスの利用とユーザーの自由な創作活動を推奨できるようになる」