アクワイア、DS「ダン←ダム」
全国のBIGECHOでタイアップキャンペーンを実施
開発者や声優の高垣さんらがゲームの魅力をアピール

4月15日~5月15日 キャンペーン開催

【DS「ダン←ダム」】
4月29日 発売予定

価格:5,040円

CEROレーティング:A(全年齢対象)


パッケージ

 株式会社アクワイアは、4月29日発売予定のニンテンドーDS用ダムマネジメントRPG「ダン←ダム」について、カラオケ店「ビッグエコー(BIGECHO)」とのタイアップキャンペーン「歌って、流して、特典GET! トイレへ急げ! 放水キャンペーン」を、4月15日から5月15日まで実施する。

 「歌って、流して、特典GET! トイレへ急げ! 放水キャンペーン」は、アクワイアのDS用ゲームソフト「ダン←ダム」と、第一興商が展開しているカラオケ店「BIGECHO」によるタイアップキャンペーン。「ダム」をテーマにした「ダン←ダム」と、第一興商の通信カラオケシステム「DAM(ダム)」という“ダム”繋がりによって実現した。

 このキャンペーンでは、カラオケ店「BIGECHO」をはじめ、携帯電話向けサイト、通信カラオケ「DAM」などで、さまざまなイベント・特典が用意される。キャンペーンの内容は以下の通り。

 また、キャンペーン開催に先駆け、プレス向けにトイレジャックの様子が公開された。そこでは開発スタッフや、主人公フィアの声を演じ、主題歌も歌う高垣彩陽さん、主題歌でコーラスを担当したプロレスラーの菊タローさんによるトークショウも行なわれたので、その模様もお伝えする。



■ 歌って、流して、特典GET! トイレへ急げ! 放水キャンペーン

キャンペーンロゴ

・BIGECHO トイレジャック

 全国234店舗のカラオケ店「BIG ECHO」にて、トイレジャックが実施される。店内のトイレに「ダン←ダム」のポスターが貼られるのをはじめ、トイレットペーパーやハンドソープといった小物までが「ダン←ダム」に染められる。また、トイレに散りばめられたQRコードから携帯サイトにアクセスすることで特典が獲得できる。

・着うた、着うたフル 無料ダウンロード

 3月19日より、携帯サイト「DAM★うた」および「DAM★うたフル」にて、「ダン←ダム」の主題歌「ダムに恋して!」の着うた、着うたフルが無料配信される。さらに、「DAM★うたフル」では、生ダム音「宮が瀬ダム放流音」も無料配信される。

・カラオケ配信

 「ダン←ダム」の主題歌「ダムに恋して!」が、3月19日より通信カラオケ「DAM」に登場する。

・BIGECHO 割引チケット掲載

 「ダン←ダム」公式サイト内のキャンペーンページにて、全国の「BIGECHO」で使えるルーム料金10%割引チケットを掲載。PCの場合はプリントアウトを、携帯電話の場合は画面メモを入店時に掲示することで、ルーム料金が10%割引になる。


キャンペーン期間中は「BIGECHO」のトイレ全体が「ダン←ダム」に染まる
トイレットペーパーやハンドソープも「ダン←ダム」仕様トイレットペーパーは中のロールにまで描かれているコールドドリンクに付いてくるコースターも「ダン←ダム」仕様になる


■ 高垣彩陽さんと菊タローさん、キャラクターデザインとプロデューサーがゲームについて語る

司会を務めたアクワイアの植木直敬氏。ダムをデートコースにするほどのダム好きという
冒頭の挨拶に登場した第一興商・店舗事業推進部の陸川氏

 トークショウに登場したのは、ヒロインのフィアの声を演じ、主題歌も歌う高垣彩陽さん、主題歌でコーラスを担当したプロレスラーの菊タローさん、キャラクターデザインを担当した濱元隆輔氏、アクワイアの開発プロデューサー・氏原隆志氏の4名。そして司会はアクワイアの植木直敬氏が担当して行なわれた。

 冒頭の挨拶に登場した第一興商の店舗事業推進部の陸川氏は、「BIGECHOでは、音楽情報の発信は常日頃から積極的に展開しています。ゲームソフトのキャンペーン、タイアップは初めの試みとなります。カラオケとゲーム……エンターテインメントということで、お客様に相乗効果があり、我々も初めての試みを実施して、今後の参考にさせていただければということもあり、今回実施させていただくはこびとなりました」と、BIGECHO初ながらも、集客とファン獲得というお互いの相乗効果を期待するコメントを語った。

 続いてキャンペーンの内容を紹介した植木氏は、「ダムの水をダンジョンに流して魔物を倒すゲームである『ダン←ダム』の“水を流す”という爽快感を、みんなの遊び場であるBIGECHOのトイレで体験できるキャンペーンです。カラオケというのは若い人たちだけではなく、1つの遊びというコミュニケーションの場として大きい物がある。(このコミュニケーションと)ゲームのプロモーションでは伝達速度が違うところがあり、この違いを狙って1つの情報を循環させていろんな人に情報に触れていただく機会を作りたい」とキャンペーンのコンセプトと意図について解説した。

 菊タローさんが主題歌のシャウトなどに参加することになった経緯については、「音楽を担当しているスタッフがプロレスラーっぽい人を探していたところ、プロレスラーそのものの人がいるよ、ということで共通の知人を介して紹介されました。最初は音楽もという話しだったのですが、キーが高くて声が出ませんでした(笑)」と菊タローさん自ら舞台裏について語った。

 主題歌について高垣彩陽さんは、「曲をいただいて歌詞を見たときに、『これは歌か!?』と思いました。セリフや早口言葉みたいなものがありまして、自分はこういう歌が初めてだったので、『どういうふうになるんだろう? ほんとに私でいいんだろうか』とすごく緊張しながらスタジオに向かいました。(スタジオでは)『音程とかどうでもいいです。音とかはずれててもいいので、とにかくテンションを上げて、楽しんでおもしろくやってください』とディレクターに言われて、どんどん私も楽しくなってきてしまいました(笑)。歌詞がすごくバリエーションに富んでいたのでいろいろな声で歌わせていただいて、すごく勉強になりました」と歌の楽しい雰囲気そのままの収録現場だったことを伺わせた。

 カラオケにも登場するということで、歌う方へのアドバイスとして高垣さんは「主旋律と早口言葉が重なってたりして、1人で歌っていると息継ぎが苦しくなってしまうので、みんなで楽しく歌って盛り上がっていただければ。私、早口言葉とかすごく練習していたのですが、ディレクターさんにも言われました、音程っていうよりもとにかく楽曲を楽しんでいただけたらなと(思います)。自分のやりたいように、元気だったり、楽しそうだったり、いろんな風に何度も歌っていただきたいです」と語った。

 菊タローさんは「腹から声を出して、楽しんで。1人では絶対歌い切れないと思うんで、みんなで『ダン←ダム』をやりつつ、歌っていただけたらと思います」とシャウトする方へのアドバイスを語った。

 ゲームの注目点について、氏原氏は「本作はマネジメントゲームになるんですが、人を雇ってお金を払って、ダンジョンを探索する。そうしているうちに、消耗した武器を買うのにお金をかけると。そして武器が消耗して人が弱くなっているがお金もないから、ダムの水を流してしばらくしのぐというように、なにもかもがなくなっていく中でマネジメント感を味わっていただければなと思います。中間管理職的な(笑)」と語り、続けて植木氏が「そんな自転車操業的な切なさもありつつ、そこを乗り切ったときの爽快感も楽しんでいただければ」と“マネジメント”が本作の重要な要素であることを語った。

 さらに開発では「頭いい系と肉弾系で、それぞれ特化した方向に各職業を設定していますが、ジョブスキルのバランスに多くの時間をかけています」というように各職業のバランスには苦労しているようだ。

 キャラクターデザインに漫画家の濱元隆輔氏を起用することになった経緯については、氏原氏がニコニコ動画にアップされていた漫画を描く動画を見て決めたという。

 キャラクターをデザインするにあたって気合いを入れたポイントについて、濱元氏は、「最初は主人公が雇う各職業のキャラクターからデザインしたのですが、ただ流されるのもかわいそうだなという思いがあったので、私がキャラクターの妄想をデザインの端々に書いていました。水で流す爽快感はあるんですが、なるべく流さないように賢くプレイしてもらえるように、愛着を持っていただけるデザインを心がけました。上級職は異国感のあるデザインなのですが、ヨーロッパあたりから由来する職業はそのままのイメージですが、例えばサムライは日本から砂漠のある街まで来る間にそのままでは来られないだろうという妄想を加えて、少しおかしな部分というのを意識しました」と世界背景から考えてデザインしているという。

 また、デザイン全体では「ゲーム中でミニキャラが動くので、色使いやシルエットでも見分けられるように、わかりやすいデザインを心がけました」という。

 ヒロインキャラクターのフィアについて、高垣さんは「フィアちゃんは、主人公シオン君のお姉ちゃんで、ストレートに物が言えない性格なんですけど、お姉ちゃんぶりたいという、子供っぽいところがあるんですが、お姉ちゃんっぽく振る舞うところとか、素直になれないところが、すごく微笑ましいし、かわいらしいなって魅力を感じました。私も長女で、妹と弟がいるんですが、フィアちゃんと違って心配されるお姉ちゃんなので、こういうふうに強くしっかりとしたお姉ちゃんらしさって素敵だなと思いました」と語った。


開発プロデューサーの氏原隆志氏。本作のおかげでダムに詳しくなったというゲームが好きなプロレスラーではなく、オタクがたまたまプロレスをしているという菊タローさんキャラクターデザインを担当した漫画家の濱元隆輔氏。ニコニコ動画をきっかけに開発に参加
この日は植木氏の誕生日ということで高垣さんから花束贈呈のサプライズもトークショウに登場した5人


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(2009年 3月 19日)

[Reported by 滝沢修]