インタビュー

1990年代の熱き「バーチャファイター」ムーブメントを描く!

マジメにやればやるほど面白おかしくなる情熱的な舞台。ゲームを知らない人もぜひ!

マジメにやればやるほど面白おかしくなる情熱的な舞台 ~ゲームを知らない人もぜひ!~

パンフレットには「TOKYOHEAD」と書き下ろし完全新作を収録。豪華というほかない

大塚氏:今回のパンフレット用に「TOKYOHEAD 1.2」というのをちょっと書いていて。これはキャサ夫(バーチャの鉄人。スコアラーとしても有名)の話なんです。書いてて思うのは……キャサ夫の17歳から現在までを書いているわけだけど、全然古臭くない! 凄くビリビリくる話になってて。

邪影丸氏:17歳から現在……それ相当しびれる話になってる(笑)。

――それパンフレットのなかに収まるんですか?

大塚氏:まぁ収めるんですけど(笑)。キャサ夫とボクって同郷で同い年。しかも同じ年齢で上京してきているんです。17歳で。当時通っていた北海道のゲームセンターも一緒。にも関わらず、俺とキャサ夫が会って話すようになったのは3年前。ずっとニアミスなんです。

――鉄人の頃も?

大塚氏:見たことはあるけど、挨拶もしたことがなくて。3年前なんです、会ったの。

――「ミカド」で「パワードリフト」をやってるとき?

大塚氏:いや「パワドリ」の前です。3年前のビートライブカップでキャサ夫に挨拶して。「ど、どうも」みたいな(笑)。

邪影丸氏:それが今や小説になってる!

大塚氏:同い年というものあって、それからは普通によく飲むし、友だち付き合いして一緒に旅行にいったり遊んだりもするんだけど、キャサ夫に会って1カ月後くらいには取材をさせてもらっていたので、そういうのも含めて“ボクしか知らないキャサ夫伝”とういのがあるので、それを今回まとめた。「TOKYOHEAD」って、要は新宿しかクローズアップしてないので、町田をクローズアップさせるためにそれが必要だと思って、ちょっと今回書かせてもらいました。

――もっとお話をうかがいたかったのですが、そろそろお時間がきてしまいました。それでは舞台を楽しみにしている人たちにメッセージお願いします。

邪影丸氏:(パンフレットのチェック用打ち出しを指して)これ、凄くないですか?。舞台を観にこないと読めない。これが凄いと思うんです。

大塚氏:「TOKYOHEAD RE:MASTERED」を全部パンフにつけるっていう。しかも書き下ろしもついてくる。これ、キャサ夫インタビューもついてる。

東京メガネ氏:自分はどちらかというとゲーム側の人間なんですけど、これ凄いなって思います。

邪影丸氏:先ほどもいいましたが、ゲーム自体、まだ進んでいる新しいものですよ。いまだに楽しめます!。

大塚氏:今の段階で稽古を拝見させてもらって……「バーチャファイター」のプレーヤーたちの“真剣さ”って、突き詰めるとどこかで“バカな部分”というのがあるんです。ビートライブとかでも泣くし、叫ぶしっていうのもあるけど、ある種類のバカ度みたいなものって凄く振り切って存在すると思うんだけど、この舞台でもそれと同じようなことが再現され表現されていて、マジメなセリフをしゃべればしゃべるほどコメディとして面白くなっていくんです。

 上田さんの舞台としては珍しく、情熱的な舞台だなぁと思うんです。マジメにやればやるほど面白くおかしくなっているあたり、ボクはとても好きなので、全然ゲームなんか知らなくてもみなさんに観ていただければうれしいです。

 ここでしか本当に観られない。あとは役者さんたちの「バーチャファイター」の腕前がどれだけ成長しているかっていうね!。

東京メガネ氏:ドッキドキだよね!

――本日はお忙しいところを、本当にありがとうございました

(豊臣和孝)