ウェブマネー、初の大規模オフイベント「ONLINE GAME messe.2009」を開催
「WebMoney Award 2009」グランプリは「アラド戦記」。「Dragon Nest」、「おしゃらんど ファンテージ」、「大戦略Web」など各社の新作も続々発表


12月13日開催

秋葉原UDX



 電子マネー「WebMoney」の発行元である株式会社ウェブマネーは、国内のオンラインゲームメーカーを集めた初の大規模オフラインイベント「ONLINE GAME messe.2009」を秋葉原UDXで開催した。会場にはオンラインゲームメーカー15社、携帯ゲームメーカー13社が出展。また、メイドさんがお茶やお菓子を販売するメイド喫茶「御藝」や、コスプレコーナー、恒例の絵馬コーナーなども作られ、賑やかに催された。

 当日は、ウェブマネーが毎年行なっている「BEST ONLINE GAMES 2009」と「WebMoney Award 2009」の発表と授賞式も同時に行なわれた。それぞれの授賞式には声優の緑川光さん、能登麻美子さんがゲストプレゼンターとして登場し、受賞者に楯を贈呈した。

 メインステージでは、出展メーカーによるステージイベントも行なわれ、ネクソンは新作のブラウザゲーム「おしゃらんど ファンテージ」を発表し、NHN Japanは現在オープンβテスト(以下、OBT)中のブラウザゲーム「大戦略WEB」の発表を行なうなど、メーカーの新情報発表の場として積極的に活用されていた。

 本レポートでは「WebMoney Award 2009」の授賞式を始め、ステージイベントや出展されたブースへの取材で聞いた各ゲームの最新情報などをお伝えする。

企業ブースやステージイベントなどが賑々しく催された



■ 「御藝大明神」に仕える巫女選びからイベントがスタート!

「オンラインメッセ 2009」は株式会社ウェブマネーの代表取締役社長 古谷彰男氏の開会宣言で始まった

 「ONLINE GAME messe.2009」はウェブマネーが主催する大規模なオンラインゲームのイベント。参加したのはハンゲームやネクソンなどウェブマネー決済が可能なゲームを運営している15のオンラインゲームメーカーと13の携帯ゲームメーカー。会場は秋葉原UDXの4階ギャラリー全体を使っていたものの、開場するとすぐに来場者で埋まり、会場内はかなり混雑して手狭に感じられたほどだった。

 会場内には13のブース、コスプレ衣装の展示コーナー、オンラインゲームの守り神「御藝大明神」の参拝所、絵馬の奉納所、メイドさんがお菓子やお茶を売ってくれるお茶処「御藝」、イラスト展示コーナー、ステージなど多彩な催しが行なわれた。お茶処「御藝」は日本メイド協会とファミリーマートのコラボショップで、イラスト入りオリジナルクッキーや、オリジナルミネラルウォーター「御藝水」などを販売していた。


御藝大明神お茶処「御藝」
イラスト展示コーナー恒例の絵馬奉納所チャリティーオークションの商品

 オープニングセレモニーの後は、これから「御藝大明神」の活動を手伝う「御藝巫女」を決めるコンテストの最終審査「開運!御藝巫女グランプリ」が行なわれた。事前に行なわれたネット上での審査で、最終審査に残ったのは、東ユリさん、稲森美優さん、加賀史穂里さん、三浦のどかさん、みさき恵さんの5人。審査員には、ウェブマネー代表取締役社長の古谷氏、御藝大明神の北野宮司、日本メイド協会理事の綾川ゆんまおさん、コスプレ雑誌「コスモード」編集長の大門太郎氏が参加した。それぞれの審査員が重視したポイントは、「笑顔」(ゆんまおさん)、「着こなし」(大門氏)、「御藝大明神との相性」(古谷氏)、「猫耳をつけるので、にゃ~んという猫のイメージ」(北野宮司)という事で、最終審査が開始された。

 最終審査は、巫女姿で登場した5人が、風船を入れた盆を運ぶというもの。風船の入った盆を目の高さに掲げて観客の横の通路をスタート、審査員前で一礼してから正面に向いて「どうぞ、お納めください」という一連の動作で審査するというものだった。風船で視界が隠れるせいで意外と難しいのか、5人とも次々に風船を落としながらもなんとかクリア。審査員の評価は全員合格の「おk」だったが、その後の審査で最終的に東ユリさんと、稲森美優さんが今年の「御藝巫女」に選ばれた。

 優勝した2名には、北野宮司から猫耳のカチューシャが進呈された。2名は今後開催されるイベントのお手伝いをすることになるので、どこかで出会う機会もあるだろう。


審査員の面々。左からゆんまお氏、大門氏、古谷氏、北野宮司決勝戦に勝ち残った5人の巫女候補巫女に決まった、東ユリさんと稲森美優さん
決勝戦の激戦。簡単そうに見えて意外と難しい



■ネクソンの新作は、10代の少女向けのブラウザゲーム

発表されたのは、新作ブラウザゲームの「おしゃらんど ファンテージ」
ネクソン制作部WEB制作室WEB企画チーム、飯野秋果氏(左)と事業部MK1チーム、吉田明子氏(右)

 ネクソンのステージイベントは、今日が初公開となる新作ブラウザゲーム「おしゃらんど ファンテージ」の発表が行なわれた。「おしゃらんど ファンテージ」は、アメリカのFantage.comが開発したコミュニティサービス。ファンテージ島に自分のアバターを作って、チャットを楽しんだりミニゲームで遊んだりできる2Dのアバターを使ったコミュニティサービスとなっている。タイトルは英語の「ファンタスティック」と「エイジ」を組み合わせた造語。ターゲットとなる10代の女の子が親しみやすい言葉を、ということで生まれたタイトルなのだそうだ。サブタイトルの「おしゃらんど」は「おしゃれ」と「おしゃべり」という意味が込められている。

 ミニゲームをプレイすると、「スター」や「ジェム」と呼ばれるポイントがたまり、これを使ってアバターの衣装や自分の部屋を飾る家具を買うことができる。

 ターゲットが5歳から12歳の女の子ということもあり、自由入力ではなく、あらかじめ用意された単語を組み合わせてチャットを行なう「セーフティチャット」が導入されている。チャットを打つのが苦手な子供のために、ポーズで感情を表現するためのエモーションも多めに用意されている。仲良くなったら、「マイバディ」という友達に登録できる。

 10代の女の子という層をターゲットにした理由については「すでにサービスしているタイトルは年齢層が高めで圧倒的に男性の利用者数が多い。しかしインターネットの普及に伴い、ネット上のサービスが増えていく中、ネクソンでも新しいターゲットに向けた新しいサービスを導入することでチャレンジしていきたい」(吉田氏)との事らしい。

 プレーヤーは性別、髪型や服装などを選んで自分のアバターを作る。島内は9つのワールドに分かれていて、各ワールドごとにショップやミニゲームが用意されている。例えば「どうぶつワールド」というエリアでは、プレーヤーが動物に変身することができる。ログインすると、どこかのワールドに出るので、後は自分で好きな場所へ移動すればいい。


「ファンテージ島」という島で、友達と遊べるカジュアルなサービス
自分の部屋には好きな家具を飾れる。友達を呼んでパーティーも開ける

 「おしゃれ」がテーマのサービスらしく、ゲーム内で「ファッションショー」を楽しむこともできる。「ファッションショー」は一種のミニゲームで、他のプレーヤーが開いたショーに参加して、主催者のプレーヤーが出すテーマに沿った衣装を自分のクローゼットの中から選び出し、瞬時に着替えて得点を競うというものだ。

 ミニゲームなどでためた「スター」を使って、ショップでアイテムに交換できる。ショップの売り子をクリックすると、カタログを見せてくれる。カタログの中に服やアイテムがあるので、カタログを見ながら買うような感覚で手に入れることができる。

 最後に両氏がゲームへの抱負を語った。「今はこのファンテージを2月に無事にサービスさせることに全力を投入しております。ファンテージは子供の皆さんに楽しんでもらいたいという気持ちがありますので、安全で楽しくみなさんが笑顔で遊べるような場所にしたいと考えてがんばっています」(飯野氏)。「2010年はネクソンの飛躍の年にしたいと考えています。このファンテージだけではなく、どんどん新しいサービスを取り入れて行く予定ですので、ご期待していただきたいと思います」(吉田氏)。現在は翻訳とゲームの開発が同時進行で行なわれていて、日本でのサービスは来年の2月からの予定だ。


「ファンテージ島」は9つのエリアに分かれている

エリアのあちこちにミニゲームが隠れている

買い物をして集めた服で「ファッションショー」も楽しめる



■ 1万人を相手に「大戦略」ができるブラウザゲーム「大戦略WEB」を紹介

ブラウザゲーム「大戦略WEB」
ハンゲームゲームエンタープライズ事業本部マネージャー「大戦略WEB」プロデューサー里吉洋樹氏
システムソフト・アルファー代表取締役社長 宮迫靖氏

 NHN Japanのイベントでは、現在オープンβテストが実施されている「大戦略WEB」の紹介が行なわれた。「大戦略」はシステムソフト・アルファの看板タイトルで、第1作が出てから今年で25周年を迎える名作シリーズだ。これまでに戦略シミュレーションとして、「ナンバー大戦略」シリーズや「大戦略パーフェクト」シリーズなど様々なシリーズが発売されている。特に、2007年に発売された、兵器を美少女キャラに置き換えた「萌え萌え2次大戦(略)」シリーズは、異色作として話題を呼んだ。

 そんな「大戦略」シリーズ初のオンラインゲームとなるのが「大戦略WEB」だ。インストール不要のブラウザゲームで、「大戦略」シリーズの雰囲気を残しつつストラテジーゲーム初心者にもとっつきやすい作品に仕上がっている。イベントでは、NHN Japanゲームエンタープライズ事業本部マネージャーで「大戦略WEB」プロデューサーの里吉洋樹氏と、システムソフト・アルファー代表取締役社長の宮迫靖氏自身が実機を使ってデモを行ない、作品の魅力を紹介した。

 里吉氏は「小学校時代にファミコンを買ってもらえなくて、でも家にパソコンがあったので98シリーズの頃から大戦略で遊びました」というコアゲーマー。本作は、ハンゲームのラインナップに日本の作品を増やしていこうというプロジェクトの第1弾として企画された。看板ゲームがオンライン化されたことについて、宮迫氏は「ついにというか、いよいよというか、非常に感慨深いものがあります」と語った。


あの「大戦略」が、お手軽に短時間で遊べるブラウザゲームとして登場
25年もの歴史を誇る老舗ゲームだけに、遊んだ経験のある人も多いのでは

 プレーヤーは民間の軍事会社のオーナーになって、自分の基地に施設を作り、軍隊を組織してマップ上にある資源地を奪い勢力を拡大していく。マップは「大戦略」の伝統的なヘックスマップになっていて、ヘックスの上に自軍の基地や他のプレーヤーの基地がひしめく事になる。説明を見る限「トラビアン」を「大戦略」風味に味付けしたものという印象を受けた。

 ブラウザゲームなので、ブラウザが動く環境ならどこでもプレイが可能で、短時間でプレイすることができるなどの気軽さも売りだ。「どのように施設を作っていくか、どういった部隊を作るかなど、駆け引きが熱いゲームだと思っています」(里吉)。

 「大戦略WEB」は現在OBT中で、1月29日までのテストが予定されている。実は当初は12月16日に正式サービスが開始される予定だったのだが、バランス調整とシステムの安定化のため延期となった。現在は2月の第1週に正式サービスが始まる予定だ。

自分の基地を拡張して他プレーヤーと戦い、領土を増やしていく
基地の施設を建設するチュートリアルが紹介された



■ 日本のFPSシーンを引っ張る5つのメーカーがトークで“銃撃戦”

オンラインFPSをサービスする会社が一堂に集まった
司会のYukishiro氏
アラリオ マーケターの島吉誠氏(左)とNHN JAPANゲームエンタープライズ事業部、「SPECIAL FORCE」プロデューサー佐野亘氏
YNK JAPAN「CODE NAME STING」チーム プロデューサーHac氏
ゲームヤロウ「サドンアタック」担当GMの教官C氏
ネクソン事業部マーケティング2チーム島嵜直樹氏

 「FPSガチンコトークバトル」イベントは、FPSをサービスしているメーカーの担当者5名が集まり、FPSに関してのトークバトルを行なうというもの。オンラインFPSゲーム実況アナウンサーのYukishiro氏を司会に、業界裏話を交えたトークセッションが行なわれた。

 参加したのは、「クロスファイア」のアラリオ マーケターの島吉誠氏、「SPECIAL FORCE」のNHN JAPANゲームエンタープライズ事業部、「SPECIAL FORCE」プロデューサー佐野亘氏、YNK JAPAN「CODE NAME STING」チームプロデューサーHac氏、ゲームヤロウ「サドンアタック」担当GMの教官C氏、「カウンターストライクオンライン(以下、CSO)」ネクソン事業部マーケティング2チーム島嵜直樹氏の5人。

 バトルのテーマは「日本オンライン FPSの軌跡」、「コンシューマーとオンライン」、「メーカーの思惑とマニフェスト」の3つが出題された。日本のオンラインFPSゲームの草分け的な存在「SPACIAL FORCE」は1か月で登録数20万人、半年で100万人を超えるという人気で市場を開拓してきた。その自負があるので「ぶっちゃけハンゲームがこれだけやってきたところにみなさん、のっかってきてますね(笑)」(佐野氏)といきなり過激なトーク。それを受けて「どうやってのっかろうかと、考えてましたね。当時は妥当『SPECIAL FORCE』を掲げてましたね。もう超えたかなと思いますけどね(笑)」(教官C氏)と他のメンバーも負けずにやり返すなど、スタートから熱いトークが展開された。

 現在ゲームのサービスを停止している「CODE NAME STING」チームプロデューサーHac氏は、3日前にブログを再開したことを報告。「CODE NAME STING」は今後以前よりカジュアルなゲームとして生まれ変わるのだと発表した。北朝鮮をテーマに扱った内容についても「賛否両論いただいてかなり難しかったですね。中途半端だったという声ももらって、どうせやるならもっと付き抜ければよかったですね」と反省点を述べた。

 それぞれのゲームのユーザーを比較すると、後発組の「クロスファイア」はソロでNPCと戦うようなプレイを好むライトな人が多く、要望も比較的ライトユーザー向けのものが多く、先発で世界大会などを開催している「SPECIAL FORCE」や「サドンアタック」はチームを組んで対人戦をするようなコアユーザーが多いということがトークかわらかった。

 メーカーからのマニフェストでは、各担当者が今年の予定を語った。「クロスファイア」は「ゴリゴリのFPSユーザーのための大会をしつつも、ライトなユーザーのために新しいモードを入れる予定です」(島吉氏)。「SPECIAL FORCE」は「今年は世界大会第2位という結果を出せて、大会への要望が高まっています。来年は大小の大会開催を積極的に行なっていきたいです」(佐野氏)。

 「CODE NAME STING」は「再開に向けて重要視しているのはモードです。COOP的なものやクエスト的なものがモードとして入る予定です。また、不親切だと不評だったUIも一新します」(Hac氏)。「サドンアタック」は「真マップや新モードの追加は当然として、対戦を充実させていきたいです。今は秋葉原のネットカフェで、毎週サドンアタックの大会がボランティア開催されているんです。僕らはプレゼントを出すといった事しかやってない、ユーザーさんネットカフェさん主導の大会です。そういったものを盛り上げていくと共に、12月19日には『サドンアタック祭り2009』という大きいオフラインイベントをやらせていただきます。そのなかでSACTLというサドンアタック最大のクラントーナメントの決勝戦が行なわれます。ぜひ皆さんおこしいただけますようお願いします。各ネットカフェの大会、運営主導の大会どちらも充実させていきますのでよろしくおねがいします」(教官C)。

 「CSOは後発タイトルということもありまして、できている市場をさらに拡大していくというのがうちの思惑です。テレビCMとか大きな展開をして、FPSをやったことがないユーザーや、FPSという言葉を知らない人にFPSを紹介していきたいです。今後の予定としては、CSOの1番の売りである『ゾンビモード』の進化ですね。15日にはゾンビモードの新シリーズが入ります。これはまだ未発表ですが、そのすぐ後にも新しいゾンビ系のモードが控えています。そこをどんどん積極的に取り入れていきたいです」(島嵜氏)

 メーカーの垣根を超えたゲーム大会を行ないたいという話が出た。どこがその仕切りをするかは難しそうだが、実現したら面白そうだ。



■その他のステージイベント

・「開運!御藝大明神ご祈祷会」

みやびやかな音楽とともに、厳粛な雰囲気で拝礼

 純金製のウェブマネーなど豪華な賞品が当たるご祈祷会は、計4回行なわれた。北野宮司の合図に合わせて、参列した参加者全員が二礼二拍手一礼して、オンラインゲーム内での健康や金運を祈った。厳粛な雰囲気の参拝が終わると、後はにぎやかに抽せん会が行なわれた。4回の中には、緑川さんが登場して一緒に健康を祈ってもらったりする場面もあった。


・「オンラインゲーム業界覆面座談会」

パネリストは1人を除いて黒装束。だがその1人が1番怪しい!

 黒装束の集団が並ぶ怪しい雰囲気の中で行なわれた「オンラインゲーム業界覆面座談会」は、顔と身分を隠した業界関係者が、かなりギリギリなオフレコ気味トークを繰り広げるというもの。お題は「このオンラインゲームがすごい!2009なタイトルを挙げよ」、「韓国の開発会社のここが許せない。修正しろwと思うこと。」など普通のものから過激なものまでさまざま。パネリストはそれぞれの質問を文字にして答えていた。

 「2010年、最も有望なオンラインゲームを言え。」という質問に対しては、携帯でその場に行って何かを貰う位置ゲーのようなもの、mixiのソーシャルゲームとPC以外のゲームジャンルが上がっていた。「2009年のオンラインゲーム業界を漢字1文字で表せ」という質問には、「拡」、「忙」、「静」といった答えが上がっていた。「拡」は、ブラウザゲームなど今までにないゲームが出てきたことへの感想で、「静」は小さな話題はあったが、大きなムーブメントを起こせるような盛り上がりがなかったという感想だった。

 かなり脱線気味で、相当過激なぶっちゃけトークも飛び出したトークショーだった。1つわかったのは、オンラインゲーム業界は、勤務時間が不規則で年中忙しいややブラック気味の業界ではあるけれど、そこで働いている人たちは、オンラインゲームを愛し仕事を楽しんでいるということだ。最後は「プレーヤーの皆さんに楽しんでいただけるようないいゲームを提供していきたい」と全員一致で答えて終了した。


・「チャリティーオークション」

TGSで飾られていた、巨大な「鉄鬼」の模型はなんと1円!

 チャリティーオークションには、ゲストの能登さんのサイン入り純金製ウェブマネーカードや、各社が提供したレアグッズが出品された。東京ゲームショーで展示されていた「鉄鬼」の2分の1スケールの模型は、なんと1円で落札された。出品された品物には、まだ落札されていないものもあり、ネットからも入札ができる。興味がある人はウェブマネーのサイトから商品をチェックして見るといいだろう。


・ガンホーステージ「ポリン早積みレース」

「らぐなろ娘」対「御藝巫女」の対戦が行なわれた

 ガンホーのステージイベントでは「ポリン早積みレース」が行なわれた。これは「ラグナロクオンライン」に出てくる可愛い敵キャラクター「ポリン」のぬいぐるみを、1分以内にできるだけたくさん縦に積み上げるというゲーム。ラグナロクオンラインチームと、御藝巫女チームの各2名ずつに会場からの参加者を加えた3人が1チームとなった。「ポリン」は頭がとがっているのでバランスが悪く、参加者は苦心しながらポリンを積んでいた。勝ったチームの参加者には、「ラグナロクオンライン」の限定パッケージや、ウェブマネーなどがプレゼントされた。



■ 企業ブースには「ドラゴンネスト」、「スペルボーン」、「タルタロス」など最新作がズラリ

 会場内には13の企業ブースが設けられ、それぞれの会社が自社のタイトルを出展していた。中には現在クローズドβテスト(以下、CBT)やOBT中のタイトルや、まだCBTも始まっていないタイトルの試遊台もあり、大勢のファンが物珍しそうに周囲を取り巻いていた。ブースの中で抽選会やミニゲームも行なわれ、時間になると大勢が行列を作っていた。以下に、それぞれのブースの様子と、そこで入手したゲームの最新情報をお届けしよう。

ケイブのブース

・ケイブ
 「真・女神転生IMAGINE」のストラップが当たる記念撮影会を行なっていた。無料で配っていたクライアント入りのCDは2枚に1枚WebMoneyが入っているという大盤振る舞いだった。

・フェイス
 「ローズオンライン」で現在ゲーム内で開催中の「平城遷都1300年祭」とのコラボレーションをプロモーションしていた。ゲーム内にマスコットキャラクターの「せんとくん」が現われ、簡単なクイズに正解するとせんとくんの決めポーズを取れるエモーションなどがもらえる。「ローズオンライン」では「オンライン町起こし」と題して、今後もコラボレーションで地方を盛り上げていく予定だそうだ。


無料配布の「せんとくん」は、「せんとくん」がついたゲーム内アイテムがもらえるシリアル付き

シーアンドシーメディアのブース

・シーアンドシーメディア
 自社がサービスをしているすべてのゲームに使えるゲームマネーが入った無料のガチャをサービス。ブース内には、現在CBT中の「タルタロス」の試遊台が置かれていた。残念ながら音が間に合わず、無音の状態だったが、かなり豪華な声優陣を使っているという事なので音が完成するのが楽しみだ。また、来年には「誅仙2」のサービスが予定されているのだそうだ。「誅仙2」は中国で、同時接続70万人という驚異的な数字を記録しているのだそうで、近々発表される日本版の情報に注目したい。

・ゲームヤロウ
 OBTが間近に迫ったオンラインメカニックアクションゲーム「鉄鬼」のプロモーションビデオを展示。しかしなぜかブースには垂れ幕がかけてあり、プロモーションを見るには穴から覗かなければならない。しかも、テレビの隣には怪しい人形が……。担当者にコンセプトを聞いたところ、「熱海あたりの秘宝館をイメージしたんです(笑)」なのだそうだ。


怪しい雰囲気のゲームヤロウのブース

・ゲームオン
 サービス中のMMORPG「PRIUS ONLINE(プリウスオンライン)」のプロモーションビデオを展示。ゲームのスチールを飾って、本作の特徴である育てられる少女「アニマ」を紹介していた。


落ち着いた雰囲気のゲームオンのブース

エヌドアーズのブース

・エヌドアーズ エンターテイメント
 「LiENS Online」と「君主 Onlne」にその場でログインしたり、アカウント登録をすれば、ゲーム内アイテムやぬいぐるみが当たる抽選くじを引くことができた。


ゲームズアリーナのブース

・ゲームズアリーナ
 幕末和風ファンタジーMMORPG「Blade Chronicle(ブレイドクロニクル)」で行なっている、人気イラストレーターを集めたイラスト企画「100人のBlade Chronicle」のイラストを展示。初期村の近くで戦闘を体験できる試遊台も設置されていた。試遊すると抽選で、イラストレーターのKEI氏が描いた「Blade Chronicleイラスト付きWebMoney」が当たった。「Blade Chronicle」は12月中旬に「妖界」という新しいゾーンが追加される大型アップデートが実装される予定だ。


エクストリームのブース

・エクストリーム
 オフラインのシューティングゲーム「超兄貴」のグッズや、美少女と麻雀が楽しめる「桃色対戦ぱいろん」に9月に実装されたソーシャルコミュニティサービス「ぱいろん島」を紹介していた。


ジークレストのブース

・ジークレスト
 「トリックスター0 -ラブ-」のプレミアムパッケージと、アイテムセットを販売。復刻版のアイテムセットはもう手に入らないレアものだそうだ。また、同社が運営しているアバターコミュニティサービス「アットゲームス」を体験できる試遊台もあった。


ガンホーのブース

・ガンホー・オンライン・エンターテインメント
 「ラグナロクオンライン」のメモリアルパッケージ「商品名ラグナロクオンライン 7th アニバーサリーパッケージ 」を時間限定で発売。ステージイベントにも使用した「ポリン」のぬいぐるみで、ブースでも早積み競争が行なわれていた。


ガマニアのブース

・ガマニアデジタルエンターテインメント
 「ルーセントハート」のぬいぐるみや「アンリミテッドハーツ」のゲームパッドが当たる抽選会を開催。「当たりがたくさん入ってますよ」と担当者が言う通り、かなりの大盤振る舞いで次々に当選者が出ていた。「ルーセントハート」のキャラクター「まじかる★ティア」の「ねんどろいど」版フィギュアも参考展示されていた。


エキサイトのブース

・エキサイト
 12月11日に正式サービスが始まったばかりのMMORPG「スペルボーン」の操作説明所付きクライアントを配布。説明書は小冊子になっていて、中を読めば「スペルボーン」がどのようなゲームなのか一目でわかるようになっている。新たに描き起こされたキャラクターイラストも飾ってあった。


YNK JAPANのブース

・YNK JAPAN
 「シールオンライン」のグッズを販売。コスプレのイメージガールがブース前で記念撮影に応じていた。「天地大乱」の抽選会では、特賞の商品が高性能グラフィックボードだったこともあり、毎回長蛇の行列ができていた。


NHN Japanのブース

・NHN Japan
 名作野球ゲーム「ファミリースタジアム」をオンラインで遊べる「プロ野球 ファミスタオンライン 3」と、かわいい武将で対戦を楽しむカードバトルゲーム「突撃! 合戦スタジアム」、現在韓国でもOBTが待たれている最新オンラインアクションRPG「ドラゴンネスト」の試遊ができた。「ドラゴンネスト」はCBTもまだの最新作だが、イベントに試遊台を出すのはこれが4回目なのだそうだ。開発側は日本のマーケットを強く意識しており、試遊で得た意見を開発にフィードバックしているのだそうだ。日本でのCBTは来年春ごろを予定しているらしい。


NHN Japanの「ドラゴンネスト」はひときわ注目を集めていた



■ 「BEST ONLINE GAMES 2009」は23作品が受賞

「ヘビーゲーマーだと思われていますけど。最近は気軽にやれるライトなものをよくやっています」と緑川さん

 「BEST ONLINE GAMES 2009」は「WebMoney Award 2009」のユーザー投票において、一定の投票数を獲得したタイトルに与えられる。昨年までは「WebMoney Award」と同時に発表されていたが、今年は別のステージイベントとして「WebMoney Award」より一足先に発表された。

 ゲストプレゼンターは声優の緑川光さんが務めた。緑川さんはゲームやアニメで多くの登場人物の声を務め、自信も大のオンラインゲーム好き。「オンラインも好きだけれど、ゲームは全般的に好きです。子供の頃から好きで、いまだにゲームがないと生きていけない体です」と緑川さん。そんなゲーム好きの緑川さんが、受賞した23のタイトルへ記念の楯を進呈した。

【BEST GAMES賞 受賞タイトル】

 「アットゲームズ」(ジークレスト)
 「Alliance of Valiant Arms」(ゲームオン)
 「アラド戦記」(ネクソン)
 「カウンターストライクオンライン」(ネクソン)
 「グランドファンタジア」(アエリア)
 「サドンアタック」(ゲームヤロウ)
 「スカッとゴルフ パンヤ」(ゲームポット)
 「スペシャルフォース」(NHN Japan)
 「777タウン.net」(サミーネットワークス)
 「テイルズウィーバー」(ネクソン)
 「トキメキファンタジー ラテール」(ゲームポット)
 「ドラゴンクルセイド」(ベクター)
 「ニコッとタウン」(スマイルラボ)
 「パーフェクトワールド」(シーアンドシーメディア)
 「ファンタジーアース ゼロ」(ゲームポット)
 「Master of Epic」(ゴンゾロッソ)
 「マビノギ」(ネクソン)
 「ミスティックストーン」(アエリア)
 「メイプルストーリー」(ネクソン)
 「ラグナロクオンライン」(ガンホー・オンライン・エンターテイメント)
 「リヴリーアイランド」(ソネットエンタテインメント)
 「ルーセントハート」(ガマニアデジタルエンターテインメント)
 「RED STONE」(ゲームオン)


BEST GAMES賞の表彰式



■ 「WebMoney Award 2009」グランプリは「アラド戦記」が獲得!

ゲストプレゼンターとして参加した能登真美子さん
プレゼンターを務めた感想は、「皆さんが、それぞれいろんな思いでオンラインゲームを作っていらっしゃるんだなということを間近に感じることができました。この場にいさせてもらえてすごく嬉しかったです」と能登さん

 「WebMoney Award 2009」は、ウェブマネーが主催してその年の優秀なオンラインゲームを表彰するもので、2005年から始まり今年で5年目を迎える。その年にサービスを行なっていたすべてのオンラインゲームの中からユーザーの投票で選ばれたタイトルが発表される。

 今年から新たに、ベスト携帯ゲームを選ぶ「MOBILE CONTENT Award」と、個人やグループによって運営されているブログやWebサイトの中からBESTサイトを選ぶ「enjoy. Award」が新たに創設された。「enjoy. Award」はファン投票によって一定の投票数を獲得したブログやWebサイトに贈られる賞。その中でも特に投票数が多かった5つのサイトには「ダイヤモンド賞」が贈られた。どちらの賞にも記念のメダルと、副賞として毎日WebMoneyがもらえる「毎日ぷちカンパ」が贈られた。

 投票は11月6日~11月24日の期間中行なわれ、有効投票数は78,440票だった。授賞式には、人気声優の能登真美子さんがゲストプレゼンターとして参加した。今年の栄えあるグランプリには、ネクソンが運営を行なっている2D格闘アクションMMO「アラド戦記」が選ばれた。

 その他の結果は以下の通り。

【WebMoney Award 2009 受賞タイトル】

●グランプリ

 「アラド戦記」(ネクソン)

受賞のコメント:
「アラド戦記は弊社にとって非常に大きな意味があります。3月に弊社にサービスを移管してから、弊社の第1の目標は、既存のお客様を満足させられるようなサービスをしていくことでした。今回、この作品がグランプリを取れたことで、最高のスタートが切れたのではないかと思います。来年もアラド戦記を含めて、全タイトルに力を入れていきたいと思いますし、2010年こそ“オンラインゲームはネクソン”の年にしたいと思います。ありがとうございました」


ネクソン事業部部長 金奉石氏
古谷氏からトロフィーが、能登さんから花束が贈られた

●BEST ROOKIE賞

 「グランドファンタジア」(アエリア)

受賞のコメント:
「アエリアはオンラインゲーム事業を立ち上げてわずか1年、その間にグランドファンタジアとミスティックストーンと2作品、ユーザー様に評価される作品を送り出すことができました。本当に多くの方々にご支援をいただきましたことを、この場を借りましてお礼を申し上げたいと思います。ありがとうございます」


アエリア執行役員オンラインビジネス本部本部長、中川英明氏

●特別賞

 「サードウェーブ」(サードウェーブ)

受賞のコメント:
「サードウェーブというと、なんの会社かと思われるかもしれませんが、パソコンショップのドスパラを経営している会社です。その中でもゲーム向けに特別にカスタマイズされたGalleriaシリーズはお客様にご好評頂きまして、この栄えある賞をいただく事ができました。これからもオンラインゲームユーザーの皆様が、楽しく遊べるようなパソコンや新製品をどんどん送り出していきたいと思っております」


株式会社サードウェーブPC本部企画部部長代理、林田奈美氏

・BEST RPG 賞
 「マビノギ」
(ネクソン)

・BEST アクションRPG 賞
 「アラド戦記」
(ネクソン)

・BEST FPS 賞
 「サドンアタック」
(ゲームヤロウ)

・BEST アバターコミュニティ 賞
 「ニコッとタウン」
(スマイルラボ)

・BEST スポーツゲーム 賞
 「スカッとゴルフ パンヤ」
(ゲームポット)

・BEST シミュレーションゲーム 賞
 「ドラゴンクルセイド」
(ベクター)

・BEST ゲームポータル 賞
 「アットゲームズ」
(ジークレスト)

・BEST テーブルゲーム 賞
 「777TOWN.net」
(サミーネットワークス)

・BEST ソーシャルネットワークゲーム 賞
 「リヴリーアイランド」
(ソネットエンタテインメント)


BEST各賞の授賞式

【MOBILE CONTENT Award 2009 受賞タイトル】

・BEST MOBILE CONTENT 賞

 「ハンゲ.jp」(NHN Japan)
 「みんなdeクエスト─芯海の楽園─」(スクウェア・エニックス、シーエーモバイル)
 「モバゲータウン」(ディー・エヌ・エー)


MOBILE CONTENT Award 2009の授賞式

【enjoy. Award 2009 受賞タイトル】

・ダイヤモンド賞

 「サドンアタック攻略ブログ」(Hetality)
 「電子帖八番街」(ハチ)
 「読解アヘン」(HERO)
 「Neutral」(Mya)
 「ろじっくぱらだいす(ろじぱら)」(ワタナベ)


ダイヤモンド賞は欠席者が多く、1人だけの授賞式になった

・ゴールド賞

 「アメリタットのアグレッシブにサドンアタック」(アメリタット)
 「Citrocube」(輝竜司)
 「07th Expansion」(竜騎士07)
 「染谷翔の自転車世界一周ワロスw」(染谷翔)
 「ちゃとらとはちわれ」(ぴんぐ)
 「僕の見た秩序。」(ヨシナガ)
 「White Rabbit」(隼優紀)
 「☆MIXMASTERの世界を繋ぐ「モネス板」☆」(天羽、たろう)
 「Livetube」(2chのLivetubeスレッドの>>1です)


ゴールド賞の授賞式

【講評】

植田修平氏(日本オンラインゲーム協会会長)

日本オンラインゲーム協会会長の植田修平氏

 昨年来から続く経済不況で日本は非常に元気がないですけれども、今日こういった形でユーザーさんと賞を一緒に体感すると、改めて、まだまだオンラインゲームは非常に元気だなと思います。今年も非常に多くのオンラインゲームのタイトルがリリースされました。受賞されたタイトルのリストを拝見させていただきますと、2年前、3年前と比較しますと、ジャンルがバラエティに富んできているなと感じました。それはユーザーさんのすそ野が非常に大きく広がっているということでもあるし、遊び方も毎年進化しているのではないかと感じます。

 今年2009年度のトレンドは、例えばブラウザゲームや、世界的にはfacebookのソーシャルゲームが台頭してきています。今年、来年にかけてそういったジャンルがもっと幅広く広がっていくのではないかと思っています。すそ野が広がるというのは、オンラインゲームの業界にとっては非常に喜ばしいことですし、また我々も今後企業努力を続けてさらにマーケットを拡大していきたいと思っています。

 個人的な見解を少し申し上げますと、来年はもっと国産のゲームが増えてくれると嬉しいなというのが私の率直な意見としてあります。来年度以降もっと増えていってくれたらいいなと思っています。

古谷彰男氏(ウェブマネー代表取締役社長)

ウェブマネー代表取締役社長の古谷氏

 「WebMoney Award」は今年で5年目ということで、新しい展開としまして、携帯ゲームのための「MOBILE CONTENT Award」や「enjoy. Award」という個人部門を創設しました。こういった形でたくさんの方々がインターネットをもっと楽しくしてくれるという、そういう人たちをどんどんファンの皆様で盛り上げていこうという会を、こういう形で開けたのは本当にありがたいことだと思っています。これからも毎年新しい形で、こういった楽しいインターネットの世界が広がる事を期待しています。


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(2009年 12月 14日)

[Reported by 石井聡]