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【連載第186回】ゲームライフに役立つグッズをレポート

新春特別企画 2009年なので2008年を振り返ろう
よかった! 使える! 使ってる! ベストグッズを決定!

当連載は、ゲームライフに役立つグッズを発掘し、実際に使用してみようという試みをレポートするものである。ネタに困ったときはお休みしてしまうかもしれないので不定期連載である。ちょっとした投資や工夫で、よりよいゲームライフを送っていただけるよう、鋭意努力していく所存である。


 今回は特別編。2008年に試してきた数多くのゲームグッズの中から、特に優れたもの、印象に残ったものを選び「ベストグッズ」としてみようという試みだ。いわば総集編的な回で、2008年の年末にやってほしいという声もありそうだが、年末の追い込みの時期ではじっくりとした選出をするのが難しかったため、2009年のこの時期に行なうこととなった。部門を6つにわけて、13個のベストグッズたちを紹介していこう。

【今週のおしながき】
2008年ベスト「液晶保護フィルターグッズ」-PSP-3000-
2008年ベスト「液晶保護フィルターグッズ」-ニンテンドーDSi-
2008年ベスト「PSPの操作性アップ」
2008年ベスト「PS3用USBコンバータ」
2008年ベスト「今後に期待グッズ」
番外編 2008年ベスト「研究所員が実際に愛用していますグッズ」



● 2008年ベスト「液晶保護フィルターグッズ」-PSP-3000-

「OverLay Brilliant for PSP-3000/2000」

    メーカー:ミヤビックス
    価格:840円


こちらはHORIの「液晶保護フィルター ポータブル キズ徹底ガード」をPSP-3000に貼ったところ。右端の「フチ浮き」が悩ましい
こちらはHORIの「液晶保護フィルター ポータブル (PSP-2000/1000対応)」をPSP-3000に貼ったところ。PSP-2000用のフィルターだが、フィルターのサイズが小さめなので「フチ浮き」が少なくなっている。ただ、カバー範囲が気になるところだ
そしてこちらが、今回2008年ベストグッズに選んだ「OverLay Brilliant for PSP-3000/2000」をPSP-3000に貼ったところ。仕上がりの美しさ、「フチ浮き」の無さなど、群を抜いた高品質が光った
 2008年のトピックと言えば、PSPとDSという2大携帯ゲーム機の最新機種、PSP-3000、ニンテンドーDSiが発売されたことだ。携帯ゲーム機が登場すれば、それにあわせて次々に、そして大量に発売されたのが「液晶画面保護フィルター」だ。ゲームグッズ研究所でも、たくさんの液晶画面保護フィルターグッズを紹介してきた。

 今や店頭にズラリと並び、携帯ゲーム機本体の購入時にセットで購入するのがお約束のようになりつつある液晶画面保護フィルター。それら、たくさんの液晶画面保護フィルターは、一見するとどれも大差のない製品に見えるだろう。だが、液晶画面保護フィルターはそれぞれに違いがあって、そして数年前からどんどんと変化し続けている。

 まずPSP用の液晶画面保護フィルターで言えば、「液晶画面のフチにある盛り上がり」にどう対応するかが進化のポイントになった。これはPSP-2000から現われてきたポイントで、個体差はあるものの、液晶画面のフチには微細なでっぱりがある。このでっぱりによって画面に貼った液晶画面フィルターが浮いてしまい、「フチ浮き」という状態を生んでしまうわけだ。

 この現象に対して液晶画面保護フィルターは、変化の方向性を2つにわけていった。ひとつは、フィルターを画面のサイズよりほんの少し小さくすることで、フチのでっぱりよりも内側に収まるようにするというもの。これによって「フチ浮き」が起きなくなる。この方法は、従来どうりの適度な堅さのあるフィルターがそうしている場合が多い。だが、画面を保護している範囲が小さいということが、購入者の方に不安や気持ち悪さを生むところがあるように思う。

 当研究所では、液晶画面保護フィルターという製品は「画面を保護する」という実用面以上に、「画面にフィルターを貼っている」という安心感を買う製品だ、という認識を持っている。その点において、保護範囲が小さいというのは不満を感じやすいところがあるだろう。「フィルターは画面にピッタリのサイズで、しっかり覆ってくれるもの」という基本のイメージが多くの人にあって、そうでない場合は手抜きのように捉えられてしまうところすらありそうだ。従来の堅さで画面をピッタリと覆い尽くせば「フチ浮き」が起こり、それを避けるべくフィルターのサイズを小さくすれば、求められている製品のイメージから外れる。どちらにしても賛否が分かれる。このような状態だ。

 そうしたなか、方向性が異なる「フチ浮き」対応策が、「フィルターを柔らかい素材にする」というものだ。フィルターを柔らかい素材で作ることで、画面フチの盛り上がりにもピッタリと貼り付いて「フチ浮き」が起こらない。フチ浮きが起こらない事以外のメリットとして、貼り付けやすいこと、気泡が入っても目立ちにくい、などもある。液晶保護フィルターグッズの大きな評価ポイントである「貼り付けが簡単にキレイに行なえるか」という面からも評価が高い。

 ただし、デメリットとして、堅いフィルターよりも保護性能は劣るのでは? という懸念がある。とはいえ、画面を拭く時についてしまう擦り傷程度からは保護できるし、堅いフィルターであっても角のある物がぶつかるような強い衝撃からは、どのみち保護しきれない可能性が高い。細かな傷から画面を保護するというフィルターの大きな役割は果たしてくれる。

 こうした背景のなか、2008年に試していったPSP用の液晶保護フィルターグッズから“最もよかった!”と感じたのは、ミヤビックス「OverLay Brilliant for PSP-3000/2000」と、サンクレスト「キズ自己修復フィルム(PSP-3000用)」の2つに決定した。この2つはどちらも、“柔らかいフィルター”として画面への吸い付きがよく、「フチ浮き」もしづらいタイプだ。

 ミヤビックスの「OverLay Brilliant」シリーズは、PSP発売当初から当研究所で試す度に、「画面にフィルターを貼っているかどうかわからなくなるほどの一体感と透明感」と、絶賛してきたフィルターだ。それは今も変わっておらず、最新版のPSP-3000/2000用をPSP-3000に貼り付けたときも、その品質の高さに驚かされた。

 また、最新版のPSP-3000/2000用は、「フチ浮き」をカバーすることにかなりこだわった製品だ。詳しくは実際にグッズを試してみた第183回をご覧頂きたい。そうした「フチ浮き」へのこだわり、高い質感などから、「OverLay Brilliant for PSP-3000/2000」を2008年PSP用液晶保護フィルターグッズのベストグッズに選びたいと思う。

 なお、次点としてベストグッズに選びたいのは、サンクレストの「キズ自己修復フィルム マジックフィルム(PSP-3000用)」だ。“細かな傷が付いても時間が経てば自己修復層が消してくれる”という特徴を売りにしたフィルターだ。その特徴は前述の、「フィルターを貼るのは、汚れを拭き取ったときにうっかり擦り傷がつくのを避けたいところが大きい」という名目ともマッチしており、好印象を強めてくれる。この自己修復機能は、当研究所で実際に試したときにもしっかり効果を確認できた。



● 2008年ベスト「液晶保護フィルターグッズ」-ニンテンドーDSi-

「OverLay Brilliant for ニンテンドーDSi」

    メーカー:ミヤビックス
    価格:1,260円


 ニンテンドーDSi用の液晶保護フィルターグッズには、ある選ぶポイントがある。それは、“フィルターが画面をカバーする範囲”の違いだ。DSには上に液晶画面、下にタッチパネル画面と2つの画面があり、多くのフィルターグッズは上画面用と下のタッチパネル用のフィルターが1枚ずつセットになっているが、タッチパネル画面用のフィルターのサイズがグッズによって違っている。

 ちなみに上の液晶画面側用のフィルターは、ほとんどが画面のフチまで完全に覆う作りになっていて、サイズ的にはあまり大きな差がない。DSi用のフィルターグッズ選びはタッチパネル画面用のフィルターによって左右されると言っていいのが現状だ。そのほかに、フィルターグッズとしての基本的な貼りやすさ、透明度などの質感、DSならではのポイントとして、タッチペンの滑り具合やこすり傷への耐性も考慮される。

こちらはサンクレストの「キズ自己修復フィルム DSi用」を貼ったところ。下のタッチパネル側フィルターのサイズが少し小さくて溝ができている。このフィルターのサイズは写真よりも肉眼だとより目立つ。DSi用フィルターグッズ選びのポイントだ
 タッチパネル画面用のフィルターは、大きく分けると2タイプに分類できる。それは、任天堂ライセンスを取得しているフィルターグッズであるか、そうでないか、だ。ライセンスを取得しているフィルターグッズは、おそらくだがフィルターのサイズも規定の大きさが設けられているようで、総じて画面よりも横が0.5mm、縦が1mmほど小さい。

 数値的には大きな問題でないように見えるが、このわずかな隙間に画面を拭き取ったときのホコリが貯まったりするところがあり、また、PSP部門でも触れたように「画面サイズにピッタリの大きさでないフィルター」は心理的にもよくは受け取られないように思う。一応補足しておくと、タッチパネル画面の描画範囲は、全てフィルターがカバーするのだが、描画範囲の外にフィルターの溝ができてしまう。

 これに対してライセンスを取得していないフィルターグッズはサイズがまちまちだ。ライセンス取得グッズのサイズと同等のものもあれば、画面サイズにピッタリなものもある。これは、DSi発売前の場合だとライセンス取得メーカーには規定値の画面サイズが伝えられたのでそれで統一されており、そうでないメーカーはモックアップ等から実寸を測って製作したのではないか、と憶測される。2009年には、より精度の高いフィルターグッズが増えるかもしれない。

 こうした経緯をふまえつつ、2008年のニンテンドーDSi用液晶保護フィルターグッズからベストグッズとして選んだのは、ミヤビックスの「OverLay Brilliant for ニンテンドーDSi」だ。PSP用とのダブル受賞になるが、タッチパネル画面用のフィルターサイズが広く、貼りやすさや品質の高さも「OverLay Brilliant」シリーズらしい高品質を示してくれた。

 PSP用液晶保護フィルターグッズで次点として選んでいたサンクレストの「キズ自己修復フィルム マジックフィルム」にはDSi用も発売されているのだが、こちらはベストグッズからは外すこととなった。というのも、タッチパネル側のフィルターサイズが画面に対して横幅が約1mm、縦幅は約2mmほど小さかったことが辛いところ。これによって画面のフチにフィルターの溝ができてしまい、ペン先がひっかかってしまう。自己修復層によるタッチペンすり傷の修復は非常に魅力的なだけに残念なところだ。ここはひとつ、フィルターサイズを変えたニューバージョンの発売を期待したい。

2008年ベストグッズに選んだ「OverLay Brilliant for ニンテンドーDSi」を貼ったところ。タッチパネル用フィルターのカバー範囲の広さ、基本的な透明度等の品質の高さ、タッチペンを滑らせた感触が実機の感触に近いか、といったポイントにいずれも平均以上の感触が得られた




● 2008年ベスト「PSPの操作性アップ」

「MONSTER HUNTING GRIP」

    メーカー:MSY
    価格:1,890円
    カプコンライセンス商品
    (なお、「BLACK FALCON」もベストグッズとして選出)


「Silicon PAD NICE GRIP」

    メーカー:日本トラストテクノロジー
    価格:680円


「モンハンP」シリーズのプレイで愛用した人が多そうな「MONSTER HUNTING GRIP」。特殊な持ち方でプレイする助けとしても、グリップの存在は大きい
「Silicon PAD NICE GRIP」アナログパッドにシリコンカバーを被せるという、シンプルながら効果の大きさが光った
 2008年のゲームグッズと言えば印象的だったのは、PSPの操作性を向上させるグッズ類だ。それはひとえに「モンスターハンターポータブル2nd(および2nd G)」の大ヒットが大きい。もともと初代のPSP-1000の頃から本体に装着するグリップアタッチメントやアナログパッドパーツのグッズは発売されてきたが、モンハンPシリーズの大ヒットで注目度が大きく上がった。

 「PSPの操作性アップ」部門でベストグッズに選んだのは2製品。MSYの「MONSTER HUNTING GRIP」と、日本トラストテクノロジーの「Silicon PAD NICE GRIP」だ。

 「MONSTER HUNTING GRIP」はPSPの背面に装着するグリップアタッチメント。カプコンライセンス商品として「モンスターハンターポータブル 2nd G」と同時期に発売された。オトモアイルーや紋章が印刷されたダークグリーン色のグリップは、ラバーコーティングされていて手触りがよく、ガッシリとPSP本体を固定してくれる。プレイのお供に活用している人も多いだろう。

 なお、MSYからは「MONSTER HUNTING GRIP」の後継グッズとして、「BLACK FALCON」が発売されている。こちらは留め具のネジを長くされていること、カラーリングがブラックになり、モンハンP仕様ではなくなったところ以外は基本的に同じ作りだ。ただし、「MONSTER HUNTING GRIP」に付属されていたポーチがなくなったのが少し残念なところではある。一応、ベストグッズにはより印象に残っている「MONSTER HUNTING GRIP」を選んでいるが、「BLACK FALCON」もほぼ同等のグッズとして選んでみた。

 お次は、日本トラストテクノロジーの「Silicon PAD NICE GRIP」。これは、アナログパッドにシリコンのカバーを被せて操作性をアップさせようというグッズだ。モンスターハンターポータブル2nd G」を200時間プレイしてテストしたというこのグッズの使用感はさすがの一言。シリコンがしっかりと指をとらえて、激しい操作をしても指がパッドから外れることもない。指が痛くなるのを防いでくれるのも嬉しいところだ。また、アナログパッドに手垢がつかなくなるのもありがたい。



● 2008年ベスト「PS3用USBコンバータ」

「CYBER・コントローラアダプタ」

    メーカー:サイバーガジェット
    価格:オープンプライス(購入価格:1,980円)


「CYBER・プログラマブルアダプタ」

    メーカー:サイバーガジェット
    価格:オープンプライス(購入価格:5,980円)


写真は上位版と言える「CYBER・プログラマブルアダプタ」。「CYBER・コントローラアダプタ」とともに、PS3用USBコンバータグッズでは安定した結果を見せてくれた
 「PS3用USBアタッチメント」部門は、PS2用の周辺機器をPS3で使えるようにするUSBコンバータグッズの中でも、良好な結果を残してきたグッズを選んでみた。選んだのはサイバーガジェットの「CYBER・コントローラアダプタ」と「CYBER・プログラマブルアダプタ」。特殊コントローラの対応数が多く、これまでのテストでもおおむね良好な結果を残してきた。

 この2つのコンバータは基本的にベースが同じで、「CYBER・コントローラアダプタ」に操作記録機能など各種の機能を拡張したのが「CYBER・プログラマブルアダプタ」だ。上位版と考えて頂いていいだろう。

 「ゲームグッズは本体ごとに買わなければならない」、「本体ごとにアーケードスティックを買うのは大変」。ゲームグッズの、特にコントローラ系グッズの基本であり辛いところだが、USBの接続方式とUSBコンバータの登場によって、PS3においては少し状況が変わってきたところがある。次の世代、次の次の世代のゲーム機においては、より進んだ周辺機器対応がされていくかもしれない。そうした未来に期待をこめてのベストグッズ選出だ。

 なお余談としては、PS3やWiiにおいてはワイヤレスコントローラなどの通信方式にBluetoothが採用されている。将来的に周辺機器は、有線ではUSB、ワイヤレスではBluetoothを使うようになって、周辺機器を使い回せる環境がより整っていくのかもしれない。Bluetooth機器の価格に対する割高感はまだまだ気になるところがあるものの、より便利に価格もこなれていくことを期待したいところだ。



● 2008年ベスト「今後に期待グッズ」

「Wiiリモコン専用無接点充電セット」

    メーカー:三洋電機株式会社
    価格:オープン価格(購入5,480円)
    任天堂ライセンスグッズ


「Driving Force Wireless」

    メーカー:ロジクール
    価格:9,980円


ついに無接点になったWiiリモコン用バッテリーグッズ。シリコンカバーのWiiリモコンジャケットを装着したままで充電できるのが無接点ならではだ
レースゲームの本格的なプレイには欠かせないハンドルコントローラ。2008年にはついにワイヤレスタイプが登場した
 この部門では、「新しい一歩を踏み出した」グッズを選んでみた。選んだのは、三洋の「Wiiリモコン専用無接点充電セット」と、ロジクールの「Driving Force Wireless」だ。

 三洋の「Wiiリモコン専用無接点充電セット」は、Wiiリモコン用のバッテリーをスタンドに置くだけで充電できるという、無接点の充電グッズだ。もう金属の接点にしっかりと合わせたり、ACアダプタのケーブルを差し込んだりしなくていい。そんな未来の充電方式を実用している。

 ゲーム機に限らず、携帯電話やポータブルオーディオ機器など、バッテリーを使用する機器がとても多いが、その機器の数だけACアダプタなりの専用充電機があるのが現状だ。携帯ゲーム機は本体のバッテリーがあり、据え置きゲーム機はワイヤレスコントローラが全てバッテリーを使用している。だが将来的にはひとつの充電台のようなものの上に機器を置けば勝手に充電されるということになっていくかもしれない。まだまだ安全性や多機種のバッテリーにどう対応するか、電圧等は? といったように色んな難関はありそうだが、今後の発展に期待していきたいところだ。

 ロジクールの「Driving Force Wireless」は、レースゲームに使いたいけど、セッティングや場所の確保が大変なハンドルコントローラのひとつ。製品名のとおりワイヤレスなことが最大の特徴だ。ワイヤレスとは言っても本体とコントローラの間だけで、フォースフィードバックの動作にはACアダプタとのケーブル接続があったり、ブレーキアクセル操作がペダルではなくボタンであったりと、どこか中途半端な印象になってしまったのが残念ではあるが、ともあれより手軽に本格的な操作でレースゲームを楽しめるようになる第一歩だと評価したい。

 ハンドルコントローラと言えば、2008年はWiiの「マリオカートWii」を楽しむのに欠かせない「Wiiハンドル」の登場に驚かされた。作りとしてはハンドル型のアタッチメントにモーションセンサーのあるWiiリモコンを装着するだけとシンプルだが、手軽にハンドル操作を楽しめるひとつの解答として魅力的だ。「レースゲームはやはりハンドルで楽しみたい」、「でも、手軽に遊べない」。この問題に対して今後どのような解答が示されていくのか、発展に期待したい。



● 番外編 2008年ベスト「研究所員が実際に愛用していますグッズ」

・PS3 HORI「シリコングリップカバー3」
・PSP 日本トラストテクノロジー「Silicon PAD NICE GRIP」
・DS Lite ゲームテック 「サウンドシェルDLite」
・PSP-3000 サイバーガジェット 「CYBER・フロントカバー(PSP3000専用)」

研究所員愛用グッズの中でも、こだわりの愛用品がこのHORIの「シリコングリップカバー3」。カバーのずれが起きず、フィット感、操作感がいい
名作ゲームには常に素晴らしい音楽ありき! と考える研究所員が、DS Liteのゲームを遊ぶ時に欠かせないお供にしていたのが、ゲームテックの「サウンドシェルDLite」
PSP-3000用のグッズでは、液晶画面を手軽に保護し、着脱もできるフロントカバーグッズを愛用。サイバーガジェットの「CYBER・フロントカバー(PSP3000専用)」を使用中だ
 最後はおまけの部門だ。当研究所にはみなさまからの励まし、要望、指摘、etcのメールを多数寄せられるのだが、中でも多いのは「研究所員が愛用しているグッズはどんな物なのか?」というものだ。そこでこの「研究所員が実際に愛用しています」部門を用意してみた。

 さて、いきない衝撃的なことを書くが、研究所員は実はあまり決まったゲームグッズを使っていない。「それじゃ、研究所員としてふさわしくないじゃないか!」とのお叱りが飛んできそうだが、実のところ、当連載のために次から次へと様々なグッズを試しているため、決まったグッズを愛用する時間があまりないというのが現状だ。プライベートにゲームを楽しむ時間にも、そのときの研究対象グッズを試している、というわけだ。

 例えばPSPやDS用の液晶保護フィルターはその最たる例で、新しいフィルターを貼っては写真にとり、しばらくこすったり色んな角度から見たり、そして一度剥がして画面の半分だけに貼り、次のフィルターに貼り替えていく。こんな感じなので、決まったフィルターがずっと貼られているということは滅多にない。ちなみに現在では、PSP-3000、DSiともに、本連載中で最後に試している「OverLay Brilliant」シリーズがそのまま貼られている。

 そんな状況のなかであっても、長く愛用しているグッズがある。それが上に挙げた4つのグッズだ。まずはHORIの「シリコングリップカバー3」。これは、PS3コントローラ用のシリコンカバーだ。研究所員こと私はPS3用のコントローラシリコンカバーを個人的にいろいろと試していて、中でもフィット感がよかったのが「シリコングリップカバー3」だった。シリコンが柔らかすぎず、堅さがある。柔らかすぎると操作している最中にシリコンだけがずれたりして感力が悪いのだが、「シリコングリップカバー3」はそうしたことがない。一体感もよく、操作性も損なわれない。手が滑ることが減り、グリップ力も高まる。今ではPS3ゲームのプレイに欠かせない存在と言える。

 お次は「PSPの操作性アップ」部門でも紹介した「Silicon PAD NICE GRIP」。これは着脱が簡単なのが愛用している理由のひとつ。裏面に粘着テープが付いたシリコンカバーをアナログパッドに被せるだけ。それでいて操作性アップ効果が大きく、パッドに手垢がつかない。PSP関連グッズの写真撮影前には、汚れやすいパッドの溝を爪楊枝でキレイにしなければならない。108ある研究所の掟のひとつだ。その汚れから守ってくれるところが大変にありがたく、操作面からもプレイに欠かせない存在だ。

 ゲームテックの「サウンドシェルDLite」は、DS Liteの背面にスピーカーのついたアタッチメントを装着するという音を強化してくれるグッズだ。DS Liteのスピーカーは研究所員にとって少し音量や音質が物足りないところがある。かといってイヤフォンで長時間プレイするのはあまり好みではない。そこで目を付けたのが「サウンドシェルDLite」で、音が背面に向けて出るところや単四型乾電池を使うところがちょっと残念ではあるものの、大きくて高音質な音でプレイを楽しめる。今は主にDSiでプレイしているので、使う機会は減ったものの、頼もしいグッズだ。

 サイバーガジェット 「CYBER・フロントカバー(PSP3000専用)」はPSPの前面に被せるフロントカバーグッズのひとつ。フロントカバーグッズは、液晶保護フィルターを次々に貼っては変え、貼っては変えをしている研究所員にとって欠かせないパートナーだ。簡単に着脱可能で液晶画面を守ってくれる。現在試してきたフロンカバーグッズの中でも、表面の手触りが好みだった「CYBER・フロントカバー(PSP3000専用)」を今のところ愛用している。側面のとがった感触が少し嫌だったのだが、ヤスリで丸く削ったところ、とてもいい具合に仕上がった。

 なお、連載185回で指摘しているように、液晶画面部分に少し油にじみのような跡があるのだが、それはプレイ中にそこまで目立つものではないので、気にしないことにして使っている。詳しくは第185回をご覧頂きたい。



 というわけで、今回の特別企画「2008年ベストグッズ」は終了。2009年も変わらず各種のゲームグッズを使って試していくので、今年もよろしくお願いいたします。



 当研究所では、みなさんに取り上げてほしいネタなどを随時募集する。ドシドシと編集部までメールを送って下さい (編集部)

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□ ミヤビックスのホームページ
http://www.miyavix.co.jp/
□ 「ビサビ」のホームページ
http://www.visavis.jp/
□ サンクレストのホームページ
http://www.suncrest.co.jp/
□ MSYのホームページ
http://www.m-s-y.com/
□ 日本トラストテクノロジーのホームページ
http://www.jtt.ne.jp/
□ ロジクールのホームページ
http://www.logicool.co.jp/
□ 三洋電機のホームページ
http://www.sanyo.co.jp/
□ HORIのホームページ
http://www.hori.jp/
□ サイバーガジェットのホームページ
http://www.cybergadget.co.jp/

(2009年1月21日)

[Reported by ゲーム環境向上委員会]



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