【Watch記事検索】
最新ニュース
【11月30日】
【11月29日】
【11月28日】
【11月27日】
【11月26日】

SCEJ、PS3「白騎士物語 -古の鼓動-」
ユーザーを招いてシークレットパーティを開催
ゲーム内にSNS機能を搭載した「ジオネット」など新要素を披露

12月10日 開催

【白騎士物語 -古の鼓動-】
12月25日 発売予定

価格:6,980円

CEROレーティング:B (12歳以上推奨)

会場となった秋葉原UDX内AKIBA_SQUARE。通常半分オープンスペースとなっているが、今回は全て仕切られクローズドブースと変貌を遂げた
会場後方にはPS3本体とパッケージもケースに飾られていた
 株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント (SCEJ) は12月25日の発売を予定しているプレイステーション 3用RPG「白騎士物語 -古の鼓動-」のシークレットパーティを秋葉原UDX内AKIBA_SQUAREにおいて開催した。同イベントは同社のページなどで募集された50組100名のユーザーを招いたイベントで、夕方から開催されることもあり、来場者にお酒が奮われるなどアダルトなイベントとなった。

 会場となったAKIBA_SQUAREは通常は半分オープンとなっているスペースだが、今回は締め切ったクローズドな会場となった。ゲームにも登場するバランドール城を模した凝った作りで、ゲームのディスプレイは樽の上に置かれ、会場内は甲冑を着込んだ“騎士”が闊歩するという雰囲気満点のイベントとなった。

 イベントの大まかな流れとしては、制作を担当した株式会社レベルファイブの日野晃博代表取締役社長によるシングルプレイモード (ヒーローモード) とオンラインによる「仲間モード」の解説と新規要素の発表、そしてゲストを招いてのマルチモードのデモプレイ。最後に試遊台による試遊会という流れとなった。

 イベントの始まりと終わりにはゲームのオープニングとエンディングで歌を披露しているKAZCOさんの迫力あるライブも披露され、会場はどっぷりと「白騎士物語 -古の鼓動-」の世界に染まりきった。

 「白騎士物語 -古の鼓動-」はプレイステーション 3が発表された当初から長らく発売が予告されてきたタイトルで、数多くのRPGタイトルを制作してきたレベルファイブがプレイステーション 3というハードでどのようなゲームを作るのかが注目を集めてきていた。

 しかし、長らく発表される内容はシングルプレイのオーソドックスな内容のRPGで、もちろんそれでも良いのだが、新規要素が不明なだけにユーザーは期待と同じくらいの不安も抱いていたのではないだろうか。しかし、ゲームの発売が近づき東京ゲームショウ2008の頃から、シングルプレイと同じくらいオンラインプレイモードが充実していることが明らかにされると、俄然期待度は上がってきたように思う。

 しかし、発売まであと2週間程度に迫った今に及んでも、その全貌が明らかにされたと言えない程謎に包まれている。今回の発表会ではそんな中、ゲーム内に包括されるSNS機能など新規要素が明らかにされ、ほぼ完成バージョンでじっくりプレイできるなどファンに向けてその完成度を自信を持って披露する場となった。

構想も含め制作に3年間を費やしたという、レベルファイブの代表取締役社長の日野晃博氏 シークレットパーティのオープニングとエンディングに、ゲームのOPとEDを歌うKAZCOさんが迫力の歌を披露し雰囲気を盛り上げた ついに12月25日に発売となるPS3「白騎士物語 -古の鼓動-」のパッケージデザイン。ヒーローである騎士が大きく描かれている



■ “ヒーローとして生き抜くRPG”=オフライン「ヒーローモード」

 イベントの冒頭に登壇した日野氏は「構想段階から約3年かかっている。最初は漠然とプレイステーション 3で新しいRPGをどうやって作ろうかというところからスタートした。そうして3年間SCEJと一緒に作り上げた。壮大な世界をお披露目できて非常に嬉しく思う」と挨拶。「今は早くプレイして欲しいと思っている」と語った。

 そこでまず紹介されたのがオフラインでシングルで遊ぶ「ヒーローモード」。日野氏は「ファンタジー世界で王道的なゲームを作ろうと思った」とそのきっかけを明かした。というのも「『ドラゴンクエスト』など (ほかにも) RPGを作っているので、同じものを作っても仕方がない (日野氏)」ということだからだ。ファンタジーの世界を舞台にどのような内容の作品を作るのかと考え、結果至ったのが「ヒーローもの」だった。氏はヒーローものが好きだといい、「誰でもヒーローに憧れるところがあると思う」とした。

 そしてストーリー的には王道を目指し、その理由としては「新しいハードが発売されたら早くスケールの大きなRPGが出て欲しいと思う。そのみんなが欲しがっているタイトルをリリースしたい」と日野氏は語り、「白騎士物語」がその役目を負うのに相応しいタイトルとするべく、王道にこだわったのだと説明。ファンタジー世界といえば王様やお姫様を助ける騎士がヒーローであるということから、強いものの象徴として騎士を設定。そこからお姫様を助けるというストーリーを「ベタだけど格好良く描いた」のだという。

 さらにこだわったところとして、変身シーンを挙げた。日野氏はヒーローものの影響から「『変身』と主役に言わせて変身して欲しい」と考えたが、スタッフとのミーティングで「今どきないですよ」と反対されたという。しかし紆余曲折の末、日野氏の想いが勝り強いヒーローに変身するシーンが用意されるようになったという。

 このほか、バトルシーンもポイントのひとつだとアピール。同作ではプレーヤーが攻撃を繋げるコンボを作り登録することができる。プレーヤー自らが華麗な技の連携を作り上げ、極めることができる点は魅力だろう。

 バトルシーンでは大きな騎士に変身して戦うことができるが、ここで制作秘話が披露された。最初は際限なく大きな騎士を画面に描き戦っていたのだが、足元だけが移っていても迫力が感じられなかったのだという。そこで、姿がフレーム内に収まりどれくらいの大きさに描けば迫力ある戦闘シーンになるのか検討を重ねた結果、騎士を7メートルに設定することになったのだという。戦闘シーンひとつとっても、様々なこだわりが隠されていることが明かされた。

 最後に日野氏は「『白騎士物語』の世界には大きなバックグラウンドがある。PS3で発売されるこの作品以外にも多くの物語が用意されている」とし、その1つとして「白騎士物語 -古の鼓動-」の1万年前の物語を描いた「白騎士物語 -episode.0- ドグマ戦記」をWEB上で配信すると発表した。ストーリーや登場人物的にも繋がりがあるということで、プレイ前にこちらも呼んでおくとより作品への理解が深まるようだ。

「ヒーローモード」の特長として真っ先に紹介されたのがストーリー。あえて王道を狙ったストーリーだという 2番目に紹介された特長がヒーローとしての“騎士”。日野氏はスタッフと衝突しながらも、どうしても「変身」とセリフを叫びながら騎士になりたかったのだという 3つの目の特長はバトルシーン。7メートルという巨大な騎士に変身して戦うという爽快感が表現したかったという
オフラインの解説時に新発表要素として紹介されたのが、「白騎士物語 -episode.0- ドグマ戦記」。日野氏によれば「白騎士物語」のバックグラウンドには壮大な設定、世界観、物語があり、その一部をWEB上でコミックとして12月10日から掲載するという。物語は「白騎士物語」の1万年前のお話しで繋がりもあるという。発売前にチェックしておきたいところだろう

【スクリーンショット】
ヒーローモードを脇目もふらずにプレイするだけで30時間は要するという。日野氏によれば「オンラインにつなげずに、このモードだけをプレイしても充分満足してもらえると思う」というボリュームとなっている。グラフィックスのクオリティも高く、デモシーンの迫力は発表会でも充分に伝わっていた



■ “仲間と生きていくRPG”=オンライン「仲間モード」

「ヒーローモード」の紹介が終了すると会場周りのカーテンが一斉に落とされ、明るい雰囲気の会場へと早変わり。オンラインモードがまったく違う内容という印象を強くアピールした
 「ヒーローモード」の説明が終わると会場の周りのカーテンが大きな音と共にバッサリと落とされ、会場の雰囲気が一転。画面には「“仲間と生きていくRPG”=オンライン『仲間モード』」と表示された。

 日野氏は「ストーリーパートとはまったく違う。制作の最初の段階から戦略的に『1人用RPGでプレイして操作感に馴れて、知らず知らずのうちにオンラインで仲間と一緒に遊んでもらうオンライン導入RPG』と考えていた」と、開発当初からシングルプレイモード以上にオンラインプレイモードを重要視していたことを明かした。

 そんなオンラインモードの1つめのこだわりとして紹介されたのが、キャラクタメイキングの自由度の高さ。RPGでキャラクタメイキングできるものは多いが、日野氏は「頑張れば自分そっくりの顔をしっかり作ることができる。ここまで近づけることができるのはほかにはないのでは」と自信たっぷりに語った。顔の輪郭や目、鼻、耳、肌の色はもちろん、髭、シワ、ほくろまで指定できるのだという。日野氏曰く「ゲームを始めてアバター作りだけで初めて2時間くらい経ってしまう」程に熱中できるとアピールした。

 また、MMORPGなどでロビーに相当する「広場」も紹介された。グラフィカルなロビーといえば想像しやすいかもしれない。広場においてゲームを始めるまで待ち合わせることができ、そこには自分や待っているアバター達の姿を見ることができる。もちろんここで冒険に出る準備をしたり、まったり話したり、キャラクタのカスタマイズも可能となっている。さらに、広場にはお店が現われることもあるという。

 広場で準備が整えば仲間達と冒険に出ることになる。ここでは通常のRPGのようにクエストを受けその目的を達成することとなる。詳しい説明はなかったが、日野氏によれば「『白騎士物語』ならではのクエストもあるが、それはプレイして確かめて欲しい」としている。ちなみにクエストはネットワークで順次追加されていくということで、遊び尽くすことはなさそうだ。日野氏は「オンラインをやらなくても満足してもらえると思う。ただネットに繋げばより遊ぶことができる。ネットで『白騎士物語』の世界は進化していく」とネットでプレイする楽しさを強調した。

 そして、今回の発表会一番の新規要素として「ジオネット」の存在が明らかにされた。いわゆるSNSをゲーム内に包括したようなシステムで、他のプレーヤーとのコミュニケーションを強化できる機能が用意されている。例えば冒険日誌を書くことができそれを公開し、それを見て意気投合すればフレンド登録して共に冒険に出ることもできる。自分のページに誰が来たかを確認できる「訪問機能」なども搭載されている。説明ではなかったが、スクリーン上に公開された画面によればメールなどの機能もあるようだ。素材集めの募集をかけたり、冒険日誌にコメントをつけることができたり、オンラインプレイだけでなくシングルプレイにも利用できそうだ。

まずはアバター制作。アバターを作れるゲームは多いが、「実物とそっくりに作れる」と日野氏は強調。「プレイしようとして2時間くらいアバター作りに掛かってしまうかも」と語っていた クエストは一般のゲームでもあるクエストの概念と同じ。ちなみに右写真にあるように追加のクエストも「なるべく早く (SCEJ)」配信したいとしている
ほかのゲームで言うロビー。グラフィカルに表現されており、ここで待ち合わせて準備することもできる。またこの場に露店まで出るのだという。日野氏は「ここで飽きずに友人が来るのを待つことができる」とコメント 「ライブモード」における今回の大きな発表のひとつがこの“ジオネット”。いわゆるSNS機能をゲーム内に包括しており、フレンド登録はもちろん、冒険日誌を書いたり呼んだり、他のプレーヤーとコミュニケーションをとり、一緒にプレイすることを補助する機能が用意されている。写真を見るとメールなどの機能も搭載されているようだ。また、誰が自分の所に訪れたかわかる「訪問機能」も用意されている

【スクリーンショット】
ライブモードの画面は、いわゆるMMORPGに近いスクリーンショットとなっている。非常に情報量が多い画像で、できればHD環境でプレイしたいところだろう


ゲームの解説が終了したところで、タレントの東原亜希さんと格闘家の桜庭和志選手が「ライブモード」をプレイするために登場
最後に日野社長とゲストのお2人を招いての3名でフォトセッション
 「仲間モード」の説明後にこのオンラインモードのデモプレイが行なわれることとなった。2名のSCEJのスタッフの他、2名のゲストによるイベントだが、まず最初にスクリーンにゲストのアバターが表示された。1人目は弓を持った女性で「あっきー」。2名目は斧を持った男性だが、これはもう誰かすぐにわかるほどそっくりで会場も大いに沸いた。

 ということでゲストはタレントの東原亜希さんと格闘家の桜庭和志選手。もちろんお2人とも「白騎士物語」のプレイは初めてということだが、いきなりクエストに突入。ロバート隊長を助けながらモンスターを倒していくという内容で、初めは弱いモンスターしか登場しないが、後半に大きなギガースと呼ばれるモンスターが登場。これを倒さなければクエストクリアとはならない。

 プレイ開始後、順調に進んでいたがギガースが登場し一同パニックに。桜庭選手が逃げまどうシーンが大きなスクリーンに映し出されたところで、ロバート隊長がやられてしまいクエスト失敗に。この予想外の展開に会場は笑いに包まれた。

 このクエストにおいてロバート隊長は弱いのに敵に突進していく癖があり、ロバート隊長を上手く回復させて助けながら敵を倒さなければならない。1回目の挑戦は役割分担がうまくいってなかったということで、2回目は事前に日野氏が「SCEJの方はロバートをきちんと回復させてください」と指示が入った。ギガースは大きな体で弱点であるボディを攻撃しなければ倒すことができないが、その前段階として膝を攻撃しひざまずかせて前屈みになったところで全員で攻撃するという方法が有効。2回目ということで各人馴れてきたこともあってか、比較的余裕を持って倒すことができ、会場から大きな拍手で称えられた。

 東原さんはゲームの感想について「3人兄妹なので、お兄ちゃんとかと一緒になってRPGとかプレイしていたのですが、動きもリアルですし、あまりの映像の綺麗さにすごくビックリしまして、ゲームを久し振りにプレイしたので感動しました」と切り出し、アバターについても「実物より綺麗に作っていただき大満足 (笑)」とコメント。さらに「倒したときの快感があるのでストレス発散になりました。楽しかったです」と続けた。

 一方、最後にギガースを倒した桜庭選手は「楽しかったです」と一言で現わし会場の笑いを誘った。「初めてなので難しかったですが、たぶん馴れてくると面白いと思いますね。他の技とか試してみたかったのですが、まだ始めなので出せませんでした」と少し残念そう。しかしアバターの出来については「もうちょっと髭を生やして欲しい。あと弓矢にして欲しいですね。遠くからバンバン攻撃できて。(それは桜庭選手のキャラじゃないじゃないですか? の問いに) いや、僕のキャラです (笑)」と注文をつける一幕も。

 日野氏は「こういったプレイは性格が出ますから、馴れてくれば突撃する人とか回復ばかりして絶対に死なないようにプレイする人とか人間味がキャラクタに乗り移って出てくるので本当に面白いので、『白騎士物語』本編が発売されたらぜひプレイしてもらえれば」とアピールして締めくくった。

ゲストの登場に先駆けてゲストをまねて作成されたアバターが公開された。こちらは表示された後「あっきーです」とチャットボックスに表示された 続いて「2人目のゲストです」と日野氏の紹介で表示されたのがこのアバター。こちらはもう桜庭選手と一目でわかる激似アバターに仕上がっている。司会者の「名前を教えてください」の言葉に桜庭さんが示したActionは大きな×!! 茶目っ気たっぷりな桜庭選手だった
アバターが画面に表示されたのに続き会場に招き入れられた1人目のゲストは東原亜希さん。なるほど“あっきー”です 続いて登場したのが、試合さながらマスク (兜) をかぶって登場した桜庭選手。音楽も入場曲が使われていたため、会場は大きく盛り上がった
SCEJの永嶋氏、本村氏を交えて行なわれたデモプレイ。東原さんが「キャーキャー」といいながらプレイしている一方で、桜庭選手が黙々とプレイするという展開。ところが桜庭選手が逃げ回っているところが大きく画面に映し出された瞬間、守らなければならないロバート隊長がやられてしまいクエスト失敗という予想外の展開に。日野氏が「SCEのお2人はロバート隊長を回復してあげて下さい……」とたしなめる一幕も。2回目は全員で上手く対処し、大きな敵“ギガース”を桜庭選手の最後の一振りで見事倒すことに成功
ゲームの細かいコマンドなどについては解説がなかったが、画面を見るといくつかヒントが隠されている。同作ではコンボを自分で設定できる機能があり、それを登録できるという。画面下に列んでいるのがその機能に当たるのだろうか。ちなみに中央画面は桜庭選手がプレイしていた画面のアップ。「桜庭スペシャル」……非常に気になる。一番右画面はActionコマンドの部分。これは桜庭選手のもので、東原さんのキャラクタの時はまったく違ったコマンドが表示されていた。これも自分の好きなActionを登録して好きなときに使えるのだろうか?



会場にはかなりの数の試遊台が並べられていた。その中でも4人でネットワークプレイが可能な試遊台が7組用意されていて、酒場のカウンターで登録すると、「ライブモード」を楽しめるようなっていた 試遊台では比較的自由に遊べ、このようにアバターを延々と作ることもできた
一方で戦闘シーンを楽しむ来場者も。試遊台が40台近く用意されていたので、来場者は待たずにそれぞれゲームを楽しむことができた 会場には甲冑を着込んだ騎士があちこち歩き回っており、記念写真などにも応じていた 来場者にはお酒も振る舞われ、中世の酒場を模しており、ディスプレイは樽の上に置かれるなど会場内のデザインも目を引いた。


Created by LEVEL-5 Inc.
(C)Sony Computer Entertainment Inc.

□プレイステーションのホームページ
http://www.jp.playstation.com/
□レベルファイブのホームページ
http://www.level5.co.jp/
□「白騎士物語 -古の鼓動-」のホームページ
http://www.jp.playstation.com/scej/title/shirokishi/
□関連情報
【10月9日】最大4人のオンラインマルチプレイに対応する王道RPG
SCEJ、PS3「白騎士物語 -古の鼓動-」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20081031/siro.htm
【10月9日】東京ゲームショウ2008 ソニー・コンピュータエンタテインメントイベントレポート
「リトルビッグプラネット」/「白騎士物語」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20081009/sce1.htm

(2008年12月10日)

[Reported by 船津稔]



Q&A、ゲームの攻略などに関する質問はお受けしておりません
また、弊誌に掲載された写真、文章の転載、使用に関しましては一切お断わりいたします

ウォッチ編集部内GAME Watch担当game-watch@impress.co.jp

Copyright (c)2008 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.