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【連載第129回】ゲームライフに役立つグッズをレポート

今年もきました! 「東京ゲームショウ2007」特別編
目玉の「DUALSHOCK 3」をはじめ「ガンコン3」など体感を増すグッズが目白押し

当連載は、ゲームライフに役立つグッズを発掘し、実際に使用してみようという試みをレポートするものである。ネタに困ったときはお休みしてしまうかもしれないので不定期連載である。ちょっとした投資や工夫で、よりよいゲームライフを送っていただけるよう、鋭意努力していく所存である。


 今年もやってきました東京ゲームショウ! ゲームグッズ研究所は今年も会場で最新ゲームグッズを調査してみた。今年はゲームグッズメーカーの代表格とも言える株式会社HORIの出展がなかったり変化が訪れている。研究所員は、ゲームグッズ面においては例年より寂しい年になるのでは、とも予想していた。

 だがフタを開けてみると、PS3用コントローラに振動機能が復活した「DUALSHOCK 3」を筆頭に、Wiiリモコンとヌンチャクを銃のように使える「Wiiザッパー」、PS3初の銃型コントローラ「ガンコン3」、さらに、ファミコン世代にはなつかしの「ファミリートレーナー」までがWii用アイテムとして帰ってくるなど、体感度をプラスするコントローラグッズが多数楽しめた。

 また、今年の印象として海外メディアやゲームファンの来場が多く、出展も海外グッズメーカーが増えているように思えた。海外メーカーの斬新なグッズが楽しめる様子は、さながらE3などの海外イベントのようだ。海外グッズメーカーにとって、日本の企業やユーザーにアピールできることはもちろん、世界でも指折りの大規模ゲームイベントである「東京ゲームショウ」に出展したというステータスも重要なのかもしれない。

 さらに今回は、株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメントが9月20日に発売した、PSP-2000用ポーチ「プレイステーション・ポータブル」用ポーチ モノトーンを使ってみた。純正ポーチとも言える一品だけに、TGS2007の回ではあるものの加えてみた。購入を検討している方は是非ご覧頂きたい。

【今週のおしながき】
PS3 ソニー・コンピュータエンタテインメント「DUALSHOCK 3」
PS3 バンダイナムコゲームス「ガンコン3」
Wii 任天堂「Wiiザッパー」
Wii バンダイナムコゲームス「ファミリートレーナー アスレチックワールド 専用マット」
Xbox360 HORI「バーチャファイター5 Live Arenaスティック」
Xbox360 HORI「フライトスティックEX」
フジワーク他、TGS2007出展メーカーの模様
PSP ソニー・コンピュータエンタテインメント「プレイステーション・ポータブル」用ポーチ



● DUALSHOCK 3、Wiiザッパー、ガンコン3、ファミリートレーナー

「DUALSHOCK 3」

    メーカー:ソニー・コンピュータエンタテインメント
    発売日:11月予定
    価格:未定


「SIXAXIS」に振動機能が加わった「DUALSHOCK 3」
 最も大きな話題になったのはやはりこれだろう。従来のPS3用コントローラ「SIXAXIS」には振動機能がなく寂しいという声が挙がっていた。今回ついに、SIXAXISに振動機能をプラスした「DUALSHOCK 3」が公開された。11月に発売予定で価格は未定。

 ソニー・コンピュータエンタテインメント(以下、SCEJ)のブースでは、最初は「DUALSHOCK 3」を使って遊べるタイトルが少なかったものの、次々に「DUALSHOCK 3」に置き換えられ、最終日にはPS3タイトルの試遊台のほぼすべてが「DUALSHOCK 3」になっていた。

 実際にいくつかの試遊台で触ってみたのだが、まずぱっと見た印象は「SIXAXIS」そのものだ。外観的な変化はほとんどなく、唯一、コントローラ上部に青い文字で「DUALSHOCK 3」と追加されたぐらい。重さはさすがに「SIXAXIS」よりは重く、「DUALSHOCK 2」と同じぐらいに感じた。重さのバランスは左右均等で、「DUALSHOCK 2」同様に左右に振動用のモーターが入っているのではと感じる。

 すでに各タイトルで振動の対応がある程度できているようで、PS3初のサウンドノベル「忌火起草」の試遊台で遊んでいると、作中に携帯電話が着信するシーンでブルブルッと振動していた。「忌火起草」は音にこだわったホラータイトルであり、音と映像だけでも十分に怖い仕上がりとなっていたのだが、やはりタイミングのよい振動の効果は抜群だ。振動の強さについては、「DUALSHOCK 2」と同じシチュエーションの振動で比較しないと強弱が計れないのだが、「DUALSHOCK 3」の振動への感想としては少し控えめになっているのかなと思えた。とはいえ、振動が弱いという話ではなくしっかりと伝わってくる。

 振動機能が付加されたとはいえ、ワイヤレスコントローラであり6軸検出センサーも備えている点は変わらない。続いて「TOY HOME(トイホーム)」というモーションセンサーでハンドル操作をするオンライン販売専用ソフトの試遊台で「DUALSHOCK 3」に触れたところ、「SIXAXIS」と変わりないモーションセンサーによる操作を実感できた。

 基本的には「SIXAXIS」と比して振動機能と重さ以外に違いは観られなかった。6軸検出センサーにもなにか調整が入っているかな? と思ったが、ここも変化は感じられなかった。ただし、今後の発売までの期間に各種機能に調整が入る可能性はある。また、内蔵バッテリーの持ち時間など、気になるところがあるので、発売後にでも検証したいところだ。

SCEJのPS3出展タイトルの試遊台は早くも「DUALSHOCK 3」でプレイできた。重さは増していたが、ゲームの演出にタイミングよく振動が加わるのはやはり魅力だ



「ガンコン3」(「タイムクライシス4」ガンコン3同梱版)

    メーカー:バンダイナムコゲームス
    発売日:12月20日発売予定
    価格:11,500円(単体版:発売予定、価格ともに未定)


 バンダイナムコゲームスのブースでは、PS3「タイムクライシス4」が日本で初登場。同梱版が発売される「ガンコン3」は日本仕様のブラックカラーになっていた。

 「タイムクライシス4」および「ガンコン3」についてはすでに、北米で行なわれたプレス向け発表会「2007 NAMCO BANDAI EDITOR'S DAY」で触れられているのだが、今回は自分で移動し敵と撃ち合うFPSタイプのゲームモード「フルミッションモード」をプレイした。「フルミッションモード」のガンコン操作を中心にあらためて紹介していこう。

両手で構えて多数のボタンと2個のスティック操作をカバーする
 まず、特徴的なのは両手で構えるその形状だ。従来の撃鉄部分に近いグリップに加え、銃身側にもサブグリップがついており、短銃ではなくアサルトライフルのように構える。2つのグリップは前後になっているだけでなく、サブグリップが左側面についている。そのため利き手に関わらずグリップを右手、サブグリップを左手で持つスタイルになる。

 両グリップの付け根にはコントローラでいう左右のアナログスティックが付いていて、サブグリップ側のAスティックは視点操作を、グリップのBスティックは撃鉄の位置にあり移動操作を行なう。また、Aスティックの押し込みはしゃがみ操作、Bスティックの押し込みは集中視点のような視点変更になっていた。

 ボタン類はサブグリップの人差し指、中指にあたる箇所に、リロードの「A1ボタン」、ジャンプの「A2ボタン」があり、グリップ側の親指では武器切り替えの「B1ボタン」、視点リセットの「B2ボタン」がある。銃身には平たいボタンで、スタートの「C1ボタン」、照準表示のON/OFFの「C2ボタン」もある。A、B、Cで各2ボタンずつで6ボタン、スティック押し込みも含め、PS系のコントローラにある全てのボタンを備えているわけだ。

 プレイしてみると、両手で支えるため狙いが付けやすいのがまず嬉しい。疲れにくいし、扱いやすい。照準自体はガンシューテュングゲームとして定番の銃口の向きで動かすが、Bスティックの視点操作を同時に行なうと、大雑把に敵を画面に入れ、銃口のセンサーで画面内の敵を撃つ、という流れになる。右手親指でBスティックを操作して、敵の位置を探りながら視点を移動させ、画面内に敵が入ったら、左手を動かしてポイントするわけだ。FPSのゲームなどである、移動しながら視点を回しつつ撃つような複雑な操作も銃口と2個のスティックでできる。

 敵を一通り撃退し、マップを移動していくのだが、腕をおろしてサブグリップにあるAスティックを動かし移動する。別に腕を上げたままでもいいが、疲れるので自然にこの体勢になる。現実で銃を携帯し移動している姿そのもので雰囲気ばっちりだ。

 重さは両手で構えているときはほとんど気にならない。ハンドガンのように片手だけで扱おうとすると微妙に重く感じるぐらいだろうか。操作している感覚は、最初はボタン数が多くて複雑に感じていたが、すぐに慣れることができた。左右の手で操作するボタンが分かれているので、想像していたよりもずっとわかりやすい。

 テレビの上には左右に2つの小さい箱型のマーカーが置かれていた。これを銃口のカメラが検出して照準操作されている。照準の動きはクイックで、快適にプレイできた。トリガーの感触も重すぎず、軽すぎずでバランスがよかった。

 銃型コントローラで遊ぶFPSタイプのゲームというだけでもあまり覚えが無くて新鮮だったが、操作性のよさと雰囲気のよさは大変に魅力的だった。もちろん最初は多少の慣れがいると思うが、扱いやすく丁寧にできていた。

 前述の「2007 NAMCO BANDAI EDITOR'S DAY」で行なわれたディレクター薩川氏へのインタビューでも触れられているが、「ガンコン3」なら他のFPSタイトルでもマッチする。他社のタイトルでもぜひとも使いたいと感じた。

テレビ側にマーカーを設置し位置を検出する。ガンシューティングやFPSをアサルトライフルのように構えてプレイする様は雰囲気があって面白い



「Wiiザッパー」(セガ『ゴースト・スカッド同梱版』)

    メーカー:セガ
    発売日:10月25日発売予定
    価格:Wiiザッパー同梱版5,980円


Wiiリモコンとヌンチャクのセットが銃になる
 任天堂からリリースされる、Wiiリモコンとヌンチャクを装着する銃型アタッチメント「Wiiザッパー」も「ガンコン3」同様に、日本ユーザーの前に初登場となった。こちらはセガブースで試遊できたWii用ソフト「ゴースト・スカッド」で触れることができた。

 Wiiザッパーの作りは基本的に連載127回で紹介したセンチュリーの「ガンアダプター(Wiiリモコン&ヌンチャク専用)」に近い。Wiiリモコンを銃身部分に、ヌンチャクをグリップ部分に装着している。

 今回は試游台のコントローラということで、さすがにWiiリモコンとヌンチャクを外してもらうわけにはいかず、内部構造までは見れなかったのだが、「ガンアダプター」とは違ってヌンチャクのケーブルがWiiザッパーのフレームに収納されていた。また、銃身側のグリップにトリガーがあって、ヌンチャクのある後ろ半分がサブグリップになっている。

 面白いのは、グリップのトリガーで、もちろんトリガーらしく引くのだが、Wiiリモコンの背面にあるBボタンが押し込まれるところ。内部が見れなかったので憶測だが、トリガーを引くとトリガーのWiiリモコン側が上がってBボタンを押し込むのではないかと思う。トリガーは少し軽い感じだが、ガンコントローラのトリガーそのものな感触が味わえた。

 グリップは少し小振りではあるが、成人男性の手でも握りやすい。重さもあまり感じられることなく、照準操作も快適だった。また、「ゴースト・スカッド」の話になるが、銃を撃つ操作をトリガーで行ない、人質を救出する操作をヌンチャクのボタンで行なう、というように使い分ける場面があって、反射的にトリガーを引いてしまうと誤射してしまう。Wiiリモコンとヌンチャクを使うならではのギミックになっていた。“撃つ”という体感を存分に味わえる魅力的なグッズだ。両手持ちの銃を想像すると右手と左手の操作が逆になる場面があることが気になるところではある。



センチュリーのガンアダプターはヌンチャク側がトリガーに使われていたが、Wiiザッパーは前方のWiiリモコンがメイントリガーになる



「ファミリートレーナー アスレチックワールド 専用マット」

    メーカー:バンダイナムコゲームス
    発売日:2008年発売予定
    価格:未定


体感・直感操作のWiiで、さらに足でも操作をする
 こちらはWii用ソフト「ファミリートレーナー アスレチックワールド」の専用マットだ。「ファミリートレーナー」といえば、ファミコン時代に販売された体感ゲームグッズの代名詞的存在。それを知る世代の人には懐かしい名称だ。

 このマットはWii本体のカバー内にあるゲームキューブコントローラスロットに接続する。WiiといえばWiiリモコンとヌンチャクを使って両腕で操作する体感・直感操作が個性だが、専用マットが加わることで両足も操作に使う“全身体感ゲーム”になる。

 専用マットの写真をご覧頂くと一目瞭然で、両足用に上下左右のマークがあるが、2人でプレイするときには半分ずつ受け持っての二人三脚状態もできる。ゲーム内容についてはバンダイナムコグループブースレポートで触れられているとおり、Wiiリモコンを振り、足でマットを踏み、激しいシーンではかなりハードな操作になっていた。



・HORIのXbox360用「スティックコントローラ」、「フライトコントローラ」が登場

「バーチャファイター5 Live Arenaスティック」

    メーカー:HORI
    発売日:2007年12月6日発売予定
    価格:7,329円


「フライトスティックEX」

    メーカー:HORI
    発売日:2007年11月1日発売予定
    価格:14,800円


 今年はHORIのブース出展がなかったのだが、対応するタイトルがあるグッズがソフト側のブースに置かれていた。確認できたのはどちらもXbox 360用のグッズで、セガより12月6日に発売される「バーチャファイター5 Live Arena」は「バーチャファイター5 Live Arenaスティック」でプレイできた。発売日は12月6日と同時発売、価格は7,329円となっている。

 「バーチャファイター5 Live Arenaスティック」は外観、レバーやボタンの感触ともに、連載46回で紹介した「DEAD OR ALIVE 4 スティック」と非常に近い。天板のイラスト以外は同等品としてよいかと思う。レバーやボタンが堅めで、もう少し手触りのよさが欲しい。現状では、「DEAD OR ALIVE 4 スティック」も入手が難しくXbox 360用スティックは選択肢すらないという状況なので、発売されるだけでありがたい感は変わらずあるのだが。

 事情が異なるであろうだけに、他ハード向けのスティック製品と比較するのは、申し訳ないところもあるのだが、価格を考えてもバランスはよくない。改善というわけにもなかなかいかないだろうと考えると、いっそのこと値は張るがXbox 360用のベストチョイスとして長く愛されるような、満足できるクオリティの上位版発売を期待したいところだ。

 ちなみにマイクロソフトブースでは、バンダイナムコゲームス「ACE COMBAT 6 解放への戦火」の試遊台が置かれ、HORIの「フライトスティックEX」が展示されていた。実際に触ることはできなかったのだが、外観からはPS2用の「フライトスティック2」の同等品にボタンが加えられていること以外の違いはボディカラー程度だろう。ほかに外観からわかる違いとしては、Xboxボタンとボイスコミュニケーターの接続部が設けられていたことぐらい。

日本ではあまりサードパーティ製のグッズが発売されておらず、スティックコントローラが是が非でも欲しかっただけに嬉しい。問題は値段と品質のバランスだろうか



● PS3用ポルシェ公式ライセンスハンドルコントローラが注目のフジワーク、その他メーカーの模様

・フジワーク

フジワークブースの目玉的存在となったポルシェ公認のPS3用ハンドルコントローラ。発売は11月を予定しており、価格は現在調整中とのこと。ポルシェのカギ型USB受信部とワイヤレスで通信する。ハンドル、ペダル、シフトのセットで、ライセンス料も含んで元の値段はなかなか高いということだった。フィーリングのチューニングもポルシェのシミュレータが使われていて、未調整の状態ではハンドリングがかなり重いという。出展時は日本向けに軽く調整したということだった

同じくフジワークの製品より、PS3用のコントローラが出展。ソニー・コンピュータエンタテインメントヨーロッパのライセンス商品で、6軸検出センサーも搭載している

・Shenzhen Guanqiao Packing Products

こちらは各種ハード用のデコレーションステッカーグッズ。PS3、PSP、Wii、DS、Xbox360といずれも見事なできばえで、特に筐体の面積が大きいPS3は来場者の目を引いていた

・SMYTH RESERCH

こちらは、普通のヘッドフォンをサラウンドにするグッズ。テレビの上にあるセンサーとヘッドホンの上にある突起で、リスニングしている位置を検出。FPSゲームの音が聞こえるようになっていたが、非常にすばらしい出来だった。ヘッドフォンを装着すると、音がヘッドフォン以外から出ているのではないかと、周囲をキョロキョロするほどに臨場感があった。また白いソファーも普通のインテリアなのだが、写真右の装置で振動が加わっていた

・その他メーカーの出展模様

写真左はICUITI VIDEO EYEWEARというメーカーのブースで、頭を向いた方にゲーム画面の視点が動くトラッキング機能を搭載したアイウェア。巨大な画面が目の前に広がる。トラッキングと一体化してFPSタイトルをプレイすると、とてつもない一体感が感じられた。中央はプラネックス・コミュニケーションズ。DLNA機能を持ったNASのHDDをPS3に繋ぐなどゲーム方面の使い方をアピールしていた。写真右はモリゲームズ。DS用グッズを多数出展した



「プレイステーション・ポータブル」用ポーチ モノトーン

    メーカー:ソニー・コンピュータエンタテインメント
    価格:1,799円
    カラー:モノトーン、フェリシア・ブルー、ラベンダー・パープル、ローズ・ピンク


上はモノトーン、下はラベンダー・パープル。デザインがかわいい男女兼用のポーチだ
 PSP-2000と同時に発売された、純正ポーチと言えるグッズだ。カラーバリエーションはPSP-2000の6色にあわせて、モノトーンでピアノ・ブラック、セラミック・ホワイト、アイス・シルバーをカバー。フェリシア・ブルー、ラベンダー・パープル、ローズ・ピンクを加え、4色が発売されている。今回はモノトーンとラベンダー・パープルを用意した。

 表面の素材はポリエステルのようなビニール質でできている。防水加工ではないが、少しなら水をはじきそうだ。手触りはワシャワシャとし感触で高級感は感じられず、好みが分かれそうなところだ。

 サイズは横19.5cm、縦11.5cm、厚みは1.5cmほどと薄め。PSP-2000の本体サイズより大きめで、USBコネクタに接続するワンセグチューナーなどの周辺機器、リモコン付きイヤフォンを装着したままで収納できる(新型の位置変更にももちろん対応)。また、PSP-1000も厚みの余裕が少なくなるものの収納可能だ。開口部はL字型のファスナーになっている。

 内部は起毛素材で覆われていて、外側との間にはスポンジ性のクッションも入っている。大小のポケットが1個ずつあり、小さいほうはUMDがピッタリ収まる。

 実際に使ってみると、ワンセグチューナーなどのUSB機器グッズを装着したまま収納できる点を含めて、使い勝手は悪くない。出し入れのときにL字型のファスナーを最大まで開くと、バランスを崩して中身を落下しそうになるのが少し怖いので、ここは意識してファスナーを半分ほど開けて使うほうがいい。衝撃にもそこそこの耐久力があり、なにより薄さがPSP-2000に向いている。ファスナーの開閉もスムーズだ。

 気になったのは、中に収納した本体やUMDなどを固定する仕組みが一切ないため、持ち歩いているときに中身が暴れるところ。ファスナーの部分にも中身があたるため、細かな傷が付くのではという不安もわき上がった。現状では、PSP-2000に向いたスリムなポーチの最有力候補であり今後も定番となる一品。それだけに表面素材の安っぽさは残念だ。1,799円という価格を考えてももう少しの高級感は欲しかった思う。

PSP本体にワンセグチューナーをつけたままでも収納できるなどPSP-2000に向いた使い勝手はなかなかにいい。中身を固定する仕組みが少ないが、収納量もそこそこあり、使い勝手は悪くない。素材の安っぽさと値段がネック



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□ ソニー・コンピュータエンタテインメントのホームページ
http://www.scei.co.jp/
□ バンダイナムコゲームスのホームページ
http://www.bandainamcogames.co.jp/
□ セガのホームページ
http://www.sega.co.jp/
□ HORIのホームページ
http://www.hori.jp/
□ フジワークのホームページ
http://www.fujiwork.co.jp/

(2007年9月24日)

[Reported by ゲーム環境向上委員会]



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