入場料：1,500円(小学生以下無料)

開場直後はイベント限定商品の物販コーナーに来場者が集中

　キャラクタ&ホビーイベント「C3×HOBBY キャラホビ2007」が8月18日より幕張メッセで開幕した。

　「C3×HOBBY キャラホビ」は、キャラクタ関連およびホビー関連のイベントとして毎年夏に開催されているイベント。4回目を迎えた今年は、前日と前々日に最高気温40度を超える記録を樹立するという文字通り記録的な暑さで開催当日の暑さも心配されたものの、当日は暑さも少し収まり、前日に比べてかなりすごしやすい中、開催された。

　今年は同日に東京ビッグサイトで日本最大の同人誌即売会「コミックマーケット72」が開催されていることもあってか、昨年に比べると来場者は少ない印象。それでも、開場直後から、すでにおなじみとなったメディアワークスやホビージャパンの物販コーナーに行列が形成されており、キャラホビ限定商品はお昼頃にはほぼ完売していた。

　出展社は、ゲームメーカーや出版社、玩具メーカー、ガレージキットディーラーなどで、キャラクタ関連のグッズやフィギュア、ゲームソフトなどを出展・展示。全体的な印象としては、とにかく「ガンダム」関連の出展が目立ち、とりわけシリーズ最新作「機動戦士ガンダム00 (ダブルオー)」や「機動戦士ガンダムUC (ユニコーン)」に注目が集まっていた。

　昨年ほどにはゲーム関連の出展や発表はなかったものの、それでも発売前の新作が出展されていたので、それらを中心にレポートする。明日(19日)、参加する人は参考にしていただきたい。

会場全体の様子。社名ロゴやキャラクタなどのバルーンが並ぶ。時間が経つにつれて来場者も徐々に増えていた

バンプレストブース

■ バンプレスト

　バンプレストブースでもっとも大きく出展していたのは、9月6日発売予定のプレイステーション 2用「Another Century's Episode 3 THE FINAL」。バンプレストとフロム・ソフトウェアが共同で開発しているロボットアクション「A.C.E.」シリーズの最新作にして完結編となる。

　同作の試遊台は製品とほぼ同じバージョンが7台。試遊台はそれぞれ使用できる機体が異なっており、「フリーダムガンダム」、「キングゲイナー」、「ビルバイン」、「真ゲッター1」、「∀ガンダム」、「ニルヴァージュ type ZERO」、「VF-1S(輝)」と並んでいた。中でも「フリーダムガンダム」と「真ゲッター1」が人気を集め、待ち時間がもっとも長かったが、それでも昼頃の段階で30分～40分程度とそれほど長く待たされることもなさそうだ。

　また、試遊台の隣の大スクリーンでは、ゲームの紹介をする合間に、来場者による体験プレイも行なわれていた。体験プレイ中は実況解説付きなので、見ているだけでも攻略の参考になるのではないだろうか。

　「A.C.E.3」の反対側では、今秋稼動開始予定のアーケード用ガンシューティング「機動戦士ガンダム スピリッツ オブ ジオン 戦士の記憶」の体験コーナーを設置。2人1組で1ミッションが体験できる。さらに、期間中は何度かコスチュームに身を包んだスタッフが登場し、プレイの仕方をレクチャーしたり、応援してくれるイベントも行なわれる。

使える機体の異なる7台の試遊台。機体ごとに待ち時間が掲示されているのが興味深い	スクリーンを使った大画面プレイを実施	プレイ中は解説も付くので、見ている人にもプレイの参考になるだろう
「スピリッツ オブ ジオン」は1ミッションがプレイできる	ステージ上に設置された試遊台で2人1組でプレイ	時折、コスチュームに身を包んだスタッフが登場し、レクチャーしたり応援してくれる
AC「機動戦士ガンダム0083カードビルダー」のカード展示	1回100円のプライズコーナー。ここでも人気は「ガンダム」シリーズ	ゲーム化される「涼宮ハルヒの戸惑」はプロモーション映像を上映。出演者のコメントなども流されていた

バンダイ/バンダイナムコゲームスブース

■ バンダイ/バンダイナムコゲームス

　会場でもっとも大きなスペースを占めていたバンダイ/バンダイナムコゲームスブース。出展されていた家庭用ゲーム機向けタイトルは、9月6日発売予定のニンテンドーDS用「機動劇団はろー座 ガンダム麻雀+Z さらにデキるようになったな!」、9月27日発売予定のDS「みつけて! ケロロ軍曹 まちがいさがし大作戦であります!」、発売中のWii「機動戦士ガンダム MS戦線0079」、10月4日発売予定のPSP「ガンダム バトル クロニクル」、そして今秋発売予定のPS2「装甲騎兵ボトムズ」の5タイトル。

　いずれもそれほど混雑していなかったので、これらのタイトルを体験してみたい人は、今回のイベントが狙い目かもしれない。

DS「機動劇団はろー座 ガンダム麻雀+Z」の試遊台。卓を囲んでDSで麻雀	PSP「ガンダム バトル クロニクル」の試遊台は3台	PS2「装甲騎兵ボトムズ」の試遊台。ストーリー導入部のムービーから1つのステージが体験できる

　AC「機動戦士ガンダム 戦場の絆」は、昨年と同じく4対4の筐体を設置。現在稼動中のバージョンだが、会場限定仕様として、通常はプレイを重ねなければ使えない、ほぼすべてのモビルスーツが使用可能。連邦軍17機種、ジオン軍17機種の計34種類から自由に選択してプレイできる。

AC「機動戦士ガンダム 戦場の絆」は4対4の筐体を設置	使用可能MS一覧。カードは使用できるが、特別仕様なためプレイデータは記録されない
「ガンダム」シリーズ最新作「機動戦士ガンダム00」を大々的にアピール	人間大のモビルスーツも展示されていた	「機動戦士ガンダムUC」の展示
ガチャポンとゲームを合体させた「データップ」。フィギュアをタップしてバトルゲームをプレイ。データはフィギュアに蓄積され成長していく	さまざまなキャラクタグッズや派生商品などが並ぶ	新たに映画化された「新世紀エヴァンゲリオン」に関するものも出展されていた

■ そのほかのゲームや気になる出展内容

　イベントではゲーム以外にも、いろいろなおもしろい商品や珍しい物などが展示されていたので、写真でまとめて紹介する。

メディアワークスブースのPS2「ななついろ★ドロップス Pure!!」の試遊台	先日開催された「ガンダムEXPO」にも登場した「GUNDAM FIX PLATINUM」	青森の「五所川原立佞武多」に参加したキャラホビ立佞武多「RX-78-2 GUNDAM」。全高11m
「装甲騎兵ボトムズ」の1/1スコープドッグ。制作は倉田光吾郎氏	子供達に人気のガチャピンバルーン。中はトランポリンのように跳ねて遊べる	タカラトミーブースは「ZOIDS」がメイン
東映ビデオブースは「TRANS FORMERS」	タミヤブースでは「ミニ四駆」を体験	アニメイトブースの「コードギアス 反逆のルルーシュ」の記念撮影コーナー
シャア専用カードブースに設置されたシャア専用ザクフィギュア	キャラホビおなじみとなった貝印カミソリブース

□「C3×HOBBY キャラホビ2007」のホームページ
http://www.chara-hobby.com/
□関連情報
【8月10日】バンダイグループ、歴代ガンダムが集合する
「カンダムEXPO東京2007」を11日より開催
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20070810/gex.htm
【7月2日】バンプレスト、前作に多数の新要素を加えてバージョンアップ
AC「機動戦士ガンダム スピリッツ オブ ジオン 戦士の記憶」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20070702/soz.htm
【2006年8月19日】「C3×HOBBY キャラホビ2006」開幕
バンダイナムコやバンプレストらが発売前作品の試遊台を出展
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20060819/chara.htm

(2007年8月18日)

[Reported by 滝沢修]