■ カプコンは「ロックマン」シリーズを大々的に出展。大会やデータ配信等で子供たちを釘付け

 カプコンは、前年と同じくDS用「流星のロックマン」の公式大会をメインとしたブース展開。大会の会場となったエリアでは、小学生くらいの子供たちが長蛇の列を作っていた。さらに、ブース周辺で配布されていたチラシによって、「流星のロックマン」シリーズの最新作となるDS用「流星のロックマン2(仮)」が発売されることが明らかになった。発売日、価格ともに未定。

 このほか、Wii用「宝島Z バルバロスの秘法」(2007年発売予定、価格未定)とDS用「ロックマンゼクス アドベント」(7月12日発売予定、5,040円)の試遊台が設置されているなど、低年齢層を意識したブース展開で多くの子供たちを集めていた。

 DS用「流星のロックマン2(仮)」について判明したのは、まったく新しいシステムによってロックマンが変身すること、胸のエンブレムが前作同様、星の形をしていること、「ウォーロック」の額に剣のような形のエンブレムがついていること、ロックマンの身長と同じくらいの大きさの剣を持っていること、の4つ。まだまだ、謎に包まれている部分の多い新要素だが、このあたりは今後の続報に期待したいところ。

Wii用「宝島Z バルバロスの秘法」の試遊台コーナー。2台の試遊台が用意されており、約25分で交代という、試遊スペースにしてはやや長めの時間設定となっていた DS用「ロックマンゼクス アドベント」の試遊台が合計で6台設置されている。こちらは、およそ10分で次の人と交代。選択したステージを、5分程度でクリアしたとしても終了時間になるまでは、続けてプレイできる



■ KONAMIはDS用「獣神伝 ~アルティメットビーストバトラーズ~」等を出展

 KONAMIは、「実況パワフルプロ野球(パワプロ)」シリーズを始め、DS用「獣神伝 ~アルティメットビーストバトラーズ~」やWii用「Dewy's Adventure -水の精デューイの大冒険!!-」(7月26日発売予定、6,090円)など、バラエティ豊かな合計6タイトルにも及ぶラインナップでブースを展開。いずれも試遊台が設置されていた。

 設置されていた試遊台の内訳は、上記の2タイトルのほか、Wii用「実況パワフルプロ野球 Wii」、PS2用「実況パワフルプロ野球 14」、PS2用「Jリーグ ウイニングイレブン2007クラブチャンピオンシップ」(8月2日発売予定、7,329円)、DS用「ハヤテのごとく! ボクがロミオでロミオがボクで」(8月23日発売予定、5,229円)の4タイトル。

 中でも特に目を引いたのが、Wii用「実況パワフルプロ野球 Wii」の試遊台が並べられていたコーナー。台数は4と平均的な数だが、Wiiリモコンを思う存分振れるように1つ1つのスペースを広めにとってあり、小学生くらいの子供たちが投球時、打撃時に関わらず、自分の操作する場面になると全力でWiiリモコンを振っていたのが印象的だった。

 Wii用「実況パワフルプロ野球 Wii」は、PS2用「実況パワフルプロ野球 14」と同時に発売されるタイトル。Wii版とPS2版とでは、操作性の面で大きく異なる部分がある。「パワプロ」シリーズの主軸となるサクセスモードでは、Wiiリモコンでもコントロールスティックとボタンを使って従来通りに選手を操作するが、ホームラン競争や今回の試遊台でプレイできる対戦モードなどでは、Wiiリモコンを振ってピッチングやバッティングを行なう。この場合、ミートカーソルは画面に表示されず、ただタイミングを合わせて振るだけでボールを打ち返してくれる。Wii版、PS2版共に、7月19日発売予定で、価格は7,329円。

 DS用「獣神伝 ~アルティメットビーストバトラーズ~(獣神伝)」は、今回のWHFで初めて試遊台での体験プレイが実現したゲーム。実際のトレーディングカードを、DSに接続する「マジックリーダー」と呼ばれる機械に触れさせるだけで、DS本体上にそのモンスターが召喚され、相手のモンスターとバトルを行なう。9月27日発売予定で、価格は6,279円。

「パワプロ Wii」を体験プレイできるエリア。ホームラン競争と2P対戦を体験することができ、どちらも1プレイが終了(10~15分程度)するまで遊べる 「獣神伝」のコーナーには、対人戦を行なうスペースが7カ所(DS14台)設置されており、バトルの決着が付くか、10分経過するまで対戦を楽しめる Wii用「Dewy's Adventure -水の精デューイの大冒険!!-」の試遊台が4台設置されていた。このうち、3つが1人用の「ぼうけんモード」を体験できる台で、残りの1つが複数の人と同時にプレイできる「わいわいプレイ」用のスペースとなっている
すべて発売前のタイトルであったためか、どのエリアもたくさんの人で賑わっていた。明日WHFに行こうと思っている人は、早い時間帯にチェックしたほうがいいかもしれない



■ ハドソンは「絶対音感オトダマスター」などDS用タイトル3作品を出展

 Wii用ソフトで賑わっていた前回のWHFとはうって変わり、今回はDS用のタイトル3本でブースを固めたハドソン。「絶対音感オトダマスター」(8月2日発売予定、5,040円)、「占いでもしてみようかDS」(6月28日発売予定、2,940円)、「タッチ! ボンバーマンランド スターボンバーのミラクル★ワールド」(7月19日発売予定、5,040円)の試遊台が設置されていた。この中でもっともスペースを割いていたのは「絶対音感オトダマスター」。

 身の回りにある「音」を内蔵されているマイクを使ってDSに聞かせることで、その音に応じたさまざまなタイプの「オトダマ」が出現するという独特なゲーム性のためか、外部の音を遮断する電話ボックスのような形をした個室が10部屋も用意されていた。

「絶対音感オトダマスター」のエリア。基本操作等を解説するチュートリアルがあるため若干前後するが、およそ10分交代で試遊が進められていた。 「占いでもしてみようかDS」の試遊台(合計2台)の制限時間はおよそ5分 5分交代で試遊が進められていた「タッチ! ボンバーマンランド スターボンバーのミラクル★ワールド」のプレイアブルスペース



■ SCEJは「サルゲッチュ」&「ラチェット&クランク」シリーズ最新作をメインに出展。PS3タイトルも2作品

 ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCEJ)は、プレイステーション 3を前面に押し出した前回の次世代ワールドホビーフェアから一転、「サルゲッチュ」と「ラチェット&クランク」の新作を主軸に据えたブースを展開。ブース内で公開されているタイトルの紙芝居が行なわれるコーナーを設けるなど、たくさんの子供たちで賑わう次世代ワールドホビーフェアにマッチした雰囲気作りに重点が置かれているように感じた。

 出展されていたのは、PSPから「サルゲッチュ サルサル大作戦」(7月26日発売予定、4,980円)と「ラチェット&クランク5 激突! ドデカ銀河のミリミリ軍団」(6月28日発売予定、4,980円)、PS3から「ぼくのなつやすみ3 -北国篇- 小さなボクの大草原」(7月5日発売予定、5,980円)と「みんなのGOLF 5」(7月26日発売予定、5,980円)の合計4タイトルで、いずれも試遊台が設置されていた。

 SCEJブースで一番の賑わいを見せたのは、やはり子供に人気の高いPSPの2タイトルが出展されているエリア。12時くらいになった頃から、急に子供の数が増え始め、あっという間に30分から1時間待ちの列を作っていた。なお、「サルゲッチュ サルサル大作戦」コーナーでは体験版の先行配信が実施されており、「ラチェット&クランク5」コーナーでは「ラチェット手拭い」をもらえる射的コーナーが展開されている。

「サルゲッチュ サルサル大作戦」が出展されているエリアには、8台の試遊台(5分交代)が設置されていた。 「ラチェット&クランク5 激突! ドデカ銀河のミリミリ軍団」の試遊台(5分交代)を合計で11台も設置。このうち4台が、ほかのプレーヤーと戦う対戦コーナーとなっていた
PS3の両タイトルは、それぞれ2台ずつ試遊台を設置。どちらかというと大人のほうが関心が高かったようだ



■ スクウェア・エニックスはブースの規模を縮小。「DS:Style」シリーズを2タイトル出展

 スクウェア・エニックスは、DS用のタイトルを4本出展。うち、発売前のタイトルは「すばらしきこのせかい」(7月27日発売予定、)、「あなたもDSでクラシック 聴いてみませんか?」(7月5日発売予定、3,990円)、「花咲く DSガーデニングLife」(7月5日発売予定、3,990円)の3本。

 「あなたもDSでクラシック 聴いてみませんか?」は、「ゲームの楽しさ」+「知る喜び」を打ち出す「DS:Style」シリーズの第1弾として発売される5タイトルのうちの1つ。自動で流れ続けるクラッシック音楽を聴くというのが基本スタイル。音楽鑑賞中に「この曲、なんていうタイトルだっけなぁ」とか「どっかで聴いた覚えがあるなぁ」と感じたときに、下画面に表示されているコマンドにタッチすると、その曲に対するウンチクを見られるようになっている。



■ タミヤはWIN「ミニ四駆オンラインレーサー」を出展

 タミヤは、実際のミニ四駆を走らせることができるコースを、ブースの3分の2程度を使って設置。残りの3分の1ほどのスペースの一角に、Windows用「ミニ四駆オンラインレーサー」が出展されていた。

 「ミニ四駆オンラインレーサー」コーナーには、2台の試遊台が設置されていた。走らせるミニ四駆を選んで、それをカスタマイズ。その後、レースで走らせるまでの流れを体験することができる。特に制限時間は設けられておらず、1レースが終了した時点で次の人と交代となる。

【そのほか・・・】
バンプレストはDS用「カスタムビートバトル ドラグレイド」を出展。ゲーム大会のほか、闇属性のレアバレット「ダークラルガ」を配信するコーナーを設けていた