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本日到着! DEMO & PATCH~2004年1月6日~ |
「Silent Hill」シリーズは、アドベンチャーであり、そしてホラーであるという大原則を除き、毎作まったく異なるアプローチによるギトギトのホラーエピソードが堪能できるアドベンチャーゲーム。日本で「Silent Hill」といえば、コンソール向けのアドベンチャーとして名高いが、欧米では「Silent Hill 2」からPC版が存在し、今回も例に漏れずリリースされた。ただし、今回はインストーラ、字幕共に日本語はカットされており、わざわざ日本のユーザーがPC版でプレイするメリットは薄い。
さて、「Silent Hill 4」は、何の変哲もない欧米式のフラット(アパート)を舞台に、現実世界と異世界を交互に行き来しつつ、迫り来る謎に迫っていくというホラー映画風の筋立てになっている。例によってプレーヤーに与えられる情報は極度に制限されており、序盤は謎解きの楽しさより、苛立ちが先行する幕開けとなるが、みっちり組み込まれたイベントスクリプトと、その演出のうまさにいつのまにか引き込まれる。
ゲームは悪夢としか言いようのない得体のしれない夢から始まり、目覚めると何故か自分のフラットに閉じこめられており、その代わりにバスルームにぼっかり横穴が空き、そこから異世界へと旅立つという展開。個人的に、現実世界で手に入れた武器がそのまま異世界で使えるというのがどうにも納得しがたいのだが、息つく暇も与えずに立て続けにイベントを織り込む展開のうまさはさすがは4作目といったところだろうか。
このゲームで決定的に欠けていると思うのは爽快感。主人公のアクション、モンスターのリアクション、そして両者のモーション、サウンドエフェクトなど、アクション要素を構成するあらゆる要素の出来が今ひとつピリッとせず、退屈な内容になっている。
これを「スプラッターハウス」ばりの内容にしろとか、コンボシステムを導入しろとか、そういうことをいうつもりはないが、ゲーム中たびたび遭遇するアクションシーンをおもしろくしようという工夫がいまひとつ足りないように思う。具体的には、主人公のアクションの自由度の低さ、モンスターAIの弱さ、視点半固定による遊びにくさといったところだろうか。筋立てはユニークなだけに、少々もったいない印象だ。
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グラフィックスは凝った3D処理は見られないものの非常に丁寧で好印象。リアルタイムシャドウ表現をオンにするとさらにリアルになる。視点が半固定なのがおしまれるところ |
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(2005年1月6日)
[Reported by 中村聖司]
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