開発/発売元 Codemasters
Codemastersが今年10月に欧米で発売を予定している人気シリーズ最新作「Colin McRae Rally 2005」のPlayable Demo。シングルプレイ限定で、3コースを走行できる。動作には8月4日に公開されたDirect X 9.0cが必要になるのであらかじめインストールしておこう。
「Colin McRae Rally 2005」は、ラリーレースゲームを代表する人気シリーズ「Colin McRae Rally」のシリーズ第5弾。本日は、日本では奇しくも前作にあたる「Colin McRae Rally 04 日本語版」の発売日で、国内発売元のシャルラクプラスが可哀想な気もする。ただ、それだけに両作の違いを見分けるにはいいタイミングでもある。
「2005」は今年のE3で公開された際は、発売プラットフォームはPS2とXboxのみということだったが、のちに前作と同じパターンでPC版の発売が決まり、最終的には全プラットフォーム同時発売ということになった。テクノロジーパートナーのNVIDIAの強力な後押しがあったにせよ、同日発売というのは無理しすぎなのではないだろうか。
肝心の「2005」の出来についてだが、レース開始直後から明白にわかるが、ビジュアルエフェクトが格段に強化されている。「Need for Speed: Underground」で評価されたモーションブラーや、リアルなリプレイ鑑賞に欠かせない被写界深度シミュレーション、太陽光の眩しさを演出するHDRレンダリング、そしてボディに付着した埃や後輪からまき散らされるパーティクルエフェクトなど、全面的といっていいほど強化されている。
ところが「2005」が注力しているのは、クオリティアップではなく全体のボリュームアップ。製品版に盛り込まれる車は34種類、コースは9カ国76ステージにも及ぶということだが、Demoで3コース走ってみた感じとしては、作りが雑すぎるという以上の感想はなかった。遠景やオブジェクトなどはしっかりしているが、肝心のコースそのものの作り込みが荒い。
具体的にはテクスチャ、コースのモデリングなどだが、コンソール向けレースゲームのベタ移植をプレイしたようなそんな印象を持った。CMRシリーズでこうした印象を持ったのは初めてなので、初代からプレイしてきた人間にとっては非常に残念だ。ただ、Demoの完成度は70%ということなので、結論を出すにはまだ早い。このコースエディットは、私だけではなく、多くのユーザーが不満を漏らすだろう。今後のチューニングに期待したいところだ。
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