発売元 TDK Mediactive
スウェーデンのゲームデベロッパーStarbreezeの新作アクションアドベンチャー「Knights of the Temple: Infernal Crusade」のPlayable Demo。オープニングなし、ゲームタイトルすらなし、1ステージ限定のシンプルなプログラムだが、内容はしっかりしており、繰り返し楽しめる。
「Knights of the Temple: Infernal Crusade」は、中世ファンタジー世界をモチーフにした3人称視点のアクションアドベンチャーゲーム。ストーリーは、邪悪な司教により囚われの身となった謎の聖女Adelleを救うため、単身で聖戦を行なっていくという単純明快な内容。国産のコンソールゲームでもお馴染みのポピュラーな設定だ。
主人公Paulは、両手斧を携えた屈強な戦士で、巨大な斧をぶんぶん振り回して、敵を蹴散らしていく。基本操作はQキーで素早い攻撃、Wキーで大振り、Eでガード、これらをタイミング良く押していくことで連続技が発生し、より大きなダメージを与えられるという仕組み。このあたりの仕様は、コーエーの「三國無双」シリーズや、EAの「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズなど、国内外の大作アクションアドベンチャーに非常に近い。
ただし、斬りつけると鮮血が吹き出し、倒れた敵にとどめの一撃を加えると、特殊攻撃を行なうためのポイントがたまるなど、海外ゲームならではのエグい表現も目白押し。その一方で、瀕死になると突然教会の鐘の音が聞こえてきたり、死ぬと処理がスローモーションになりつつ、レクイエムが聞こえてくるなど、聖戦風の演出も目立つ。このあたりは好みが分かれそうだ。
Demoに収録されている「PETRA-The Lost City」は、インディ・ジョーンズ風の古代遺跡を舞台にしたステージで、基本的に一本道となっている。敵はフィールド上だけでなく、崖の上などにもおり、絶えず走り回って斬りまくるような荒っぽい展開となる。最初は勝手がわからずQキー連打で切り抜けようとしてしまうが、Tabキーによる必殺技を組み入れていくと断然戦いやすくなる。
戦い方のポイントは、いかに敵の包囲網を突破して、効果的に斬りつけられるかで、これをいろいろ考えるのがおもしろい。Spaceキーを駆使した特殊攻撃も織り交ぜながら戦ったり、武器を切り替えながら戦ったりなど、戦い方のバリエーションが豊富で繰り返し楽しめるDemoだ。
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