発売元 Microsoft
北米で4月下旬、日本では6月に発売が予定されているMicrosoft「Rise of Nations: Thrones and Patriots」(邦題「Rise of Nations ~民族の興亡~: 皇帝と革命軍」)のPlayable Demo。すでに何度か紹介しているように、3Dリアルタイムストラテジー「Rise of Nations」初の拡張セット。シングルプレイ専用となっているが、新しく盛り込まれるキャンペーンシナリオを1本収録するなど、ボリュームはたっぷり。RTSファン、ストラテジーゲームファンはプレイしておいて損はない内容だ。
「Rise of Nations: Thrones and Patriots」の魅力は、なんといっても「世界征服キャンペーン」に、アレキサンドロス大王の遠征を初めとしたキャンペーンシナリオが追加されることにある。今回のDemoもその出来映えをユーザーに確かめてもらうための内容で、アレキサンドロス大王キャンペーンを題材に、新キャンペーンが楽しめる。
登場国家もギリシャ、ローマ、ペルシア、ロシアの4カ国に絞り込まれており、周辺国家を征服すると終了となるが、それでも各ターンごとに30分から1時間かかるため、優に数時間はたっぷり楽しめる。難易度調整も可能なので、何度でもプレイできそうだ。
このキャンペーンは、周知のようにボードゲームスタイルで進められる。自国の軍隊を示す駒を動かし、他国を蹴散らしつつ、徐々に版図を広げていくことになる。Demoでプレイできるのは序盤戦なので、敵の数も少なく比較的ストレートな戦いになるが、そのパターンは千差万別で、手持ちの軍隊だけで攻めたり、一端、前線に腰を落ち着けて新しい都市の育成から始める場合もある。
キャンペーンの基本的な流れは、前作とおおむね同じだが、戦いの最中に国家間の会話が挿入されたり、その際に表示される選択肢の選び方によってその後の展開が変わったりなど、メリハリを効かせている。アレキサンドロス本人は司令官扱いなので直接戦闘には参加できず、「Age of Empires」シリーズのそれとはずいぶん性格が異なるが、味方を支援する特殊な能力を持つ。常に最前線で戦わせたいところだ。
なお、このキャンペーンは前作と同様時代が固定なので、軍隊はどこも同じような感じだが、Quick Battleモードなら古代から現代まで時代を進化させることができる。中でも注目は新民族のひとつペルシャ。メインフィールドである古代戦では、その代名詞的ユニットである象兵が強烈な強さを発揮するが、現代まで進化させると、現代は現代で象の上に野飽を備え付けて戦車を相手に戦ったりして、なかなかおもしろい。
なお、MicrosoftのPlayable Demoらしく、新規ユーザーのためのチュートリアルモードもしっかり収録しているので、初体験者はチュートリアルからプレイするといいだろう。なお、同作は日本でも発売されるため、日本語版の体験版がリリースされる可能性は高い。英語が苦手な人はもうしばらく待つのもいいだろう。
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