発売元 Activision Value
ActivisionのValue専門ブランドActivision Valueの新作アクション「Apache Air Assault」のPlayable Demo。1時間の時限式になっていて、この間は機能制限なしで自由にゲームプレイを楽しめる。起動するたびにオンライン購入を促すダイアログがポップアップ表示され、気に入ればそのまま購入できる仕組みだ。
「Apache Air Assault」は、米軍が誇る攻撃ヘリAH-64 Apacheに搭乗し、イスラムゲリラに対するさまざまな任務に挑戦していくヘリシューティング。ヘリコプターを題材にしたフライトシューティングは、シミュレーション要素を重視したものから、単なるシューティングゲームになっているものまで多種多様に存在するが、同作はどちらかといえばシミュレーション寄りの内容だ。
1ステージ目「Reconnaissance」は、タイトルどおり偵察を目的としたステージで、レーダーに映った建造物を一軒一軒しらみつぶしに検分していく。スタート地点は、バンハー湾に停泊している米海軍の巡洋艦Ironwoodのヘリポートで、ここからエンジンを点火し、徐々に高度を上げつつ、レーダーの輝点を追っていく。
最初、ヘリで偵察のやり方がよくわからず、威嚇射撃や着陸を試みたもののうまくいかず、何度も繰り返すうちに側に寄るだけでいいことがわかった。といっても低空ホバリングを維持するのはなかなか難しく、ヘリシミュレータらしい醍醐味が味わえる。
また、検分する建物は単なる民家である可能性もあるため、検分前に破壊すると自動的にミッション失敗となる。仮にテロリストがいる場合は、その殲滅が二次目標となる。黙って隠れてやり過ごせばいいようなものだが、テロリスト達はわざわざ表に出て銃撃してくるので、正面にいればハイドラミサイルをぶちかませばいいし、わらわらいるような場合は、マウス操作で銃口を自由に旋回できる30mmキャノンでなぎ払っていく。
ビジュアルはValueレベルなので過度な期待は禁物だが、ヘリの挙動は十分及第点で、ヘリシミュレータとしてはそれなりに楽しめる出来だ。また、操縦桿をじわじわ操作しつつ、こまめにヘリを動かしてミッションを遂行していくという、今時珍しいストイックなゲーム性は、'90年代後半にリリースされたヘリシミュレータを彷彿とさせるところがあって、まるまる1時間楽んでしまった。ヘリシム好きにお勧めできるタイトルだ。
(C) 2003 Activision Value Publishing, Inc.
(C) 2003 InterActive Vision..
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