開発/発売元 Codemasters
このところ「Colin McRae Rally 04」、「TOCA Race Driver 2」と良作Demoを連発しているCodemastersから、再び「Colin McRae Rally 04」のDemoがリリースされた。今回はシングル、マルチ両対応版で、スペイン、オーストラリア、スウェーデンの3本の新コースを収録。前回のDemo同様シングルレースも可能となっており、前回のDemoと合わせてプレイすれば6コースが無料で試せるということになる。コースの出来も抜群によく、文句なしにイチオシ指定だ。
「Colin McRae Rally 04」は、世界を代表するラリーレースシミュレータ「Colin McRae Rally」シリーズの第4弾。Xbox版は欧米では3月にリリース済みで、2004年第1四半期にPC版、次いでPS2版が発売される予定となっている。
グラフィックスエンジンは、昨年発売された前作のものを流用しているが、それを差し引いてもビジュアル面での完成度の高さは群を抜いている。コンソール版との同時開発のため、ディテールの表現にいくつか粗いところは見受けられるものの、ゲームの主役であるラリーカーの表現に関しては他の追従を許さないクオリティだ。
中でも高ポリゴンモデルで描かれた車のボディに映り込む陽光や木陰、建物の影といった環境マッピングは実に見事で、レース中のみならず、リプレイの際も圧倒的な丁寧さで描かれる。これに砂埃や雪煙といったステージごとのパーティクルエフェクトが加わり、リプレイ機能が実にライブ感の高い内容になっている。
つい先週紹介した「TOCA Race Driver 2」と比較するとその差は圧倒的で、「TOCA」はボディに対するリフレクション効果を強調することで、環境マッピング表現をうまくぼかしているのに対し、「Colin」はあらゆるオブジェクトが生成する影のボディへの映り込みを真っ正面から表現している。
とはいっても、これは一画面内に収まる車の台数が限られるラリーレースだからこそ可能な芸当で、ある意味勝って当たり前ともいえる。ともあれ、同作のリプレイではそのあたりをじっくり観察したいところだ。
さて、今回はMultiplayer Demoということで、米GameSpyのシステムを使って最大8人によるマルチプレイが試せる。しかし、レースゲームはあらゆるオンラインゲームの中でももっとも速い回線速度が要求されるゲームジャンルだけに、サーバーブラウザ上にレースを行なっているゲームはひとつもなかった。素直にLAN環境か、IP直接指定で、仲間内で楽しんだ方が良さそうだ。
というわけで、ゴーストカーを相手にひととおり走らせてみたが、砂埃を巻き上げて疾走できるオーストラリアコースと、フォグによって弱められた陽光が照りつける高原地帯を走るスウェーデンコースがよかった。リプレイも含め、じっくり楽しめるDemoだ。
(C) 2004 The Codemasters Software Company Limited ("Codemasters"). All rights reserved. "Codemasters"(R) is a registered trademark owned by Codemasters. "Colin McRae Rally 04" and "GENIUS AT PLAY" are trademarks of Codemasters. "Colin McRae" and the Colin McRae signature device are registered trademarks of Colin McRae. "Colin McRae" and copyrights, trademarks, designs and images of car manufacturers and /or on car liveries are being used by Codemasters under license. All other copyrights or trademarks are the property of their respective owners and are being used under license. This game is NOT licensed by or associated with the FIA or any related company.
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