発売元 Microsoft
Microsoftが4月に発売を予定している「Rise of Nations」の最新拡張セット「Rise of Nations: Thrones and Patriots」のPromotion Movie。日本では3月13日に秋葉原で開催されたイベントで、マイクロソフトが日本語版の正式取り扱いを発表したばかりだが、ようやく北米でもゲーム具体的な情報の公開がスタートした。具体的なゲームの内容についてはGDCレポートを参考にしていただくとして、ここではムービーの内容について簡単に紹介しておきたい。
「Rise of Nations」は、米ストラテジーゲーム界の大御所中の大御所である「Civilization」シリーズの流れを組むリアルタイムストラテジー。古代から現代までをカバーしたグローバルなゲームデザインに、国境という独自の概念、そして世界地図を舞台にしたボードゲームライクなキャンペーンモードなど、数々の新機軸を打ち出したRTSとして知られる。
その拡張セットとなる「Rise of Nations: Thrones and Patriots」は、6つの新しい民族、4本のキャンペーンシナリオ、そして民族に個性を与える「Government Type」システムの導入という3要素を軸にしている。ムービーでは、この中の新民族と新キャンペーンにフォーカスをあて、3分相当に渡ってリアルタイム映像をじっくり見せてくれる。
従来のキャンペーンモードは、単に世界地図のコマを動かして、コマが重なったらRTSで勝負を付けるという、モチーフなしのプレーンゲームの域に留まっていたが、今回ははっきりとしたテーマを4本用意し、そのテーマに沿ったシナリオが堪能できるようになっている。自らの手で歴史どおりの覇道を展開してもいいし、歴史のIFにチャレンジしてもいいというわけだ。
今回用意されるキャンペーンは、アレキサンダー大王によるインド遠征、ナポレオンによる全欧制覇、新大陸(アメリカ大陸)での植民地戦争、冷戦時代の近代戦の4本。ムービーではこれらの見所をダイジェストで見ることができる。
今回新しく追加された民族も、すべて新キャンペーンに絡んでいる。ペルシャとインドはアレキサンダー大王の敵として登場し、アメリカ、イロコイ、ラコタはいうまでもなく新大陸キャンペーンでの征服、被征服国として登場する。残るオランダは、16世紀をフォーカスした特性になっているあたり、ナポレオン戦争に登場しそうだ。
ムービーではアラビア陣営の象兵やネイティブアメリカンの騎兵など、新ユニットが目白押しだ。ゲームエンジンも全体的に強化されているようで、ムービーの終盤では、「コサックス」シリーズのお株を奪うような大規模会戦も見られる。2004年度の台風の目となりうる新RTSに仕上がりそうだ。
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