開発元 Diversions Entertainment
米国のデベロッパーDiversions Entertainmentの新作アクションゲーム「One Must Fall: Battlegrounds」のPlayable Demo。シングルプレイ、マルチプレイともにサポートし、サーバーブラウザも内蔵。良心的な設計で、たっぷり遊べるDemoだ。
「One Must Fall: Battlegrounds」は、日本の格闘ゲームを彷彿とさせる格闘アクションが堪能できるアクションゲーム。戦うのはロボットで、ロボットの性能と、搭乗するキャラクタの能力によって最終的な強さが決まるというユニークなシステムを採用している。
ゲームの展開は、コロシアム風のエリアで2本先取のデスマッチを行なうというシンプルな内容になっている。フリー移動スタイルの3D空間で、ガチガチの乱戦が繰り広げられる。戦闘前にテキストで、キャラクタの性格を臭わすセリフが見られる程度で、基本的にストーリーはないと考えていいようだ。
初回起動時は、トレーニングモードのプレイを促すダイアログが表示される。インターフェイスは、カーソルキーで移動、アクションボタンとしてA、S、D、Z、X、Fsdfの6つのキーを使う。国産の格闘ゲームのように、移動キーとアクションキーの組み合わせにより多彩な技を繰り出すことができるが、トレーニングをひととおりプレイすれば、理解できる程度の内容だ。それほど複雑ではない。
基本的な戦い方はダッシュで敵に近づいて、パンチやキックでフェイントを入れながら、ガンガン連続技をたたき込んでいく。Demoでプレイできるロボットは3種類だが、いずれも敵を空中に突き上げる技を持っており、空中コンボが楽しい。
ガードやドッジ(避け)、側転、カウンターといった防御用のアクションも豊富に用意されているが、同時押しでエナジーを消費して発動できる無敵範囲技のようなものがあり、CPU戦はともかく、対人戦は大技連発の仁義なき乱戦になる。こうなると漁夫の利作戦が有効なようだが、ゲームモードは倒されても即座にリポップして再戦可能という時間制が多いため、敵をひとりでも多く倒してポイントを稼ぐ必要がある。
国産の3D格闘ゲームと比べるのは、同作にとって酷な話だが、乱戦上等のマルチプレイは、複数のユーザーをまとめてねじ伏せるカオス的な楽しさがあり、目の肥えたユーザーでもかなり熱中できるだろう。ロボットの種類が増える製品版ではより楽しそうだ。
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