開発元 Delphieye
韓国のデベロッパーDelphieyeが現在開発しているアクションシューティング「Nitro Family」のPlayable Demo。ゲームエンジンに「Serious Sam」エンジンを採用しており、ゲーム性もスカッと爽快系のガンシューティングになっている。全体的なクオリティはValueレベルだが、頭を空っぽにして楽しめる作品だ。
「Nitro Family」は、両手にショットガンを携えたマッチョなヒーローと、背中に飛行用のブースターを抱えた謎の美女というへんてこな夫婦を主人公にしたアクションシューティング。左右のマウスボタンが左右の武器使用になっていて、どかどか撃ちまくれるのが気分爽快だ。
同作の特徴のひとつがコンボシステム。敵に弾をヒットさせると敵の体が宙に浮くようになっており、この状態で再度銃撃することにより、連続してダメージをたたき込むことが可能になる。左右の武器を交互に使うことで、簡単にコンボが出せるというわけで、うじゃうじゃ敵が出てくるシーンや、やたらヒットポイントが高いボスクラスの敵と戦うときは必要不可欠なテクニックだ。
また、主人公のデフォルトの武器であるショットガンは、敵との距離によって与えられるダメージがかわる。手前まで引き付けて射撃することで大ダメージを与えることができ、結果オーバーキルにすると、モンスターの血肉が四散する派手な演出と共に、ポイントボーナスが得られる。要するに、敵をガンガン空に打ち上げて、空中で血肉を四散させるという、相手はモンスターとはいえ、なかなかエグイ演出のゲームだ。
なお、このゲームにはお金の概念もあり、これを貯めることで、スタート地点の女性から武器を購入したり、手持ちの武器をパワーアップしたりすることができる。が、Demoでは所持金ゼロの状態からスタートするため、結局何も買えなかったりする。Demoではインフォメーションに目を通しておく程度でいいだろう。
ちなみに敵のAIは、一直線に突っ込んでくるか、その場で銃撃するかの2パターンしかなく、落ち着いて対処すれば攻略は容易。町の隅々に配置されているドラム缶や木箱は破壊することでアイテムに替わる。不意に敵に襲われて、もみくちゃにされたりするが、このおかげで全体的なゲームの難易度は低い。
圧巻なのはボス戦。背中に背負っている嫁さんを、Bキーでシューティングゲームのボムのように吹っ飛ばして攻撃させることができる。これを企画した人もどうかと思うが、度はずれたハチャメチャさがユニークな作品だ。
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