発売元 Activision
ウェイクボードをモチーフにしたスポーツシミュレータ「Wakeboarding Unleashed featuring Shaun Murray」のPlayable Demo。Activisionの人気シリーズ「Tony Hawk's Pro Skater」の水上版といった感じの作品で、爽快さが売り物の水上スポーツの醍醐味がたっぷり味わえる。
「Wakeboarding Unleashed featuring Shaun Murray」は、水上スキーとサーフィンを足して2で割ったようなスポーツ「ウェイクボード」が楽しめるスポーツシミュレータ。見た目がそのまんま水上スキーで何がどう違うのかというと、牽引してくれるモータボートが生み出す大小の波を利用して、ジャンプやターンといった各種技を競う、というところが大きく異なる。北米ではすでにメジャーなウォータースポーツのひとつになっていて、日本でもすでに数万人の競技人口がいるという。
実際のゲームの展開はというと、まさにこのスポーツのために作られたような入り組んだ長細い渓谷のコースを疾走しつつ、ジャンプ、ダブルジャンプを軸とした各種技で得点を稼いでいく。この競技で競われるのは累計点なのか最高点なのか、Demoではフリープレイしか試せないので細かいルールは良くわからないのだが、得点が獲得できるアクションというのは見てみて華麗で美しい。
とはいえ、モータボートがつくる波で技を出したところで獲得できる得点には限りがある。コース上にはジャンプ台やパイプでできた長細い足場などが設置されており、これらをうまく活用することで、得点が一気に3倍、4倍に跳ね上がる。モーターボートの順路から脇に外れた先にいい足場があったりして、この場合はロープを離してアクションを行ない、素早くロープを掴むといったテクニックが必要になる。実際には一度も成功しなかったのだが、プレイしがいのあるこだわったコースになっているようだ。
プレーヤーの分身はプロなので、崖や船に正面衝突するといったケース以外は、走行中にバランスを崩して水中に投げ出されるということはない。安心して各種技の実践に没頭できる。もともとコンソールで発売されているタイトルだけにゲームパッドの方が格段にプレイしやすいようだ。
水上を高速で疾走しつつ活用できる足場を探す、この感覚は「Tony Hawk's Pro Skater」シリーズに近いものがあり、単純に順位を競うスポーツとはまた違ったおもしろさがある。ビジュアルもそこそこ美しく、特に水しぶきや波の表現には独特のこだわりが感じられる。PCならではの要素が感じられないのが残念とはいえるが、腕を問わず誰でも楽しめるスポーツシミュレータだ。
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