発売元 Monte Cristo
ハンガリーのゲームデベロッパーDigital Realityが欧米で5月に発売を予定している新作リアルタイムストラテジー「Desert Rats vs. Afrika Korps」のPlayable Demo。第二次世界大戦をモチーフにしたRTSは、それこそここ数年だけで両手では足りないぐらいのタイトルが世界中でリリースされていて、クオリティもおおむね横並びで、正直食傷気味だったりするのだが、同作は「Hegemonia: Legions of Iron」同様のセンスの良さが伺える佳作に仕上がっていて、一気に最後までプレイしてしまった。RTSファンにお勧めだ。
「Desert Rats vs. Afrika Korps」は、そのタイトルが示すように、トビネズミ(Desert Rats)を徽章にした英第七師団と、ロンメル率いるアフリカ軍団(Afrika Corps)との死闘を描いたリアルタイムストラテジー。舞台は言うまでもなく北アフリカで、時期は'41年3月。トリポリまで後退した枢軸軍の期待の星であるロンメル率いるアフリカ軍団がトリポリに到着した直後からスタートする。
よく知られているようにロンメルは着任するや否やまたたくまにトリポリの安全を確保し、エル・アゲイラの奪回に成功する。その後、英軍の戦力大増強が図られ、バトルアクス作戦、クルーセイダー作戦など、英軍主導による大反撃戦が展開され、一進一退が続く。クライマックスは二次にわたるエル・アラメインの攻防。年月にするとわずか1年半ほどだが、アフリカ戦線の一番おいしいところをプレイできるRTSというわけだ。
Demoでは、エル・アゲイラ奪回直後、ドイツ軍がアジェダビアを目指した戦いをプレイできる。マップは実時間数分ほどで最奥に到達できるほどの規模で、まずは英軍の猛攻を防ぎきり、次いで戦車や装甲車を軸とした機甲部隊を持って、一気に敵の拠点を叩くというシナリオになっている。
こちらの主戦力となるのは、三号戦車と75mm野砲。オープニングで破壊された崖の上の野砲が1門ずつ無傷で生き残っているので、歩兵を派遣して土塁の置かれた正面の両サイドの崖の上の3方向から攻撃を仕掛けるのが効果的だ。また、偵察車と斥候をできるだけ前線に置くと、敵の来襲を探知しやすくなる。
グラフィックはフル3Dで、メリハリの効いた、実に精度の高いビジュアルを実現している。ズームイン・ズームアウト操作、視点の回転、オブジェクト達成時のクルクル回る処理など、いずれもスムーズかつセンスの良さが感じられ、気持ちよくゲームプレイに没頭できた。
Demoではチュートリアルが未搭載だったので、細かいテクニックなどは見落としている可能性もあるが、手堅いゲームデザインと確かなテクノロジーで直球勝負に出たRTSの王道という印象がする。マルチプレイを試すまでは全体の評価はできないが、少なくともシングルプレイの出来は非常にいい。まずは一度プレイしてみよう。
(C)2003 Monte Cristo. Monte Cristo and its logo are registered trademarks of Monte Cristo. All other trademarks and logos are property of their respective owners. Developed by Digital Reality. Orchestral samples included in this recording from the Vienna Symphonic Orchestra
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