開発/発売元 エヌ・シー・ジャパン
1月26日をもってクローズドβテストを終え、2月11日からオープンβテストをスタートさせるエヌ・シー・ジャパンのMMORPG「リネージュ II」のプロモーションムービー。同社のムービーは、発表以来、クオリティの高いものばかりだが、今回のは過去最高の内容ではないだろうか。本当の冒険はこれから始まるということを痛感させてくれるムービーだ。
ムービーの内容は、前半がダンジョンを舞台にしたドラゴン討伐シーンで、後半が豪壮な洋風の城郭を舞台にした攻城戦シーンとなっている。いずれも前作からコアユーザーの大きなモチベーションとなってきた要素で、その規模といい、カメラワークといい、在野のMMOファンを一気に引き込む魅力的な映像となっている。また、ゲームのとしての方向性が明確なMMORPGの強さ、というものを改めて実感させてくれる映像でもある。
ドラゴン戦は、「エバークエスト」のRAID、「ファイナルファンタジー XI」のHNM戦などを彷彿とさせるダイナミックな内容で、ドラゴンの大きさは、竜の首から見た仮想視点では、プレーヤーキャラクタが蟻のようにしか見えないほどのデカさがある。ドラゴンは、丁寧なバンプマッピング処理により、質感たっぷりのいかにも硬そうな甲殻に覆われ、迫力満点。また、ボーンがよほど細かく設定されているのか、大きさの割にアニメーションも滑らかだ。
攻撃側は開始前に補助魔法をたっぷりかけて突っ込むが、魔法エフェクトの小ささが視聴者の絶望感を駆り立ててくれる。ドラゴンは範囲攻撃らしい足を使った踏みつけ攻撃を繰り返し、最後に口から光の束を吹き出す。その派手なエフェクトに一見、全滅したようにも映るが、何らかの対策を施しており全員無事なのかも知れない。短い映像だが、見所盛りだくさんだ。
攻城戦は、現在韓国でもテストサーバー等で繰り返しテストが行なわれ、実装に向けて準備が進められている段階。攻城戦そのものは、同作における大きなウリのひとつとして、発表当時から公開されていた内容だが、今回の映像では騎乗動物ストライダーや、飛竜ワイバーンなどは姿を消しており、以前よりも地味な内容になっている。
こうした乗り物は、最初のエピソードとなる「Chronicle1: Harbingers of War」に合わせて実装される、難解なクエストをクリアすることによって初めて入手が可能になるという。日本での攻城戦スタート時はもう少し違った形になるのかもしれないが、城の構造や、コアのある中心部の華麗な装飾など、見ておいて損はない映像だ。
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