開発/発売元 スクウェア・エニックス
ヤンキーの世界をモチーフしたスクウェア・エニックスのMMORPG「疾走、ヤンキー魂。」課金版クライアント。クライアントは大小2種類あるが、いずれにしてもアップデートサーバーでのバージョンアップで同じファイルサイズになる。プレーヤーの環境に応じてダウンロードしていただきたい。
同作は12月18日から課金版(正式サービス)の運営を開始したが、既報のとおり、ID登録および課金手続きを委託しているBB Gamesにシステム障害が発生し、丸2日に渡って「課金登録できないため、ゲームがプレイできない」という前代未聞の事態となった。
課金版スタートから3日目にあたる20日の時点でも、BB Gamesの課金システムの復旧の見込みが立たないことから、スクウェア・エニックスでは急遽「待たせてゴメンね! スペシャル無料サービス」と題し、BB Gamesの課金システムを通さない形で課金版のサービス開始に踏み切った。
これはβ版参加者のみならず、一般ユーザーも対象にしており、要するに全ユーザーが課金版を無料でプレイできるという太っ腹措置だ。もちろん、これはあくまで暫定的なもので、BB Gamesの課金システムが復旧し次第、有料サービスに移行する見込みだ。ただ、時期が時期だけに、年末年明けは無料のまま推移する公算が高い。
さて、「疾走、ヤンキー魂。」課金版は、ワールド5つで運営される。5月にスタートしたDEMO版から半年近くのテスト期間を経てようやく正式版スタートということになるが、キャラメイクや基本的なゲームシステム、インターフェイスなどは、DEMO版の頃からほとんど変わっていない。
ただ、実際にプレイしてみると、ずいぶんゲームとして練り込まれていて、友人「ゆうじ」を軸としたテンポのいいゲーム展開に、ついつい遊び込んでしまった。DEMO版やβテストでは、原付や単車に乗るためにただひたすら自転車を漕ぎ続けるゲームという本末転倒的な色合いが濃かったが、課金版ではそうした大きな目標にたどり着くまでのスプリングボードが綿密に用意されていて、苦労が楽しみに変わっている。
また、すでに開始前から告知されているように、β版から課金版へかなりのデータが引き継げるようになっていて、ワールド内にはバリバリに改造を施した単車に乗ったユーザーが学校前にたむろっていたり、コンビニではカラスマスクに刺繍入り特攻服姿のユーザーがヤンキー座りでその存在をアピールしており、ヤンキー同士の戦い(!?)はすでに始まっているようだ。
公式サイトを見る限りでは、現状はまだ序の口に過ぎず、絶露四(ゼロヨン)、血緊乱(チキンラン)といった新しい遊びの要素や本編ストーリーなど、おもしろそうな新要素が紹介されている。まったくの未体験者は、このチャンスを逃さずにプレイしておこう。
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