発売元 Ubi Soft Entertainment
北米で人気を集めた同名のテレビドラマシリーズをモチーフにした「CSI: Crime Scene Investigation」のPlayable Demo。日本にも昔からあるオーソドックスな探偵物テイストのアドベンチャーゲームで、同シリーズのファンにはたまらない内容だろう。私は同シリーズをまったく見ていないのだが、存分に楽しめたと同時に、テレビドラマを見たくなった。2時間たっぷり楽しめる良作だ。
「CSI: Crime Scene Investigation」は、犯罪を科学的に検証していく科学捜査官となって、難解な凶悪事件を解決していくという本格派アドベンチャーゲーム。CSIという組織は初耳だったりするが、正確にはラスベガス市警犯罪課犯罪現場捜査研究所科学捜査班ということらしい。
先述したように私は肝心のテレビドラマを見ていないので、的確な表現でゲームの醍醐味を伝えるのが難しいのだが、ゲームにはドラマのキャストがそのまま登場し、プレーヤーは新米科学捜査官として事件にあたることになる。サポートとしてギル・グリッソムが付き、常にフルボイスでアドバイスしてくれる。
ギル・グリッソムから事件の発生を告げられ、現場で検死を行なうところまではチュートリアルになっていて、ここで捜査の進め方および証拠の集め方をじっくり学ぶことができる。テキストとボイスで実行するまで繰り返し教えてくれるので、誰でも捜査方法をマスターできる。科学モノということで相当難しい専門用語が頻発するかと思ったらそうでもなく、テキストは常に簡潔かつ短くまとめられている。
同作の醍醐味はなんといって各種専門ツールを駆使しての証拠集めだろう。レシートや指輪といった証拠品はもちろんのこと、拡大鏡で除いて髪の毛を拾ったり、粉を巻いて指紋を採取したり、特殊な液体を使って凝固した血液を集めたりなどなかなか細かく、それを研究所に持ち込んで別々の所で採取した髪の毛を付け合わせてみたり、指紋が誰のものなのか調べたりする過程がおもしろくてたまらない。
客観的に見て、証拠集めが少し簡単すぎだろうという気はするが、これ以上難解にするとゲームとしての魅力が半減してしまうに違いない。Demoではそうした過程をひととおりプレイして、いざ容疑者を尋問というクライマックス一歩手前で終了となる。ケースファイル等も現実世界のように長文ではなく、英語でも十分プレイ可能だったが、日本語版ならより楽しめそうな気がする。ぜひ日本語版の発売を期待したいところだ。
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