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戦っている敵とは別のターゲットに攻撃する。多対多の戦闘ならではの戦法だ
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・援護とは?
2対2で進行するステージでは、大抵の場合は僚機が敵を1機ひきつけてくれる。その敵に自機からも攻撃を仕掛け、僚機の援護を行なう。一時的に2面攻勢の状態を作れるため、敵は回避が難しくなり、自機と僚機、双方の攻撃の命中率が上昇する。また攻撃が命中しなくても、敵機に回避行動を取らせるため、僚機の負担を軽減させられるという利点もある。
ただし自機を狙っている別の敵機が存在するはずなので、その攻撃をやりすごしながら別の敵を攻撃しなくてはならない。タイミングを間違えると自機がダメージを受けてしまうので、安全に援護できる状況を把握しておく必要がある。
・援護のタイミング
敵から攻撃を受けない状況であれば、その間はどこに攻撃をしていようが何ら問題ない。問題はそのような状況をどうやって作るかだ。考えられる状況をいくつか紹介していく。
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タイミングは明らかで、時間的にも余裕がある。援護の絶好のチャンスだ
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[敵からダウンを奪った時]
ダッシュ攻撃や近接攻撃などで敵からダウンを奪うと、ダウンした敵はすぐに起き上がって攻撃してくることはない。距離が離れていて効果的な追い討ちができない時には、その時間を利用して援護攻撃を仕掛けておきたい。硬直時間があっても、敵が起き上がるまでに間に合うならば使ってもかまわない。
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敵に効果的な攻撃ができないならば、僚機と同じ敵を集中攻撃するほうがベターだ
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[敵と大きく距離が離れた時]
敵との距離が離れて、双方の攻撃も有効に働かないときは、僚機の戦闘している敵に向けて攻撃を仕掛けたほうが効率がよい。そちらも同程度の遠距離だったとしても、射程内であれば僚機の手助けにはなる。
もし相手をしている敵が遠距離射撃も可能なVRであれば、無理に援護をしようとするのは危険だ。また硬直の長い攻撃は、遠距離でも敵の攻撃を受けやすくなるため控えるべきだ。これらの状況でも援護をするならば、敵との間に障害物を挟むようにして安全を確保しておくこと。
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時間的余裕は少なく、ターゲットの切り替えも難しいが、狙えるタイミングは確かにある
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[敵の背後を取った時]
敵がダッシュ攻撃で後ろに回ったり、空中ダッシュで敵の後ろに降りたりして、敵がすぐに攻撃できない状況を作る。同時にこちらも敵を攻撃できないことが多いはずだが、視界に他の敵が見えるようならば、そちらに攻撃を仕掛けるチャンスになる。敵機の位置を事前に把握しておくことが大切だ。
背後の敵もすぐにジャンプキャンセルなどでこちらに向き直るはずなので、硬直のある攻撃を使用するのは非常に危険。なるべくスキの少ない攻撃を選んで射出すること。
・援護に適した武装
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自分の使うVRでどれが援護向きの武装なのか、考えながらプレイしてみてほしい
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援護はタイミングとスピードが重要なので、ジャンプキャンセルや大まかな旋回によって敵を捕らえるのがせいぜいで、微妙な狙いを定めることは難しい。少々角度がずれていても、十分に敵を狙えるだけの誘導性を持った武装であることが望ましい。また援護を送る敵との間に障害物があることも多いので、上方から迂回する攻撃や、障害物を越えて進む攻撃であれば使いどころが増える。
遠距離の敵を狙う状況が多くなるので、射程距離も長いほうが使い勝手がよい。またダメージが大きいほうが効果は上がるし、射出のスキが小さければ安全性も増す。言い出すときりがないが、とにかくできる限り優秀な誘導兵器を使いたい。敵との距離や状況によって、最も有効な武装を選択していくことも重要だ。
・まとめ
VRによって、援護に適した武装を持つものと持たないものの差が大きく出る。強力な誘導兵器を持つVRでは、積極的に援護を行なっていくようにすれば、戦いも楽に進めて行けるはずだ。真正面の敵を撃破することに固執せず、多数の敵と味方がいることを忘れずに戦うようにしたい。
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