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【システム解説】
【近接戦闘について】

 短時間で大ダメージを狙える近接攻撃は、近接戦闘を得意とするVRの専売特許というわけではない。各武装の性能を知り、攻め方とタイミングを間違えなければ、どのVRでも有効に使えるチャンスは必ずある。たとえ近接攻撃を積極的に仕掛けないとしても、そのテクニックを知っていれば、敵の近接攻撃への対処もしやすくなるだろう。

 ここでは「基本操作」で触れていない近接戦闘の動作と、それらを組み合わせた各種の近接戦法を解説していく。

【近接攻撃解説】

「基本操作」で紹介していない近接戦闘の操作を紹介する。どの攻撃も近接戦闘で有効な手段となりうるので、確実にマスターしておいてほしい。

・回り込み近接攻撃

 ダブルロックオン状態で移動ボタンを右か左に入れながらトリガーボタンを押すと、敵の側面へ滑りながら近接攻撃を行なう。敵の近接攻撃を避けながら攻撃を仕掛けることができる。回り込みが可能な攻撃は、立ち状態からの通常近接攻撃と、ターボ近接攻撃(特殊入力が必要、詳細は後述)の2種類のみ。


密着状態から回り込めば、敵の背後をとることも可能

・ガードリバーサル攻撃

 敵の近接攻撃をガードした後、すぐにRWまたはLW(CWでは使用できない)で反撃すると、踏み込みが少なく攻撃力の発生の早い近接攻撃を行なう。攻撃力は通常の近接攻撃よりも5%程度落ちる。攻撃を命中させると、敵がガードをしていてもダウンさせられる。

攻撃範囲の広い武器で反撃するのがベター。たとえガードされてもダウンは奪える

近接攻撃などでダウンを奪ったときに、タイミングよくトリガーを引く

・追い打ち近接攻撃

 ダウンしている敵機に接近し、ウェポンゲージの色が黄色から緑に変わっているときにトリガーボタンを押すと、敵に追い打ちをかける。射撃による追い打ちよりも大ダメージを与えられるが、敵が攻撃前に起き上がり始めると命中せず、そのスキを反撃されやすい。ウェポンゲージの色が緑に変わる前にトリガーボタンを押しても、通常の近接攻撃を行なうだけで追い打ちにはならない。


・回り込みターボ近接攻撃

 ターボボタンを押している状態で、回り込み近接攻撃の入力をすると、回り込みながらターボ近接攻撃を行なう。強力なターボ近接攻撃を回り込みながら使用できるだけでなく、攻撃判定が出た後でも任意のタイミングでガードが可能となる。ジャンプやダッシュは不可。

 具体的な操作方法としては、ガード中にターボボタンを押しておく方法が最も使いやすい。ターボボタンを押したままにして、ガードを離すと同時に回りこみ近接攻撃を仕掛ければ、自動的に攻撃がターボ近接攻撃のものになる。他にもダッシュキャンセルのときにターボボタンを押したままにする方法などもあるが、タイミングが非常にシビアなので狙いにくい。

 一部のVRでは、この操作を行なっても回り込みが発生しないものがある。ただし攻撃判定が出た後のガードが可能になるので、使ってみればその違いがわかるだろう。

回り込みながらターボ近接攻撃を仕掛ける。強力なだけでなくスキも少なくなる

・RW(またはLW)近接の連続攻撃

 RWとLWの通常近接攻撃は、同じトリガーを連打しているだけで、2回連続で攻撃を行なうことができる。RWからRW、またはLWからLWの連続攻撃のみで、RWからLWのようにトリガーボタンを変えてしまうと連続攻撃にならない。

 1発目の攻撃が命中して、敵がダウンしていないときなどに有効。1発目をガードされると、2発目は敵のガードリバーサル攻撃で潰されやすいので、ガードしておくほうが無難だ。また2発目の攻撃後は硬直が発生するので、ガードリバーサル攻撃などで反撃されると非常に危険。

2発目の攻撃は1発目とモーションが異なる。攻撃範囲も異なるので注意しておきたい

・通常近接攻撃からターボ近接攻撃またはアッパー近接攻撃への連携

 通常近接攻撃の後、ターボ近接攻撃(RW、LW、CWのどれでも構わない)またはアッパー近接攻撃の入力を行なうと、通常近接攻撃に続けて入力した攻撃が発動する。最初の通常近接攻撃は前述の2連続攻撃の後でも構わないので、RWかLWを使用する場合は最大で3連続攻撃となる。またCWからの連携を行なう場合は、最初の攻撃を回り込み近接攻撃にしないと、次の攻撃が発動しない。

 回りこみ近接攻撃からターボ近接攻撃への連携を行なうと、最後のターボ近接攻撃も回り込み動作を行なう。ただし前述の回り込みターボ近接とは異なり、攻撃判定が出た後のガードはできない。ガードの固い敵でもダウンを奪えるという利点はあるが、これもガードリバーサル攻撃で潰されやすく、またダッシュやジャンプで回避されるとスキが大きい。

ターボ近接攻撃は連携の最後にダウンが奪えるので使いやすい

・通常近接攻撃から小ジャンプ近接攻撃への連携

 通常近接攻撃中に小ジャンプ近接攻撃の入力を行なうと、通常近接攻撃をキャンセルして小ジャンプ近接攻撃が発動する。任意のタイミングで発動させられるが、RWやLWの2連続攻撃後には使用できない。

 敵のガードリバーサル攻撃を小ジャンプ近接で避けながら攻撃できる。敵がガードリバーサル攻撃を仕掛けてこなかった場合は、通常の小ジャンプ近接と同様、硬直の危険に晒されることになる。

敵の攻撃をよく見て、タイミングを合わせて発動させることが重要

【近接距離での戦い方】

 近接戦闘にも、ある程度の攻めのパターンが存在する。どれを使えば強いというわけではないので、状況に応じて使い分けていく必要がある。ここでは近接戦闘で有効なパターンをいくつか紹介したい。

・近接攻撃からガードの繰り返し

 通常近接攻撃は任意のタイミングでガードが可能。この特性を利用して、敵に近接攻撃を命中させた瞬間にガードし、すぐに再び近接攻撃を仕掛けることができる。攻撃力の発生が早い近接攻撃を使えば、連続で攻撃する速度も上がる。

 むやみに振り回していると、ガードリバーサル攻撃で割り込まれてしまうので注意。攻撃力の発生前でもガードできるので、もし割り込まれそうなときには無理せずガードをすること。

連続して攻撃を仕掛けながらも、いつでもガード姿勢を取れるのでスキがない

背後を取れば圧倒的に有利。そのことを頭において、慌てずに攻撃を繋ごう

・回り込み近接攻撃からガード

 回り込みで敵の背後を取り、ガードで動きを止める。敵の背後を取ることで、そこからの攻めを有利に運ぶ事ができる。

 ジャンプキャンセルでこちらに向きなおそうとした場合は、小ジャンプ近接やアッパー近接が狙い目。ダッシュで逃げた場合は、そのまま近接攻撃で追いかけるか、射撃に切り替えるかすればよい。いずれにせよ反撃を受ける可能性は低いので、落ち着いて対応していくこと。

背後を取られたときには特に有効。時には無理をせず引くことも必要だ

・ジャンプ回避から空中後ろダッシュ

 敵の近接攻撃をジャンプで回避した際、足元の様子がわからないため、そのまま降りるのは危険が大きい。そのまま空中後ろダッシュで少し距離を取ってから降りれば、足元も見渡しやすく、敵を正面で捉えやすいので安全だ。ただし射撃で狙われた場合は逆に危険な場合もあるので、敵の動きには注意しておきたい。着地後は仕切りなおしとなるため、どちらが有利というわけではない。

手前の敵をターゲットしていないところに注目。発生の早い武装が特に有効

・ターゲット切り替えから射撃

 敵が2機以上登場している場合、ターゲットを遠くの敵に切り替える。たとえ目の前に敵がいても、ターゲットは遠くにいるため、近接攻撃ではなく射撃が行なわれる。予め回り込みなどで敵を正面に捉えておき、ターゲットを切り替えた直後にターボ攻撃などの強力な射撃を射出する。当然ながらガードはできないため、目の前の敵に射撃でダメージを与えられる。

 ターゲットを変更していても、近くにいる敵の近接攻撃はガードが可能。射撃を回避されると硬直を狙われやすいので、多用はお勧めしない。またターゲットを切り替えた状態でジャンプをすると、当然ながら遠くのターゲットに向かって旋回するので、逆に近くの敵を見失うことになりかねない。

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□セガのホームページ
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(2003年6月16日)

[Reported by 石田賀津男 Produced by 佐伯憲司]


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