開発/発売/運営元 スクウェア・エニックス
スクウェア・エニックスの異色MMORPG「疾走、ヤンキー魂。」のDEMO版がついに公開された。が、大方の予想どおり、初日は完全にログインゲームになりはててしまっていて、ごく一部の気合い充分のユーザーだけがプレイできるような状態になっている。私もサーバー開始以降、繰り返し挑戦してみたのだが、結局一度もヤンキーまみれのヤンキーワールドに降り立てなかった。それでもキャラメイクまではかろうじて体験できたので、そこまでを簡単に紹介しておきたい。プレイレポートは「マッポの日」までお待ちいただきたい。
「疾走、ヤンキー魂。」は、すでに繰り返し記事でお伝えしているように、おもしろおかしく味付けされた漫画的ヤンキー世界を疑似体験できるという、実にユニークなMMORPG。この世界における唯一の絶対的価値が「漢気(おとこぎ)」であり、つっぱりまくって漢気をため、これを消費して派手なヤンキーアイテム(単車のパーツや新しい特攻服)を購入し、さらに勢いを増してつっぱるというという非常にシンプルかつわかりやすいゲームデザインになっている。
今回は、つっぱり行為の具体的プロセスや漢気の粋な消費の仕方、あるいはコンビニでの激しいののしりあい、はたまたヤンキーの晴れ舞台である集団暴走によるフォーメーションバトルといった要素を一気に紹介しようと思ったが、ログインできないのだから仕方がない。ちなみにサーバー運営期間は5月23日17時から6月27日まで。まだチャンスはある。
ともあれここ数日は、数時間無駄になるのを覚悟でログイン作業を繰り返すしかプレイする方法はなさそうだが、DEMO版だけにヤンキーワールドに降り立つまでの手続きそのものは簡単だ。必要なのはユーザーIDとクライアントのみ。いずれも公式サイトから入手できるが、現在はスクウェア・エニックスのサーバー自体が極度に混み合っていて、ユーザー側の回線の太さは関係なくID取得に失敗したり、ダウンロードに数時間かかったりする。
クライアントのセットアップを終えて、ゲームを起動するとアップデートファイルのチェックにいく。30MB程度のパッチをダウンロードし終えると、ログインの準備が整うことになる。あとは公式サイトで取得したIDとパスワードを入力して、ログインサーバーにログインし、ワールドの選択に移る。ワールド選択後は、ヤンキーメイキング画面で自らの分身を作成し、いざヤンキーワールドに降り立つという流れになる。
現時点では、ワールドへのログインと、キャラ作成後のゲームデータのローディング部分に不具合があるようで、何度やってもタイトル画面に戻されてしまう。ワールドは40も用意されていて余裕たっぷりな印象を受けるが、その実、ログインサーバーがボトルネックになっていて、完全に意味をなしていない。
仮にキャパシティの問題でリセットされているのであれば、そのことをシステムメッセージとして明示すべきで、逆にそうしない限りログインサーバーのパンクは収まらないだろう。初日の運営はいいところなしとしかいいようがないが、サービスはまだ始まったばかり。今後の改善に期待したいところだ。
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