発売元 アンバランス
アンバランスが6月5日に発売するWindows版「電車でGO!」シリーズ最新作「電車でGO! 旅情編」の体験版。「旅情編」という柔らかなイメージとは裏腹にシリーズ中1位、2位を荒そう高難易度設定のゲームプレイの一端を体験することができる。
体験版では愛媛松山のシンボルである松山城の堀を巡るように通過する伊予鉄道を運転することができる。ゲームモードは入門編の「のんびり入門」、電車はモハ50形54、時間帯は朝という条件で、松山駅前から大街道までの六区間を走らせることができる。
のんびり入門は、ゲームを始めたばかりの人が操作方法を学ぶためのチュートリアルモードになっていて、速度制限やポイント切り替え作業、自動車とのアクシデントといった難しい仕様は適用されない。まったくの初心者でも迷わず進められる内容になっている。
といっても、停車駅ごとに扉を開け閉めしたり、車内アナウンスがあったり、走り出してすぐの地点に歩道が設置されていたりと、これまでのシリーズとはまるで勝手の違う操作が要求される。バス運転シミュレータをプレイしているような新鮮さだ。
ちなみに最初の数区間は、目もとのほくろがチャーミングな白石葉子教官が手取り足取り教えてくれるので、余裕たっぷりで運転できるが、後半の区間では彼女からのアドバイスは一切なくなり一気に難しくなる。
ついつい、扉の開け閉めや車内アナウンスを忘れてしまったり、手元の運転に夢中になるあまり、目の前の歩道に赤信号で突っ込んでしまったりする。各駅も1両分の幅しかないため、オーバーランの許容範囲も非常に短い。チュートリアルとはいえなかなか難しい。
とはいえ、こののんびり入門では、いくら減点されてもゲームオーバーになることはなく、時間さえ掛ければ必ず終点までたどり着けるようになっている。伊予鉄道の季節は春となっており、ちょうどひと月前あたりの風景を仮想体験することができる。ひととおりクリアした後は、視点を変えて伊予松山の風景を楽しむといいだろう。
(C)TAITO CORP.1996,2003 制作協力(50音順):伊予鉄道株式会社 江ノ島電鉄株式会社 京福電気鉄道株式会社 函館市交通局
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