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●第25回【2月23日更新】

 今回はマキシの「構え」について引き続き検証してみる。七星転生を使った独自の連携は使えるのか? また、今週の小ネタでは、Ver.Dになってからのマキシの変更点について少々おさらい。

 

「ソウルキャリバーII」クロニクル

■ マキシの「構え」

●七星転生3(タイプB)ステップキャンセルから七星転生1、2はどうなる

 前回で検証した七星転生3(タイプB)ステップキャンセル。もう一度七星転生のメカニズムを見てみると、共通する構えがいくつかあることに気づく。

七星転生1(

禄存→巨門→(玉衝→文曲→天枢) ()内繰り返し 前進

七星転生2(

巨門→禄存→(文曲→玉衝→天枢) ()内繰り返し 後退

七星転生3(タイプA:+
       (タイプB:or+)

文曲→禄存→玉衝→(巨門→天枢) ()内繰り返し その場(タイプA)、前後以外の8Way-Run(タイプB)

 とくに注目したのは、巨門。巨門が存在すると言うことは、七星転生3(タイプB)を使い、天枢を最速ステップキャンセルで巨門へシフトさせた場合、その後に素早く七星転生1で玉衡、七星転生2で禄存にシフトすることもできるのかも? といった疑問が出てくる。

【下の画像をクリックすると動画を見ることができます】
最速キャンセルからの七星転生、そして最速キャンセルの実用例を収録した

 実際に試してみたところ、最速ステップキャンセルから巨門へシフトした場合、巨門からの技は発動するが、モーション的には、巨門にはなっておらず天枢として認識されているので天枢経由後の構えにシフトしてしまう。

 だが、ステップキャンセル時は巨門は巨門と認識されている為、巨門後に構えシフトすることは可能だ。可能ではあるが、普通に七星転生3へシフトし、巨門時に七星転生1か2にシフトさせ巨門後の構えに移行する時と時間はさほど変わらないので、無理をして使う必要性はない。


○ガードブレイクとステップキャンセルが交わった時、夢は広がるか

 龍影割り()、巡り海龍(禄存中)、浪華弾き(8Way-Runor)はチャージ1でガードブレイク技に変化する。巡り海龍と浪華弾きは技後、玉衡へシフトするため、最速ステップキャンセルが出来ない。最速でキャンセルが出来ないので、ガードブレイク状態になってもステップキャンセルを使っての確定攻撃は存在しない。唯一、龍影割りは技後に巨門へシフトする。巨門へシフトすると言うことは、ガードブレイク後最速キャンセルで架け黒浪(天枢中.)に繋がる可能性が……。可能性を追い求めて検証してみたが、架け黒浪は確定しないといった残念な結果に終わった。

○技が暴発するのはなぜか?

 これは七星転生に限ったことではないが、七星転生3へシフトするために、+を同時押しでホールドしているのに、構えからの技が発動してしまうことがある。これは単純に同時押しをミスっているからではない。マキシの構えには。各構えごとに優先される攻撃ボタンが存在するのだ。天枢の場合はボタンが優先され、巨門の場合はボタンが優先されるといった感じで優先される攻撃がある。七星転生3(タイプB)からのキャンセルを行なった場合、巨門からの攻撃が比較的出しやすく感じるのはこのためである。

● 今週の小ネタ

○特殊なガードインパクト

 乱れ翔龍(..)という技は、対処法方を知らない相手には乱れ翔龍のゴリ押しで勝ててしまうほどの技だが、相手が対処方法を知っている場合、簡単に割り込まれてしまうため、突然使えない技となってしまう。

【対処方法】

・8Way-Runで避ける
 右側に軸を移動することで、3発目のキックを避けることが出来る。簡単に避けることができるキャラクタは、ユンスン、タキ、タリム、ラファエル、キリク、シャンファ、セルバンテス。

・ガードインパクト能力を持つ技で割り込む
 2発目の攻撃をガードしたら、ガードインパクト能力のある技で割り込む。割り込むことが可能な技は、御剣の+、カサンドラの、ラファエルの+、キリクの、シャンファの+、ナイトメアの、アイヴィーの+、吉光の+、セルバンテスの+、8Way-Runor

・ガードインパクトで割り込む
 全キャラクタがガードインパクトで割り込むことができる。

【下の画像をクリックすると動画を見ることができます】
インパクトでキャンセルしているところを収録

 これらの対処方法の中でも、ナイトメアのは非常に強烈で、乱れ翔龍の2発目をガードされた段階で、大半の行動がで潰されてしまう。だが、Ver.Dからは乱れ翔龍の3発目をキャンセルした場合は、キャンセル後、瞬時にガードインパクトを出すことが可能になった。ガードインパクト後の確定攻撃はないが、乱れ翔龍を出し切る=ダメージを喰らうといった図式は崩れるのではないだろうか。

 もう一つVer.Dで変化した技がある。それが龍影割り()だ。この技、ヒット時は問題ないが、ガードされると33フレーム不利となり使い所が難しい。33フレーム不利な状況を作ってしまう原因の一つとして、技後、巨門へシフトすることも加わるが、このシフトはガードインパクトでキャンセルが出来ることを御存じだろうか。これを利用することにより、相手の反撃を誘いガードインパクトで切り返すいった戦術が可能になる。

 前回、今回とも七星転生3に関する検証には、Web上に掲載されている、REX氏のレポートを参考にさせていただいた。REX氏のレポートは、びっく氏の運営する「BIGCITY Project 熱闘」に掲載されているので、気になる方はリンク先のマキシ掲示板を参考にされたい。

□BIGCITY Project
http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=soljyo


 【公開中!!】

 「ソウル」シリーズファンサイト
「ソウルアーカイブ」
http://www.soularchive.jp/


【技表】

表内記号の意味
レバーを短く入力 レバーを入力し続ける
レバーをニュートラル(中立)状態にする ボタンを短く入力
ボタンを押し続ける(ホールド)

スライド入力(入力後素早くボタンを放して、次のボタンを入力する)

前後のボタンを同時押しする 次のボタンへ続く
ディレイ可 タイミングを遅らせることができる しゃがみ しゃがみなど、指定した状態中(無い場合は立ち状態)
~途中 立ち→しゃがみなどの状態変化中 シフト 技の後、別の技や構えなどへ移行する
~中すぐに 状態に移行した直後 (最大) ホールド可能時間の限界までボタンを押し続ける
~の相手に 相手の状態を指す ジャンプ遅出し ジャンプ下降時、もしくは着地直前のタイミング
キャンセル 直前の技動作を中断し、次の動作へ移行(技の終了も含む) ガードブレイク 相手にガードさせると体勢を崩す
ソウルチャージ で発動。途中ででキャンセルが可能で、両手が黄色=ソウルチャージ1、両手が緑色=ソウルチャージ2となる。限界までチャージすると両手が青く光るソウルチャージ3となる。なお、一度ボタンを押すとそのまま最後までチャージを続け、歩きながらでも可能
項目について 【連続】

 一段目から繋がる段数を表記。途中から繋がる場合には「段数-段数」と範囲を明記。頭に「●」が付いている場合はアタックorバックステップカウンター時を意味する。

【ダウン】

 アタックorバックステップカウンター時に相手がダウンするものを明記。記号の意味は以下の通り。

★:回復不可能なダウンモーションが発生してダウンするもの。もしくは追い打ちが確定するもの
○:回復可能なダウンモーションが発生してダウンするもの。
△:相手がダウンするもの。
飛:相手が吹き飛ぶタイプのダウン。
後:のけぞりモーションが発生するものや相手を大きく後退させるもの。
(1):()内は効果の発生する段数

【浮かせ】

 攻撃ヒット時に相手が空中に浮き、追い打ちが可能なものを明記。「○」はノーマルヒット以上、「●」がアタックorバックステップカウンターで相手が浮く事を意味する。かっこの内数字は効果の発生する段数。

【回避】

 上・中・下段に対しての回避性能を持つ技には、回避可能な攻撃属性を明記。一度に複数の攻撃属性をかわせる場合には「上中段」と明記している。かっこの内数字は効果の発生する段数。






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(C)NAMCO

□ナムコのホームページ
http://www.namco.co.jp/
□製品情報
http://www.namco.co.jp/home/aa/am/vg/soulcalibur2/index.html

(2003年2月21日)

[Reported by SCII攻略チーム]


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