発売元 Codemasters
Innerloop Studiosの人気アクションシューティング最新作「Project I.G.I 2: Covert Strike」のSingleplay Demo。昨年12月に公開されたMultiplay Betaに比べ、飛躍的に完成度が高まっているようで、特に不具合なども見られず、すいすいプレイすることができた。
「Project I.G.I 2: Covert Strike」は、I.G.I(I'm Going In)のコードネームで呼ばれる元SAS隊員という経歴を持つフリーランスの戦闘工作員の活躍を描いたアクションシューティング。前作で特に話題になったフライトシムのエンジンをベースとしたグラフィックエンジンは今作でも健在で、マルチプレイならまだしも、シングルプレイ用としてはちょっと広すぎるような広大なエリアで、数々の特殊任務に携わっていくことになる。
Demoは、ミッション「Inflitration」がまるまる1本収録されていて、施設への侵入から、3つのオブジェクトの達成までじっくり楽しむことができる。ミッション開始前には、主人公David Jonesが輸送ヘリからパラシュート降下するという内容のプログラマブルムービーが流され、山岳地帯に突如現出した多数のロシア人がひしめく不審な施設のそとからプレイスタートとなる。
プレイスタイルは、前作とほぼ似たような印象。基本はスニークプレイで、GPSで絶えず敵の位置を確認しながら、セキュリティカメラを次々に狙撃して破壊し、敵の目を奪っていく。セキュリティカメラや番兵に見つかると、施設内全域にアラームが鳴り響き、待機していた武装兵たちが続々と襲いかかってくることになる。
万が一見つかっても、それで終わりというわけではない。物陰に隠れ続けることで警報が解除されることはあるし、建物を盾にひとりずつ駆逐していくのも可能。だが、人数にしても、火力にしても圧倒的に敵のほうが上で、見つからないほうがいいのはいうまでもない。
同作のシングルプレイの楽しみは、広大なフィールドから1本の安全な侵入路を考え出す過程とその実践にあるといえる。また、AIの人間くさい行動もいい。侵入者発見=アラーム作動ではなく、声で敵の侵入をまわりに伝え、その結果アラームが作動されるという伝言ゲームの形をとる。このため、声を立てる暇もなく敵を片づければ、アラームを鳴らされることなく、ターゲットを駆逐することができるわけである。
ただし、敵はふたり一組で行動していることが多く、サイレンサー付きの銃器を使っても、ひとりが倒れれば確実に片方に気づかれてしまう。いかに一瞬で敵を片づけるか、このあたりの微妙な部分のゲーム性がおもしろい。いずれにしても1対多の戦闘は無謀で、フラッシュバンやロケット弾など一撃必殺の兵器を駆使してくる。とはいえ、全体的な難易度はそれほど高くないので、気軽にプレイしてみよう。
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