開発元 ヴァリス
「マジック・ザ・ギャザリング」などに代表されるトレーディングカードゲームのシステムをベースにした、ネットワーク対応プロレスカードゲーム。体験版は、最初にアクセスしたときから30日間は無料。以降は月額1,000円が必要になる。
本作最大の特徴は、なんといっても国内最大手のメジャー団体「新日本プロレス」に所属する全選手が登場することだろう。しかも現役だけではなく、かつて所属していた選手……つまりは、WJプロレスを立ち上げた長州力、マサ斎藤、越中詩郎はもちろん、ルー・テーズ、ボボ・ブラジルなども登場する。このあたり、オールドファンには見逃せないキーワードだろう。
ゲーム中に使用されているグラフィックは、もちろん全てホンモノ。製品版は、選手のグラフィックをクリックするとムービー、スクリーンセーバー、パズルなどが遊べるというオマケが用意されているが、体験版では省かれている。
トレーディングカードゲームだけに、アクション要素は皆無。よって「いやぁ、この歳でゲームなんて……」という40~50代のお父さんでも大丈夫。国際プロレス世代も、三銃士しか知らない平成世代も関係なく楽しめる。
体験版で最初にもらえる選手カードは10枚。完全なランダムだと所有する選手に極端な偏りが出る可能性があるため、IDを取得した段階でバランスよく選手をチョイスした約30パターンから任意に割り当てられる仕組みになっているという。
対戦は人間、CPUともに指定可能だが、基本的な戦い方がわかるまでは初級ランクのCPUを相手にしたほうがいいだろう。なお、最初に選ぶ選手は「気力」と「体力」が高い選手を選んだほうがいい。基本的には、この数値が高い選手ほど強い。要は「トップクラス」の選手というわけだ。
ゲームの流れは、カードを交互に出し合い、相手の体力をゼロにするか、気力をゼロにして特定のカードでフォールすれば勝ち。ここで重要になってくるのが、自分の攻撃を連続3回成功させる「怒涛の連続攻撃」。これが成功すると、一気に大ダメージが奪える。気力、体力ともに30前後の選手が相手なら、ほぼ勝ったも同然。逆に、相手に決められたなら絶望的な状況ともいえる。
ただし、連続で攻撃を成功させるためには、多少のコツが必要。相手もただ黙って攻撃を喰らってくれるはずもなく、返し技でこちらの攻撃を断ち切ってくる。いちど断ち切られたら、もう一度攻撃の成功を積み重ねるしかない。相手の動きを封じるフィールドカードやイベントカードを駆使して“勝機”を作り、アクシデントカードでダメージを上積みするといった“流れ”が見えてくれば、最初の壁は超えたといえるだろう。
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