開発元 Yeti Studios
NVIDIAの3Dグラフィックテクノロジーが存分に詰め込まれたアクションゲーム「Gun Metal」のPlayable Demo。同作は昨年NVIDIAが発表したグラフィックス言語「Cg」を用いて開発されたアクションゲームで、美麗な3D世界空間の中でめくるめくハイスピードバトルが堪能できる。
「Gun Metal」は、飛行機に変形可能なヒューマノイドタイプのロボットを操り、様々な任務に挑戦していくロボットアクションゲーム。北米ではお馴染みといえる「Mech」に集成される重装甲のロボットではなく、日本のアニメーションの影響を色濃く受けた機動力に特化させたロボットを操縦するところがウリで、日本人にも親しみやすいゲームデザインになっている。
ロボットはボタン一発で戦闘機に変形が可能で、変形を繰り返しながら広大なフィールドを舞台とした大規模戦闘を楽しめる。いってみれば「Incoming」と「Tribes」を足してDirectX 9仕様にしたようなゲームだ。ただし、システム部分はXbox版から変更はなく、シングルプレイ専用のままだ。また、PC版はXbox版をベースとしたリファインバージョンとなっているため、予想どおり全体としてかなり重いゲームに仕上がっている。最低でもGeForce 3 Tiクラスのビデオカードがほしいところだ。
肝心の3Dグラフィックは、まさしくNVIDIAのテクノロジーデモにうってつけの弩派手な内容で、特に太陽光を含む完全リアルタイム処理によるライティングエフェクトが秀逸。「Incoming」を初めて見たときのようなときめきが味わえる。なお、解像度の変更も可能となっているが、上げすぎると逆にパーティクルエフェクトのアラが目立ったりするなど、移植作業はいまひとつの印象。現時点では発売元も決まっていないこともあり、発売まではもうしばらく時間がかかりそうだ。
Demoでは、1ステージがプレイできる。ゲームモードは通常のプレイとデモプレイの2種類。数十体の敵ロボットによる一斉攻撃をうまくかわしつつ、ホーミングミサイルを使った一網打尽スタイルのゲームデザインは非常に爽快感が高い。インターフェイスもよく練られているため、初回から存分に楽しむことができる。難易度もそれほど高くなく、万人向けのロボットアクションゲームだ。
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