■ 「相殺」の不思議
「ソウルキャリバーII」でもある「相打ち」は、攻撃同士がぶつかり合い、お互いにダメージが入らないタイプと、お互いに攻撃がヒットしてしまう2つの状況が存在するが、今回取り上げるのは前者のほう。ここでは便宜上「相殺」と呼称する。
この相殺、あからさまに攻撃側が有利でも、相殺できるシチュエーションは確実に存在する。同じキャラ同士の対戦の場合は、同時に同じ技を出せば相殺できるのは当たり前だが、その猶予は数フレームあり、ある程度遅れても間に合う。うまく使えば、下段攻撃を上段攻撃で相殺することも可能となっているが、お互いが出す技によって成立のための必要な時間が異なるので、狙っての相殺はむずかしい。
もうひとつこの相殺にはちょっと不思議な現象が確認できる。相殺が成立した直後数フレーム以内に、「ガードインパクト自動反撃技」で、かつ「ガードインパクトが成立するとモーションが変化する技」のコマンドを入力し、「相手が攻撃成立直後は何もしていない」状態だと、相手が攻撃を出していないのに、ガードインパクト技が発動し、なおかつガードインパクト後の自動反撃技までもが発動する。
相殺状態中早めにコマンド入力すると、先に動いて自動反撃開始
通常ありえない自動反撃が起こる。相手は通常状態に
具体的には、カサンドラのホーリークレイトロン()、エルディスティニー()など、また、セルバンテスのマルタンズタクティクス(+)、マルタンズスキーム(+)などが該当する。ガードインパクト自動反撃技でも、モーションが変化しない技は発動しない。
それから、この現象は、自動反撃が開始される直前に相手が行動を開始することができるので、自動反撃が開始されてからも通常と同じ行動が取れる。つまり、自動反撃技をガードしたりインパクトしたり、攻撃でつぶしたりも可能だ。
実用性があるかといわれれば、皆無といえる現象だが、もし意図的に使えるようなら、コマンドを入れてみるのも悪くないだろう。
【画像をクリックすると動画を見ることができます】 |
カサンドラ編 [MPEG形式:35秒] |
セルバンテス編 [MPEG形式:35秒] |
| | 1.エルディスティニーの自動発動 2.エルディスティニーをホーリークレイトロンで返す 3.ホーリークレイトロンをホーリークレイトロンで返す 4.エルディスティニーをエンジェルステップで回避する
| 1.マルタンズタクティクス自動発動 2.マルタンズスキーム自動発動 3.マルタンズスキーム自動発動後、横斬りを出してみたところガードインパクト発動 4.マルタンズタクティクス自動発動後、横斬りを出してみたところ 5.マルタンズタクティクス自動発動後、しゃがんでみたところ |
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