■ 「8Way-Run」と「ステップ」の違い
「ソウルキャリバー」の特徴である、8方向への移動。自キャラを中心に右方向()左方向()、そして前()後()と短く入力することで素早く移動できるステップ、そして、レバーを入力したままにすることで歩いて移動する8Way-Runの2つがあるが、その違いはいったい何か?
まず、両者に共通するのは、上下3方向への移動で縦斬り系の攻撃をかわすことができるということ。ただし、その移動速度の関係で、かわせる攻撃には一部違いがある。8Way-Runよりもステップのほうが、入力が完成してからの加速度が高く、同じタイミングでも避けられる攻撃が増える。また、1フレームで入力が完了するステップに比べ、8Way-Runは最速で入力するならというように入力にわずかながら時間を要す(動作中の先行入力でこの問題は解決する)。逆に、8Way-Runは移動中にレバーを離せばすぐに停止できる(レバーを入れっぱなし中にではガードできない)が、ステップは移動中は停止ができず、前後以外の方向への移動中にはによるキャンセルがかからないという欠点がある。
さて、敵の攻撃を避ける手段としてどちらが使い勝手がよいのか?
という話だが、結論からいうと、ステップということになる。入力の手間、そして移動加速度から言えば、明らかにステップのほうが8Way-Runより速いのだ。同じ距離を移動するなら、8Way-Runで避けるより、ステップを連続入力したほうが確実に攻撃を避けられる。
8Way-Run(左)とステップ(右)
■ 「イベイド」とは?
敵の縦斬り系攻撃が当たるか当たらないかのギリギリのタイミングでステップや8Way-RUNを開始すると、足元に白煙を上げながら移動する。それが「イベイド」だ。さて、このイベイドだが、状態には2つあり、上半身をのけぞらせながら移動するタイプと、通常のステップと変わらない状態で移動するタイプが確認できる。
上半身をのけぞらせながらのイベイドは、各キャラクタの攻撃を正面から避ける場合、攻撃がヒットするだいたい8フレーム前にステップおよび8Way-Runを開始したときに起こる。移動中には、攻撃を出すとモーションブレンドのおかげで、上体が斜めになったままの攻撃が出る。この特殊状態では、攻撃が通常と違うところから発動するため、通常では当たるのに、この状態では横斬り系攻撃が当たらない、ということが起こる。せっかく相手の攻撃をかわしたのに、反撃が届かないことが起こるのだ。
次に、攻撃がヒットするだいたい7~6フレーム前にステップを開始した場合は、ノーマル状態のステップとなり、足元の白煙も出ない。
そしてさらに攻撃をひきつけた状態、つまり攻撃が当たる5~4フレーム前にステップを開始すると通常のステップと同様の上半身をのけぞらせないタイプのイベイドが起こる。こちらは足元から白煙が起こるが通常と同じく上体は傾かないため、攻撃モーションも通常通り出る。確実な反撃を行ないたいなら、常に攻撃はよりひきつけて回避したほうがいいわけだ。
このイベイドの起こる条件には、避ける攻撃の武器と、こちらの距離が関係しているようだ。武器が接近してきたとき、一定距離以内で移動中という条件でイベイドが起こる。斜めに袈裟を切るような攻撃の場合、武器が通過しない方向に移動すると、足元から煙が出ない通常のステップや8Way-Runになる。逆に、移動し続けて武器に接近すると、途中からイベイド状態になる攻撃もある。
【各キャラクタの攻撃を正面から避ける場合】
フレーム
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~9
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8
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7
|
6
|
5
|
4
|
3
|
2
|
1
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HIT
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ステップ
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通常
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◎
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通常
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○
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×
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-
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8Way-Run
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通常
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◎
|
×
|
-
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※◎……上半身のけぞりのイベイド ○……上半身通常状態のイベイド ×……回避不能 通常……通常のステップ、8Way-Run
【画像をクリックすると動画を見ることができます】 [MPEG形式:16秒]
8Way-Run、ステップ(イベイド)、上半身のけぞりイベイド、攻撃が当たらないという順になっている。
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