発売元 CDV Software Entertainment AG
ウクライナのゲームデベロッパーGSC Game Worldが開発したリアルタイムストラテジー「American Conquest」のPlayable Demo。画面を見ればわかるように同社の名作RTS「Cossacks」シリーズのゲームエンジンをそっくりそのまま採用しており、またあの超大規模な集団戦闘が楽しめる。ある意味予想範囲内のつくりだが、しっかり遊べるいいゲームだ。
「American Conquest」は、コロンブスによりアメリカ大陸が発見された1492年から、ヨーロッパから完全独立を果たした1813年までの南北アメリカ大陸の激闘を描いたリアルタイムストラテジー。ゲームには主役であるアメリカに加え、スペイン、イングランド、フランスといった侵略国、アステカ、インカ、マヤといった被侵略国、そしてスー族、プエブロ族、デラウェア族、イロコイ連盟といったアメリカンインディアンまで12の国家が登場する。
Demoでは、スペイン側で、アメリカ大陸への入植を果たすというシングルプレイミッションとマルチプレイが楽しめる。敵として登場するのはマヤで、一見、火器類を擁するスペイン軍が圧倒的有利に感じられるが、各拠点に身を潜めるマヤの戦闘兵たちは、無限ポップするため、油断するとこちらが殲滅されてしまう。
ゲームは、あらかじめ城塞がひとつある状態でスタートする。城塞は、軍事ユニットの生産拠点であると同時に、凄まじい戦闘能力を誇る守りの要でもある。敵が近づくと、覗き穴から火砲を吹き出してみるみるうちに敵を薙ぎ倒していく頼もしい拠点だ。ただし、応戦とユニット生産、テクノロジーのアップグレードは同時には行なえず、応戦するたびに大量の鉄を消費するなど、使い方がなかなか難しい。その上位クラスである要塞を建設できると戦いがグッとラクになるだろう。
一方、戦闘ユニットは生産した瞬間から一定の食料を消費し続けるのは「Cossacks」と同じで、消費量が生産量を上回り、食料が尽きると飢餓地獄に陥り、バタバタと兵士が倒れていく。なお、マヤ軍はかまいたちのような圧倒的な移動スピードで、一定時間ごとに生産活動に勤しむスペインの農民たちを強襲してくるため、急いで戦闘準備を整える必要がある。ゲームのルールに慣れるまではEASYでプレイするといいだろう。
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