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[Viva! GM]

 マイペースに展開中のGM(GAME MUSIC)フリークによるGMフリークのためのGMコーナー!「Viva! GM」。新譜情報はもとより、なつかしのGMまで、幅広くゲーム音楽に関して取り扱うコーナーです。GM大好きお姉さん2人がガイドを努めるこのコーナー、コンセプトはズバリ「勢い!」。今週は23日に発売になる「エナジーエアフォース」を早くもイチオシで紹介します。


[ 今が旬! のオススメ作をタイムリーにピックアップするコーナーです ]


ジャケット写真01
エナジーエアフォース/ZUNTATA

発売元:タイトー/ZUNTATA RECORDS
製品情報:こちら

価格:2,600円(税抜)
発売日:2002年10月23日
品番:ZTTL-0058

■ エナジーエアフォース/ZUNTATA

 最新鋭戦闘機での空中戦をリアルに再現した、「エナジーエアフォース」。「F-16ファイティングファルコン」や、「F-22ラプター」、「F-35ジョイントストライクファイター」といった最新鋭機を駆って、大空を自由に舞い舞えるこのゲーム。様々な兵器から兵装を考え、敵戦闘機を迎撃したり、敵輸送船を破壊するミッションをこなし、戦闘機乗りの醍醐味を味わえるのです。かっこいい!
 ソニー製「ヘッドマウントディスプレイ」を使用すれば、上下左右の頭の動きに合わせて、なめらかに視野が移動するのもすごい! これさえあれば、全方位に広がる仮想の大空を、パイロット視点で体感することも夢じゃない!

 作戦を補佐してくれるパートナーを「ウィングマン」と言って、実戦を行なう「ミッションモード」は、「ウィングマン」に指示を送りながら共同で作戦にあたります。この僚機も、自分でセレクトできちゃいます。ここでは、「ラファール」や「トムキャット」、「ファルクラム」といった馴染み深い花形戦闘機を選んだりして、大喜びで任務遂行。

 「ラファール」はその昔、海上を飛ぶ白地に紺ラインの機体を迫力あるパースで撮った空撮写真を見つけて「うわぁ、かっけー」と毎日眺めていたんですが、その撮影者であり数々のヒコーキを長年フレームに収めてきた航空写真家・徳永克彦氏による写真を、ゲームの折々に惜しみなく見せてくれるのも垂涎モノ。
 そして、引越しの度に泣かされていた「航空ファン」の山ですが、何を隠そう毎度カラー写真も豊富で内容充実の「航フ」が監修にあたっています。
 ロッキード・マーチン社と言えば、湾岸戦争で一躍その名を馳せた「F-117ナイトホーク」が有名だけど、ゲーム中のエンジン音は同社の素材を元に作ったとのこと。うーん、そう言えばどことなく、ステルスチックなエンジン音だわ(それは嘘だ)。
 また、その他の効果音は、日本海ギリギリに位置して極東の平和に日々目を光らせる、石川県小松基地の、「第六航空団」の2つの飛行隊が協力してます。効果音を聞けば子供の頃、単身飛び込みで基地見学に乗り込んだはいいけれど、ヒコーキの発着を見られないまま泣く泣く帰った記憶も目を覚ましますねぇ……何と、週末にはあんまり自衛隊機は飛ばないそうですよ(練習で使用できる燃料が、週ごとに決まってるとか)、皆さん気を付けてください(涙目)!

 ゲーム中で行なう実戦は、極東エリアに豪州エリア、南米、アラスカなどなど全世界10カ所を舞台に繰り広げられます。「ヘッドマウントディスプレイ」を装着して、くわっと眼下を見下ろせば、そこにはリアルな地形が広がり、地上の光景に見とれてばかりいて、ふと前方に目を凝らせば陽光にキラキラと銀影が……やべぇ敵機が来たァー!!

 そんなこんなの「エナジーエアフォース」ですが、楽曲はご機嫌なトランス系です。
 インビジ(灰色の塗装)が青空に溶ける様子を思わせる、透き通るストリングス系のメロディーに酔える曲ありーの、バーナーの爆音と共に聴きたい、ギターが唸るリズムバクバクの曲ありーの。冒頭部分が、ふと映画「ランナー」のテーマを連想させる曲は、翼端から長いベイパートレイルを描いて空を行く、機体の姿にぴったり。最新鋭機とトランス&ハードロックは、相性バッチリですぞー!

 コンポーザーの櫻井浩司氏は、私の大好きな、音楽がキーとなる某ゲームの楽曲にも携わっている方です。櫻井氏お得意の、溶けてしまいそうなトランスサウンドの数々を、このゲームでもたくさん聴くことができます。
 また、エイベックスの人気ミュージシャン「move」も、「エナジーエアフォース」に3曲の楽曲を提供しています。そう言われてピンとこない人も、アニメの「頭文字D」の主題歌の人たち、と言えばわかるんじゃないでしょうか? そう、心に染み込む独特のトランスワールドが待っている。ゆえにこのアルバムを聴けば、蒼穹へと誘われること間違いなしです。

[Text : 河本 真寿美]

 

♪今月の新譜♪

●ここでは、今月発売予定の新譜データを扱います。新着情報が入り次第、随時更新していきます。

■ 発売元:コナミミュージックエンタテインメント
  販売元:キングレコード株式会社
タイトル発売日/データ解説
ときめきメモリアル 伝説の場所へ ~詩織・光・優紀子~10月23日
1,500円(税込)
KMCM-21
 「ときめきメモリアル」「2」、「3」のヒロインが奇跡の集結、"夢の共演"が実現したメモリアル・マキシ。各ヒロインのキャスト自らが作詞を担当した新曲イメージソングと、メッセージ(モノローグ)を収録。
ときめきメモリアル GUITAR COLLECTION10月23日
3,059円(税込)
KMCA-176
 「ときめきメモリアル」「2」「3」から選りすぐった名曲、「二人の時」(歌:金月真美)「あなたに会えて」(歌:野田順子)「さくらの季節」(歌:神田朱未)などがギターアレンジでよみがえる。
■ 発売元:コナミミュージックエンタテインメント
  販売元:株式会社ソニー・ミュージックディストリビューション
タイトル発売日/データ解説
beatmania THE FINAL Original Soundtrack10月23日
2,243円(税込)
KOLA-001
 「beatmania」シリーズ8作目にして最終章「THE FINAL」の、サウンドトラック。5鍵「beatmania」の人気アーティストによる新曲の他、ボーナストラック4曲を収録。
GUITAR FREAKS 8thMIX & drummania 7thMIX Soundtracks10月23日
2,243円(税込)
KOLA-002
 シリーズ最新作「GUITAR FREAKS 8thMIX」、「drummania 7thMIX」に追加された新曲を全て収録。「野獣王国」からの提供楽曲「☆CANDY」や、「ツミナガラ...と彼女は謂ふ」ロングバージョンなども収録。
■ 発売元:タイトー/ZUNTATA RECORDS
  販売元:(株)SMEインターメディア
タイトル発売日/データ解説
ENERGY AIRFORCE(エナジーエアフォース)10月23日
2,600円(税込)
ZTTL-0058
 同梱特典:特製エンブレムステッカー。作曲者、櫻井浩司(Cubism)。プレイステーション2用リアル戦闘機シミュレーターゲーム「ENERGY AIRFORCE」のサウンドがこの1枚に。ボーナストラックとして書き下ろしオリジナルソング「I`ll...」を収録。
■ 発売元:株式会社デジキューブ
  販売元:株式会社ソニー・ミュージック ディストリビューション
タイトル発売日/データ解説
ファイナルファンタジーI・II
オリジナルサウンドトラック
10月23日
2,854円(税込)
SSCX-10071-2
 2枚組、62曲収録。初回限定:スーパーピクチャーレーベル仕様。プレイステーション移植によって新たに蘇る「ファイナルファンタジーI・II」の音の感動を、あなたの耳で感じてください。
■ 発売元:ランティス
 販売元:キングレコード
タイトル発売日/データ解説
機動戦士ガンダム戦記
オリジナルゲームサウンドトラック
10月23日
2,857円(税別)
LACA-5130
 プレイステーション2用ソフト「機動戦士ガンダム戦記/バンダイ」のBGMと、ガンダムガールによるイメージソングを収録したオリジナルサウンドトラックアルバム。

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[俺とGM]~ライターによる、GM思い出 暴れ語り~

●担当ライターが思い入れたっぷりにゲームとGMを語ります。


■ 合言葉は「コンゴトモヨロシク……」……「女神転生I・II 合体盤・召喚盤」

ジャケット写真01

 漫画まで載ってる分厚いインナーがうれしい。余談ですが友人の結婚式に出席したとき、インナー漫画を描かれた方と席が隣でちょっとうれしかった。ちなみに2次会も隣だった(自慢たれ)。「Labyrinth~午前2時の迷宮」(アレンジ)もいい曲です。こういう甘ったるい曲って大好きさー。これってコード2つしかないんですよね、だからよけいに途切れなく感じて甘いムードなのかも。

 今回のお題目は「女神転生」です。
 「メガテン」シリーズはまだ続いていますが、やはり私は初代と「II」の曲が一番好きですね。  

 当時のRPGのBGMというと、なんとなく古めかしいオーケストラが似合うような曲調が多かったような気がします。その中でファミコン用として発売された「女神転生」の曲はかなり異色で、特にインパクトがあったのが戦闘シーンのBGM。何故かバリバリのハードロックだったんですが、今にして思えば「コンピュータで悪魔を呼び出す」というシステムがちょっと現代風なので曲も今までとは変えてみたのかなー、と思います。
 初代「メガテン」ではまだ「ステージごとに合ったBGMを作りました」という感じなのですが、これが「II」になると舞台背景もサイバーパンク(そのころはやっていたかも)なのも手伝って全体的により現代風に、よりハードロックっぽく進化し、それが現在の「『メガテン』っぽい」曲のベースになっていると思うのですよ。
 今でこそなんでもアリのRPGの曲ですが、「メガテン」の曲のコンセプトは15年前にしてはとても新しい試みでしたね、いつ聴いても全然古臭くないもん。

 「メガテン」の曲ははっきりいって全部大好きです。特に好きなものをいくつか挙げるとしたら、初代では「Hellfire~炎の腐界」と「Battlefield~戦場」ですかね。
 「炎の腐界」は、その名のとおり背景が炎で包まれているステージで、思わず手をかざしてしまいたくなるくらい「アチチ」な雰囲気とBGMのハードなギターの音色が合っていていい感じです。
 「Battlefield~戦場」は戦闘BGMで、メガテンのルーツここにありともいえるべき曲。リアルタイムでメガテンをプレイしているときは何も考えずにただノリノリで闘ってましたが、稼ぎもあんまり苦痛じゃなかったのはこの「Battlefield~戦場」がスバラシかったせいなのでは? と、思ってみたり。「Beep」という雑誌におまけでついてきたソノシートにこの曲が収録されてて、毎日飽きずに聴いていたなあ、懐かしい記憶ですねえ。

 さて、「女神転生II」のほうはといいますと、ダントツで「Explorer~閉ざされた街」ですかねえ。
 この曲は3Dダンジョン汎用の曲なのですがはっきりいってとても地味なボロい曲です。どうしてダントツなのかといいますと、アレンジが激かっちょええからなんですよ。
 今回語っているCDは「女神転生I・II」というタイトルで2枚組でリリースされました。「召喚盤」と「合体盤」というセットで「召喚盤」はIとIIのオリジナル、「合体盤」は両作品からピックアップした曲のアレンジのみ、という構成になっています。
 この合体盤のほうに入っている「Explorer~閉ざされた街」のアレンジが兎にも角にもステキすぎる! オリジナルではただ地味だったイントロもキラキラした音色になり、そのあとにくるずっと継続して流れるシンセのリフも途中から倍音が重なってみたり、メロのバックのギターがヘヴィで気持ち良かったり。さらにすごいことにCメロまで付いている! そこのギターが超盛り上がっててまたよろしい。だんだんと音が重なっていってイントロのラス、小節の最後で「タン!」と、入るスネアを合図にそれぞれのパートがはじけるのがグッときますねえ。その他もいろいろ、ここまですべてがパーフェクトでハートにメガショックなアレンジって私的に初めてですねえ。

 アレンジってゲームミュージック好きな人には賛否両論だけど、オリジナルの曲のイメージを崩さずに良いところをより強調して作ってあればダメな訳ないんですよ。ハードのスペックや音源の限界にとらわれずにコンポーザーの人が作ったらこういうふうになるんだー、とあれやこれや想像しながら聴くのが楽しいもんです。
 「Explorer~閉ざされた街」も、ダンジョンの閉鎖感みたいなのは残しつつオリジナルが歩いて進んでいるんのに対してアレンジは駆け足で移動、のようなドライブ感がギターが加わることによって出たかなー、とか。よりせっぱつまった雰囲気を感じるなー、とか。

 「合体盤」は当時のボロっちいファミコン音源のBGMの雰囲気をこわさず、さらには「メガテン」のなんたるかもこわさず、良い部分ウリの部分を伸ばしてあげただけの、余計がないアレンジばかりだと思うんですよ。それなのにこんなに素晴らしいのは、アレンジャーさんが「メガテン」らしさとは何かを理解してくれていて、それだけは崩さないようにしてくれてるからでしょうね。実際そのコアなところさえ残しておけばどのゲームのアレンジ曲も絶対ヘンなアレンジにはならないと思うんですがねえ。

 そういう意味で大オススメの「女神転生I・II」(というか合体盤)なわけであります。今気がついたけど「Hellfire~炎の腐界」も「Explorer~閉ざされた街」も、コンポーザーの増子さんが「I」と「II」のBGMのなかで、それぞれ一番最初にできた曲だそうです。気合が伝わってきたのかもしれないですね。
 もうあんまり手には入らないかもしれないけど、ぜひ聴いてみてほしいタイトルです。

[Text : 遠藤 美幸]


■ 哀愁……「雷電2」

ジャケット写真02

94年3月18日、サイトロンレーベルよりリリースされた「雷電2」。ジャケットに、シビシビ電気が走ってて、す・て・き。1曲だけ未使用曲が収録されているんだけど、使用されなかったのがもったいない出来です。

 最近面白くて仕方ないのが、「雷電2」です。2台隣りで稼働している「怒首領蜂 大往生」を見るに、時代の流れと反対方向の遊びをしてるなぁと思います。そうなんですよ、太った当たり判定と、自機の鈍足っぷりに苛まれてます。

 「雷電2」は、縦スクロールシューティング。装備は段階を経て強力になっていき、最強状態のワイドショットとミサイルの組み合わせは強くて爽快! でも自機の速度が遅い上に、スピードアップも行なえません。画面いっぱいに広がるショットを撃ちまくっていても、横からちらりと顔を出す憎い戦車の弾1発で、さっくりやられちゃいます。
 自機の速度に任せて、何となくレバーをぷるぷるしてたら適当に避けちゃった、なんてことは極めて起こりにくいんです。そう、「大往生」や「ライデンファイターズJET」に慣れた体は、足の遅い自機を操る際の色んな約束ごとを忘れていました。もっとも上級者なら、足が速かったり、当たり判定の小さいゲームでも、そんな適当な避け方はしないと思うんだけど……。

 逆に言うと、敵の配置や攻撃パターンを覚えて対策を立てていくことで、私でも上達していける。敵の出現前から、前に出て張り付きに行けば、砲台に重なって弾を封じれば、ボスに重なって速攻で倒せば……生きられる。「雷電」シリーズは初代を最も遊んでいたので、その時学習したことを思い出しながら、改めて「雷電2」で遊んでいます。昔やったゲームのリハビリは辛いけど、「雷電2」は取りこぼしていたから私に取っては最新ゲーム同然で、面白いんですわ。

 「雷電」シリーズは、時代の流れと共に「ライデンファイターズ」シリーズへと生まれ変わって大きく変化しました。足の速い自機も増え、以前と異なる稼ぎ要素も注入されました。その変化は、BGMにおいても顕著だったのです。以前このコーナーでも書かせてもらった通り、「ファイターズ」シリーズはダンステクノを意識して作られてますが、それより昔の「雷電2」は、べったべたのGMという感じです。曲調は全体的に力強さと切なさが満ち溢れる感じ。「キーコンセプトは前作同様ミドルテンポのマイナー調」と、ライナーノーツには書かれてます。

 1面のメロディーの異様な切なさは、ゲームがスタートして早々、まるで死に逝く戦闘機乗りに送る鎮魂歌みたい(そりゃ言い過ぎ?)。 ドラムが「タンっタンっ」ていうより「ぽふっぽふっ」て聞こえるところや、低音部分がビリビリいってるところは、大いにツボです……にしても、何というかその、昔聴いていた頃に比べて正直言うと、ハマらない曲が増えました。そしてそれは、取り返しのつかない悲しい出来事のようにも思います……。勇ましいリズムよりも哀調が強すぎるように感じるんです。CDで聴くよりも実際にゲームをやったり、人のプレイを見ながら聴くのが、現在の私にとっては正しい「雷電2」の聴き方です。

 ぽけらーと聴いて純粋にカッコイイなぁと思う曲、それは2面と8面(同じ曲)のテーマ。1面はメロディーが盛り上がるまでに導火線が長いけど、2面8面は頭からメロディーが綺麗な色で泣いてます、リズムも頑張ってます、あぁ「雷電」っぽいという感じ。正当派シューティングとよく評される、このゲームに絶妙に合った曲です。あと、5面の曲も聴き心地良いですね。他の面とは別の色合いを持つメロディーの切なさに、じんわりきます。

 これら暮れゆく色合いのメロディは、ゲームの世界観を作るパーツとして、大いに力を発揮してると思います。自機の雷電2ったら、あの絶大な火力に加えて垂直離着陸が可能、いやそれどころか宇宙まで飛んでっちゃうのに、マイナー調で固められた曲群を聴くと、妙~にプロペラ機の空中戦の匂いを発してるように思えて……この脆弱な機体で生きて帰還できるのかしら、雷電2が私の棺桶となるのでしょうか、っていう切なさを抱かずにはいられません。「雷電」というネーミングからしてレトロというか旧日本海軍な感じで、三菱製? とか思っちゃうし、タイトルロゴだってこの通りずびびっと筆書きですから。
 地球を死守すべく、プラズマレーザーと拡散ボンバーを搭載し、雷電2は飛び立つ。そこへ近未来的な四足歩行の砲台ボスや、遙かに機動性に勝る敵機が雨あられと出現するなか、それでも雷電2は宇宙にまで行って、人類の未来を賭して戦う……というこの物語には、やっぱり悲哀の色がよく似合う。そりゃそうだ。

 だけど、曲だけで聴くと「何でこんな哀しげなんだろうなぁ、雷電2って」と思っちゃうのです。いかんともしがたいシビアさ、マゾっ気溢れる鈍足さと共に、その一貫したマイナー調にはヒロイズムが滲んでるのは確かで、複雑な気持ちになる、といったところです。

[Text : 河本 真寿美]

[GM情報瓦版]

★【「ドラゴンクエスト」ファンに朗報!
交響組曲「ドラゴンクエスト」コンプリートCD-BOX 2003年1月22日発売決定!】

 すぎやまこういち氏作曲、指揮、ロンドンフィルハーモニー管弦楽団演奏による珠玉の92曲を完全収録。CD7枚組+特製ボトルキャップ9個セット付き、豪華ハードボックス仕様ですぎやま氏による楽曲コメント入り。こちらは完全受注生産なので店頭にて予約しよう。予約締め切りは11月20日です。お早めに!

 くわしい情報はこちらまで

 「ドラゴンクエスト」音楽サイト
http://www.sonymusic.co.jp/Animation/DRAGONQUEST/index.html

[♪ Listeners VOICE ♪]

★【最近読者の声が少なくてさみしいGMお姉さんズに愛の手を!】

 突然ですが読者参加企画第一弾!
 かねてから取り上げてほしいという要望の多いセガの名作ドライブゲーム「アウトラン」のBGM人気投票をしちゃいます!
 ゲーム中に使用されている4曲、


「MAGICAL SOUND SHOWER」
「SPLASH WAVE」
「PASSING BREEZE」
「LAST WAVE」

 のうち、「これが好き!」というものを教えてください。ただ投票するだけでもよし、熱い語りを付けるもよし。「これは!」と、お姉さんたちがうなるようなコメントは大々的に紹介させてもらっちゃいます。あて先はこちらまで。集計結果などはこのコーナーで発表したいと思いますので、みなさんの1票お待ちしております!

♪ Writers PROFILE ♪

[1P]☆GMお姉さん[1P] ☆
遠藤 美幸(えんどう みゆき)
8月20日生まれ 獅子座 AB型

  趣味は読書、ゲームをプレイすること、お買い物、などなど。好みのゲームジャンルは3Dアクション。でも基本的にはノンポリ。面白いと思えばなんでもやる。私を語る上で欠かせないもの……「海」
 海はいいですねー! タヒチとか南国の海いいですねー! 夏の海で遊ぶのも好き、冬の海を眺めるのも好き。私の家系って漁師だったんですよ。屋号を「定蔵丸」といったらしい。そうか、体に漁師の血が流れてるから海を見てときめくのか。老後は海のそばで暮らしたいと思う今日この頃です。

最近の私……私の初恋の人は「宇宙海賊キャプテンハーロック」です。小学生の私に彼の(「彼」だって! キャー! )の言動や行動、ポリシーはあまりにも大人でワイルドでかっこよく見えました。アルカディア号の甲板掃除でもいいから一緒に船に乗って宇宙を旅したいと夢見ていたものです。どうやら私は「友情」とか「義」とかに命をかけられる殿方が好きなようです(趙雲しかり)。どこかにそんな人いないでしょうか。そして白馬に乗って私を迎えに来てくれないものでしょうか……。

[2P] ☆GMお姉さん[2P]☆
河本 真寿美(かわもと ますみ)
12月28日生まれ 山羊座 B型

好きなゲーム/下手の横好きシューティング。
近況/打ち合わせ室で、流浪の民であった我等ですが、最近は定まった作業スペースを与えていただき、安定して作業しております。ありがたや~。
 して、やっとこ4ボスを拝んだ「雷電2」は、ステージの構成やボスのモチーフが初代とほとんど同じで、今更新しく「雷電」を遊んでいる感覚に包まれ、人生薔薇色です。3面で1upする方法も友達に聞いたし。基板、消えませんように……。


(2002年10月6日)

[Text by 遠藤 美幸 河本 真寿美 Produced by 佐伯 憲司]


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