ラファエル
	ラファエルは相手の8Way-Runを封じていけば、縦斬りの連係で相手をリング際まで追い込みやすい。しかし、リングアウトを狙う場合、離れた位置から使っていく技がほとんどないため、相手に接近する必要がある。リングサイドから少々離れた相手も落とせるデッドリーホーネット(＋)をメインにして、この技の届く距離から中段の技も織りまぜてリングアウトを狙っていきたい。

●リングアウトを絡めた技チョイス

相手をリングサイドに追い込み、立ち状態の相手を落とすなら

・デッドリーホーネット(＋) 　相手の背後にリングサイドが見えてきたら、チェーンバイオネット(.)やヴォイスシェイパー()を使って8Way-Runを牽制。ただし、しゃがまれたり上段回避性能のある移動技でかわされやすいので、ロストタロン()やブラッドスライド()も利用していくこと。細かい牽制で足を止めた相手がガードで様子を見ようとしたところに、ラピッドタックプラス(..)で一気に距離を詰めてからデッドリーホーネットで投げを狙う。技をガードさせると強制的にしゃがみ状態にするため、相手がレバーを下に入れ続けていると投げを空振りする危険がある。また、ラピッドタックプラスの2発目までは上段なので、上段回避性能を持つ技で反撃されることも。前者にはラピッドタックプラスの後にリードジェザイル()を繰り出して相手が立ちガードへ切り替えるよう仕向けること。後者にはリードジェザイルの中段攻撃を使い、この後にタランテラタップキックやエボニータロンの下段を狙っていくか、ダブルフラップ(.)で立ちガードを強制してラピッドタックプラスからデッドリーホーネットを狙っていこう。それ以外は一拍おいてからデッドリーホーネットを狙う。それでもしゃがみガードを続けるようなら、ダブルフラップ(.)を使ったり、ワイヴァーンテールの中段攻撃を利用。また、ラピッドタックプラスの3発目にガードインパクトを合わせてくる相手もいるので、一度ラピッドタック(.)を使ってインパクトのタイミングをずらし、リードジェザイルかラピッドタックプラスで距離を詰めるのだ。 　リングを背にした相手はデッドリーホーネットを警戒し、で投げ抜けを狙ってくることが多い。一度でも投げ抜けされたのなら、相手をリングサイドに追い込んだ時の攻めに、ワイヴァーンテールの中段かタランテラタップキックやエボニータロンの下段を使って投げ以外の選択肢をつけていくこと。 　ちなみにラファエルの場合、相手の脇にリングサイドがある状況では、リングアウトを狙える有効な技がない。このようなときは、横斬りで相手の8Way-Runを牽制。こちらは8Way-Runで脇へと回り込み、相手の真後ろにリングサイドがくるように心がけること。 多少リングサイドから離れていても相手を落とせるのが強み。落とせなくとも、相手をリングサイドへと追いつめられる。ただし、しゃがみで簡単にかわされてしまうので、中段攻撃を織りまぜて相手に立ちガードを意識させておきたい ・タランテラタップキック() 　相手の真後ろにリングサイドがある状態なら、この技でもリングアウトが狙える。デッドリーホーネットを投げ抜けする相手にはこちらを使うといい。ワイヴァーンテールをでキャンセルしてファルコンスレイヤーの中段で攻めていき、ワイヴァーンテールの後に相手が立ちガードを意識するようになったらタランテラタップキックを使っていく。ただし、モーションが大きいため、慣れた相手にはガードされやすく、ガードさると反撃を受けやすいという欠点もあるので闇雲に使っても決まりにくい。リングサイド近くで、ドレッドバレル()を使って相手をダウンさせ、起きあがり直後にワイヴァーンテールかタランテラタップキックで上下の選択を強いる使い方が理想だ。 ・エボニータロン() 　タランテラタップキックと同じく、相手がリングサイドを背負っている状態で狙っていきたい。相手と距離をとったままリングアウトが狙え、切っ先を当てるようにすればガードされても接近戦に持ち込まれにくい。ただし、タランテラタップキックよりモーションが大きいので、素早い縦斬りなどで潰されやすいというデメリットがある。これをフォローするために相手と距離を置いてラピッドタックとヴォイスシェイパーなどで相手の動きを止め、ダブルフラップを多用して立ちガードを徹底的に意識させからエボニータロンで足下を攻めよう。また、起きあがり後に中段攻撃とエボニータロンの下段攻撃を使いわけ、立ちとしゃがみのガードに揺さぶりをかけていく手もいい。 ●これらの技も使っていこう ・ダイバーアルコン(ジャンプ遅出し) 　リングサイドまで追いつめた相手をリングアウトにできる。相手が起きあがる直前にジャンプして、ダイバーアルコンかダーククレッセント(ジャンプ遅出し)を使って、立ちとしゃがみガードへの揺さぶりをかけていくのが主な使い方。 ・ホーンテッドタロン(ステップアリエール中) 　アタックorバックステップカウンターでヒットすれば、真後ろにリングサイドがある相手を落とせる。ステップアリエール()で後退すると見せかけ、反撃しようとする相手を叩く。または、クリムゾントラドール(ステップアリエール中)の中段攻撃で、ホーンテッドタロンとの2択を狙っていこう。落とすことよりも、8Way-Runの牽制やしゃがみ状態を誘うための下準備として利用するといい。

相手をリングサイドに追い込み、しゃがみ状態の相手を落とすなら

・ワイヴァーンテール(＋) 　相手の真後ろにリングサイドがある状況で狙っていきたい技。デッドリーホーネットや下段攻撃をかわそうとしゃがんだ相手に対して有効だ。もし、ワイヴァーンテールのモーションを見てすぐに立ちガードに変更する相手なら、で技をキャンセルしてデッドリーホーネットで投げてしまうか、タランテラタップキックの下段へと切り替える。ワイヴァーンテールをキャンセルした後に、再びワイヴァーンテールを繰り出したりファルコンスレイヤーも使えば、相手のガードを揺さぶることができる。 　問題は繰り出すまでに少々間があること。モーションが大きいので、反応のいい相手には始動時の隙に素早い縦斬りで割り込まれてしまう。縦斬りなどを連発して暴れるタイプにも決めにくいので、まずは出の早いラピットタックで相手の攻撃を牽制。8Way-Rynで逃げようとするならチェーンバイオネットとロストタロンを使用して動きを止めること。ここからダブルフラップでたたみかけて立ちガードを意識させて、相手をガード一辺倒にしておきたい。それからワイヴァーンテールを使い、始めはキャンセルからのデッドリーホーネットでワイヴァーンテールの後に相手がしゃがむようにしておく。キャンセルを意識させれば、ワイヴァーンテールにガードインパクトを合わせるタイミングがとりづらくなるといった効果もある。次からは、ワイヴァーンテールを出し切るか、キャンセル後にファルコンスレイヤーでしゃがみガードした相手を浮かせてリングアウトを狙っていこう。 　ワイヴァーンテールをガードされた場合は反撃を受けるので、乱用すると立ちガードで様子を見られると、キャンセルしてもなどの攻撃で次の技を潰されてしまう。できるだけ使用を控え、デッドリーホーネットやエボニータロンといった、立ちガード用の技を使ってしゃがみを意識させ続け、たまにワイヴァーンテールを狙っていくようにすること。 キャンセルからの変化をメインに考え、たまに攻撃を出し切って見るといった利用法でいこう ・ファルコンスレイヤー() 　切っ先を当てるように使って、真後ろにリングサイドを背負った相手を落としていく。ワイヴァーンテールよりモーションがコンパクトで、大きく踏み込むこともないので中距離からリングアウトを狙っていく時に有効だ。ただし、8Way-Runで簡単に回避されるうえ、慣れた相手にはワイヴァーンテールと同じくモーションを見てからでも立ちガードで簡単に防がれる。同じくらいの距離から使えるエボニータロンで、相手の足下を攻めてしゃがみガードを意識させてからファルコンスレイヤーを狙っていくといい。ヴォイスシェイパーで相手の8Way-Runを牽制した後に、エボニータロンで足下を攻めるか、これを嫌ってしゃがんだ相手にファルコンスレイヤーを狙っていく。 ●これらの技も使っていこう ・カダベラスフェザー() 　相手を後方に吹き飛ばすので、相手の背後とリングサイドに多少の間があってもリングアウトを狙える。ただ、モーションが大きくて8Way-Runでかわされやすい。横斬りで8Way-Runを牽制した後に、後退すると見せかけて使っていこう。 ・クリムゾントラドール(ステップアリエール中) 　カダベラスフェザーと同じく、相手を後方にはじき飛ばせるので、リングサイドと相手との間に多少の間があってもリングアウトが狙える。もちろん、相手の背後にリングサイドが見えることが条件。ホーンテッドタロンで足下を攻めていき、しゃがみガードを意識させてから使っていくと決まりやすい。ただし、アタックorカウンターヒットでないと相手が吹き飛ばないため、ステップアリエールを見てから反撃を仕掛けてくる相手ぐらいにしか狙えない。 ・アンブレスクローキック(ステップアリエール中) 　アタックorバックステップカウンターでヒットすれば、上に挙げた2つと同じ状況でリングアウトが狙えるうえ、回し蹴りなので対8Way-Runにもなる。クリムゾントラドールを8Way-Runでかわそうとする相手にはこちらを使っていこう。 ・ダーククレッセント(ジャンプ遅出し) 　リングサイドが相手の真後ろにある時にドレッドバレルなどでその場のダウンをとったら、相手の起きあがりに合わせてジャンプ。着地際にダイバーアルコンの下段かダーククレッセントの中段で、起きあがり後のガードに揺さぶりをかけてリングアウトを狙っていこう。

 
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(2002年8月11日)

[Reported by SCII攻略チーム]