レベッカとビリーふたりのキャラクタを使用する「biohazard 0」

予価：7,800円

　株式会社カプコンはニンテンドーゲームキューブ用ソフトとして「biohazard 0」を11月下旬に発売する予定。予定価格は7,800円。

　今作では「バイオハザード」シリーズの“原点”が描かれることとなる。主人公は、シリーズ1作目でクリスを助けて活躍したS.T.A.R.S. ブラヴォーチームのレベッカ。彼女はラクーンシティ郊外のアークレイ山地にて人が喰い殺されるという奇怪な事件の調査のため、チームの一員として出発する。しかし、チームを乗せたヘリは、現場近くの森でエンジントラブルを起こして墜落してしまい、チームはすべての装備を失ってしまう。ヘリから脱出したチームは、大破した軍の囚人護送車と、惨殺された海兵隊員を発見。ブラヴォーチーム隊長は、護送されていた元海兵隊員ビリー・コーエンの行方を追うようチームに指示を出す。この事件が、やがてラクーンシティーすべてを巻き込む大事件へと発展するとは誰ひとり予想できなかった……。

今までの登場人物とは少し毛色の違った姿をしている謎の男。彼の正体とは?

　プレーヤーはレベッカともうひとりのキャラクタ、ビリー(ビリー・コーエン)を使い、事件に立ち向かっていく。ふたりのキャラクタの操作はリアルタイムで変更することが可能で、この「パートナーザッピング」というシステムが今作最大の特徴だ。例えば食料運送用のエレベーターの中にアイテムを入れて、もうひとりが上の階で受け取るというような、「連携」もできる。また、共に行動をするときにはパートナーに「命令」する事もできる。今までひとりで立ち向かっていた恐怖にパートナーと挑むことで、今までのシリーズとはまた違った感触をプレーヤーにもたらすだろう。

　右のCGイラストは、今作の鍵を握る「謎の美青年」の姿である。今のところ詳細は全く明らかにされていないが、白くとがった独特のデザインの服、青い石のついたペンダント、素足など、今までの「バイオハザード」シリーズとは少し違った外見を持つキャラクタだ。彼は一体何者なのか? 今後の続報に期待してほしい。
　また、新しい敵「ヒル」の姿を収めたスクリーンショットも公開された。卵から誕生し、速いスピードではい回り、プレーヤーを襲うヒルの姿は、生理的嫌悪を我々にもたらすだろう。

【ヒル登場!!】
この3点の写真はヒル出現のCGムービー。レベッカの前でおびただしい卵が孵化していく。生理的嫌悪をもたらす粘液質の表現に注目
ヒルは高速で這い回り、飛びかかってくるだけではなく、天井から落ちてくることも。体にとりつかれると、血を吸われ、体力を減らされてしまう
【その他のスクリーンショット】

(C)CAPCOM CO., LTD. 2002 ALL RIGHTS RESERVED.

□カプコンのホームページ
http://www.capcom.co.jp/
□「biohazard 0」 公式ページ
http://www.bio-h.com/

(2002年8月9日)

[Reported by 勝田哲也]