今までの初心者講座では対戦の基本的な立ち回りを中心に送ってきた。相手との牽制や空中制御など、身につけていけばいくほどこのゲームの上達に繋がる部分。しかし、立ち回りが上手でも「連続技による一発」の威力が大きい本作においてはレバー入力の正確さも問われるという事を忘れてはならない。例え、相手に上手に小技を当てる事ができても、そこから確実に連続技を決められるかどうかは別の話なのだ。 　そこで、今回は初心に返って「連続技入力」の正確性について見てみよう。どうしても基本的な連続技が安定しない、という人は一度振りかえってみてほしい。

ガトリングコンビネーション編
【チェック1】：ボタンを連打していないか
　ガトリングコンビネーションは「GGXX」の核となるシステムのひとつ。これをマスターできない事には連続技で一発を狙う事ができない。基本的なガトリングコンビネーションはタイミング良く、【P → K → S → HS】などの順番にボタンを押す事で発生するが、ここで注意しなければならないのは決して連打でボタンを押さない事。

　ボタンを連打しても出る場合はあるが、いくつもの欠点がある。

・別の通常技のガトリングルートに繋がって通常技が暴発する
・ボタンを連打で入力するために、必殺技などを連続技の最後に入力する際に余裕がない

　などなど、ハッキリ言ってほとんどいい事はない。必ず、ボタンを1度ずつ、タイミング良く押すように気をつけよう。ゲームセンターでできない場合は家庭用であらかじめ入力するようにするといい。特に初心者に多く見られがちなので注意。

【チェック2】：ボタンを押すのが遅すぎないか
　ガトリングコンビネーションはボタンを押すのが早すぎてもダメだが、遅すぎてもダメ。ただ、どちらかといえばボタンを早めに押すようにした方が成功率はいい。というのも、ガトリングはタイミング良くボタンを押す、と言っても前の技の最中にコマンドを押せば入力を受け付けていてくれるからだ。

　例えば、あるキャラの【K → S】という連携があったとする。この時に、Kの攻撃モーションが出たら、すぐにSボタンを押しても基本的には連携は成立してしまう。あらかじめ、早めに入力（これを先行入力という）するようにクセをつけよう。こちらの技が終わるのを見てからボタンを押すと、手遅れな上に通常技が暴発しやすいので危険だ。

必殺技キャンセル編
【チェック1】：レバーの入力が遅すぎないか
　必殺技は特定の通常技にキャンセルをかけられるので、このゲームの連続技のフィニッシュに有効になってくれる。しかし、ガトリングコンビネーションや単発の通常技から必殺技を出すには正確な入力が必要。この時、失敗する場合が多いという人はレバーの入力が遅すぎないか、という事に気をつけてみよう。
　ボタンをひとつ押す場合と違い、必殺技のレバー入力にはそれなりに時間がかかる。【通常技ボタン入力　→　必殺技レバー入力　→　必殺技ボタン入力】という流れになる事をまずは頭に入れよう。

　ここで注目するべきな内容は、

A：通常技ボタン入力 → 必殺技ボタン入力の間にはあまり時間が経っていない。
B：必殺技のレバー入力は通常技ボタン入力より前から入力しても大丈夫。
C：必殺技は仮にレバーを入力してもボタンを押さなければ発生しない。

　つまり、レバー入力はかなり早めでも大丈夫なのである。

　通常技を見てからボタンを押すのではなく、あらかじめレバーだけ入力するようにしよう。技がヒットしたか、ガードしたかを確認したい場合も、「ボタンを押さなければ必殺技が出ない」という事を利用すれば大丈夫だ。

【チェック2】：ガトリングコンビネーションに原因はないか
　ガトリングコンビネーションの最後の通常技から必殺技を出す場合は入力が重要。連打してたり、ガトリング自体が不安定だったりすると必殺技がかなり出にくい。

【チェック3】：レバーの入力は正確か
　レバー自体の入力の正確性が連続技失敗の原因になる場合もある。特にというコマンドを出そうとして、というコマンドが出てしまう場合が多い。
　レバーには受付時間があるのであまり遅すぎてもいけない。自分でタイミングを掴みつつ、正確に入力にできる練習をする事が必要。ほとんどの上手なプレイヤーも、最初はコマンド入力が手につかなかったという経験をしている。是非とも諦めずに練習するようにしよう。

空中連続技編
【チェック1】：空中でもガトリングコンビネーションは地上と同様
　地上のガトリングコンビネーションと同様に空中のガトリングも連打ではなくタイミング良くボタンを押す事が重要。空中の連続技を狙えるような状況からはキッチリと連続技を入れられるようにしよう。

【チェック2】：ジャンプキャンセルはタイミング良く
　通常技の中にはジャンプキャンセルが可能な技がある。これを利用して空中連続技は、【地上技 → ジャンプ → 通常ジャンプ連続技 → 2段ジャンプ → ジャンプ連続技】といった流れを汲む事が多い。
　ジャンプキャンセルの入力はどちらかというとガトリングコンビネーションのボタンを押す事に感覚が近い。通常技のモーションから突然、ジャンプが出るような感覚なので早めにレバーを入力するようにしよう。また、ジャンプ後はすぐに攻撃できるようになるので、そこから連続技を入れる際にはすぐに相手の位置にあわせてボタンを押そう。

【チェック3】：相手のキャラクタをキッチリと見よう
　このゲームはキャラクタによって重さが違うために重力のかかり方が違う。これは地上連続技でもそうだが、中にはキャラ限定の連続技もあるので、正確性だけが連続技失敗の原因ではない。それをキッチリと覚えておくようにしよう。腕だけでなく知識も連続技には必要なのだ。

大切なのはコツコツ練習して基本をマスターすることだ
　とりあえず、基本的な連続技を安定させるにはこれらの行動が重要になってくる。さらにここに覚醒必殺技やロマンキャンセルなど、独特のシステムが混ざってくるのがギルティの売り。
　上達するためには是非とも基礎の部分にある入力をマスターして連続技を手に覚えさせるようにしよう。